現在開催中(2014年10月29日〜31日)の「第4回 スマートフォン&モバイル EXPO」で、格安スマホ「freetel」を展開するプラスワン・マーケティングが、『フリモバSIM』という名称で格安SIMサービスに参入することが分かりました。現時点(10月30日)では、プラスワン・マーケティングからの公式リリースはないため、分かっている情報だけお伝えします。
プラン詳細
プランは、データ専用プラン「フリモバNET」と、音声通話機能付きプラン「フリモバCALL」が存在します。
容量 | フリモバNET(データ通信専用) | フリモバCALL(音声通話機能付き) |
---|---|---|
1GB | 680円 | 1,280円 |
2GB | 880円 | 1,480円 |
3GB | 1,280円 | 1,780円 |
5GB | 1,980円 | 2,480円 |
7GB | 2,580円 | 2,980円 |
現時点では、最安プランと言える月額料金になっています。
ただし、低速時は128kbpsに制限されるとのこと。現時点で低速制限などの規制事項は不明です。
縛りに関しては、「フリモバNET」はなし、「フリモバCALL」は不明です。(あると思われます)
また、いつから提供開始なのかも現時点で分かっていません。
MVNEはどこ?
最安のMVNOになる予定ですが、現時点では不明点が多く、多くのことが判断できません…。そんな状況ですが、一番の懸念事項はデータ回線の提供元(MVNE)と回線速度です。いくら最安でも、回線速度が遅ければ意味がありませんよね。
個人的な予想ですが、MVNEは『Freebit』ではないかと思っています(あくまで個人の予想です)。
理由は「freetel」の公式サイトでは、端末とSIMのセット販売がされていますが、販売されている格安SIMは『U-Mobile』のものになります。
また、プラン内容(高速通信量や低速時の速度)を確認してみると、『U-mobile』と同じ設定なのでMVNEである「Freebit」(フリービットのASP型MVNO導入支援パッケージ「YourNet MVNO Pack」)の可能性が高いのではないでしょうか。
まとめ
現在、大手MVNOが良いサービスを提供するようになり、弱小MVNOが振り落とされる形になってきました。
そんな状況の中、『フリモバSIM』は『OCN モバイル ONE』や『IIJmio』などの大手MVNOを脅かすようなサービス内容にはならないと思われます。安定した回線、アプリの提供や高速通信ON/OFF切替の提供には一定の時間が掛かる、あるいは提供がないことも考えられます。
また、プラスワン・マーケティングが展開している「freetel」ブランドの端末には、freetel nicoやfreetel XMがあり、新しいブランドながらも大手家電量販店やMVNOの端末セットとして使用されているため、知名度は上昇中です。格安SIM事業を開始する上で、他社MVNOがfreetel端末をセット販売をしていますが、(競合他社の端末になるため)今後も扱うのかも気になる所。
個人的な印象
最後に少し余談ですが、プラスワン・マーケティングに対する『個人的な意見』です。
プラスワン・マーケティングが展開するfreetelブランドで発売されいた格安スマホ『freetel nico』は、「予約キャンセル不可」の先行予約を行い、当初予定していた発売日には端末が発売されませんでした。
更に酷いことに、発売日の延長を2回行い、不具合がある端末を発売しました。予約者からかなり不満の声がありました。
また、公式サイトで不都合のある情報は消された経緯もあります。(freetel nicoのニュース情報が削除されています。)こうした経緯があるので、かなり信用を失っているユーザーも多いと思います。(私もその一人で、申し訳ないですが全く信用していません…。)
なので、格安SIMサービスを始めたとしても、サービス内容にあまり期待ができないというのが正直な感想です。
以上、私的な内容も含んでしまいましたが、『フリモバSIM』が新規参入することの紹介でした。
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