楽天モバイル、APN「vdm.jp」ユーザーにAPN設定変更を案内。11月30日以降「vdm.jp」でのデータ通信は不可に。

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楽天モバイルは、APNが「vdm.jp」を使っている方に、APNを「rmobile.co」に変更するように案内しています。「vdm.jp」対象者は11月30日までに変更しないと使えない状態となってしまうので注意してください。

情報源【重要】ネットワーク環境変更に伴うAPN設定変更のお願い - 楽天モバイル

対象はvdm.jpだけ

楽天モバイルは、現状、ユーザーの契約時期、契約種別で3つのAPNが存在してます。3つのAPNは下記の通り。

  • vdm.jp
  • rmobile.co.jp
  • rmobile.co

この3つのうち「vdm.jp」は現在、契約できず、既存ユーザーのみとなっています。「rmobile.co.jp」の場合、格安スマホ(端末とSIMセット)で契約した場合、「rmobile.co」はSIM単体で契約した場合など、現状でも契約可能となっています。

で、vdm.jpは現在契約できない状態ですが、既存ユーザーが多く存在すると思われます。この方を対象に「rmobile.co」への変更を促していることになり、既存ユーザーでvdm.jpを使っている方は必ず変更が必要になるので、11月30日までにとは言わずに早めに変更しておくとよいかもしれません。

APN変更でサービス仕様が変更に

ただ、この変更によって、サービス仕様や速度などが今までとは異なってきます。
というのは、APNが「vdm.jp」はMVNEがNTTPCコミュニケーションズですが、「rmobile.co」は楽天コミュニケーションズとなり、回線の借入先が異なります。これに伴って、「速度が異なる」「低速時の直近3日間のデータ量をカウントするかどうか」「バースト機能」「3G端末での利用」などの大きな違いが出てくるので、注意しましょう。

APN変更に伴う主な違いは下記の通り。

vdm.jp rmobile.co
MVNE NTTPCコミュニケーションズ 楽天コミュニケーションズ
バースト機能 なし 通信開始時の75KB分は高速通信可能
(通信速度制限時含む)
高速通信ON/OFFの適用 適用対象:当月容量、繰り越し容量
適用対象外:容量追加パックでのご購入容量
すべての高速通信容量が適用対象
メンバーステーションにアクセス時の高速通信容量の使用 高速データ容量を使用 高速データ容量は使用しない
3日間制限時の規制解除 容量追加パックで可能 不可
3日間制限の対象の通信量 低速モード(200kbps)時の通信量は3日間制限の対象外 低速モード(200kbps)時の通信量も3日間制限の対象
3G専用(LTE非対応)端末 可能 不可

速度に関しては、MVNEが異なるため、全く違うものとなります。

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その他、バースト機能など機能面での違いが結構あることが分かりますが、一番困るのが、3日間制限時の規制解除と、低速(200kbps)時にも3日間制限の通信量にカウントされてしまう点ではないでしょうか。

rmobile.coで3日間制限が厳しく

楽天モバイルでは3日間制限を設けていますが、「rmobile.co.jp」と「rmobile.co」は低速時(最大200kbps)でも3日間制限の通信量のカウント対象となっており、他の格安SIMの3日間制限よりも厳しい印象です。

「vdm.jp」では対象外だったので、低速通信をずっと行っていても特に支障がなく使えていますが、「rmobile.jp」に変更することで、低速で使い続けていて、いざとなった時に高速データ通信に切り替えても、3日間制限に引っかかり低速のままといった自体になる可能性があります。こういった使い方をしている人は注意が必要です。

3G端末が使えない

「vdm.jp」では使えていた3G端末が「rmobile.co」に変更することによって使えなくなります。

格安SIMが流行りはじめ、格安な端末として3G専用のSIMフリーがそれなりに発売されました。今はすっかり低価格なSIMフリーでもLTE対応となっていますが、Priori 3やAuBee elm.など、3G専用端末を使っているユーザーはLTE端末に乗り換えるか、楽天モバイルを解約するしか対応策がありません。

まとめ

新しいAPNになるrmobile.co.jpや今回変更対象となるrmobile.coでは、3日間制限の仕様が厳しくなっていることから、わたしは、「vdm.jp」の楽天モバイル契約を残したままで運用しています。速度的には1日を通して見てみると、rmobile.coのほうが優位かなと思う部分もあるのですが、仕様に関しては断然vdm.jpの方がよいと思っていたので、今回の施策は非常に残念かも…。

とは言っても、MVNEの違いによって仕様が異なる、同じ値段を払っていて差が出ること自体あまり良くないのも事実。タイミング的にvdm.jpが契約できなくなって1年以上経つ(?)と思われるので、音声SIMを契約ユーザーも違約金なしで他社に移ることができるこのタイミングだったのかなとも。

まあ、とにかく、使い勝手が変わってくるのは事実ですので、「vdm.jp」を使っているユーザーは今後どうするのかを今のうちに検討しておいた方がよいかもしれません。

ちなみに、現状でAPNを「vdm.jp」を「rmobile.co」に変更して運用することも可能となっているので、11月30日まで、自分の使い方にあっているか試してみるとよいと思います。
(ただ、rmobile.coで運用しても、使用したデータ容量などがアプリで反映されていない気がする…)。

追記:
1日ほどrmobile.coで運用してから、vdm.jpに戻してみたのですが、vdm.jpでは通信が出来なくなっていました。一旦rmobile.coで運用するとvdm.jpに戻すことができない可能性があるので、一回rmobile.coを試してみようという方は注意した方がよいかも。

情報源:

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