ahamoのプラン・機能オプションなどを徹底解説

NTTドコモが運営するオンライン専用ブランド「ahamo（アハモ）」。このページでは「ahamo」のプラン・MNP・機能オプションなどをまとめています。

ahamo（アハモ）は、NTTドコモが運営するオンライン専用ブランド。NTTドコモが運営するブランドは「ドコモ」と今回紹介する「ahamo」があります。

ahamoができた背景としては、2020年10月末に総務省が携帯値下げへの改革案、モバイル市場の公正な競争環境の整備に向けた「アクション・プラン」を発表。このアクション・プランを受けて、ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリア3社がオンライン専用である料金を抑えた新ブランドを展開してきました。

ahamoの特徴・メリット、デメリット

ahamoの料金体系

	データ容量	月額料金	低速時
プラン	20GB	2,970円	最大1Mbps

国内通話料	22円/30秒

かけ放題	内容	月額
5分かけ放題	5分/回以内の国内通話が無料	無料
かけ放題オプション	無制限でかけ放題	月額1,100円

共通項目

SIMサイズ、種類	nano/micro/標準SIM/eSIM
最低利用期間	なし
高速データ通信ON/OFFの切り替え	×
データチャージ	550円/GB
SMS送信料	国内: 3.3円〜/1通
SMS受信	無料
複数回線	最大5回線
メールアドレス	キャリアメールの提供なし

各手数料

契約事務手数料	無料
SIMカード再発行手数料	0円
eSIM再設定手数料	0円
SIM交換手数料	0円
違約金（契約解除料）	0円
MNP転出手数料	0円
番号移行手数料	0円

支払い方法について

支払い方法	クレジットカード、口座振替

多くのMVNOではクレジットカード払いしか対応していませんが、キャリアのNTTドコモが運営するahamoではクレジットカードに加え、口座振替にも対応しています。

クレジットカードが持てない人、持ちたくない人でも口座振替で利用できるので、より多くの方が利用できると思います。

初月は日割り計算？それとも無料？データ容量は？

ahamoでは新規、MNP乗り換えで月の途中で加入した場合、開通日から月末の料金で日割りされます。ただし、データ容量は日割りではなく、20GBの全容量がもらえます。

月額料金が日割りになる格安SIMではデータ容量も日割り計算になるところもある（IIJmioなど）ので、これは嬉しいところですね！

解約時は日割り計算？満額支払い？

月の途中で解約した場合、月額料金は日割り計算されずに満額の支払いとなります。なので、ahamoから他社に転出、解約する場合は月末の方がよいでしょう。

ドコモショップでahamoの申込みをサポート。ただし、有料

ahamoはオンライン専用ブランドですが、ドコモオンラインショップでahamoの申込みをサポートしています。ただし、有料サービスとなります。

サービス名称	利用料金	サポート内容
ahamo WEBお申込みサポート	3,300円	ahamoの新規ご契約、他社からのおのりかえ、ドコモのギガプラン等からの料金プラン変更のお申込みをサポート
ahamo WEBお手続きサポート	3,300円	ahamoご契約後の各種お手続きのお申込みをサポート

「ahamo WEBお申込みサポート」「ahamo WEBお手続きサポート」の開始および故障受付チャネルの拡大について

キャリアメール（MMS）はなし

ahamoではキャリアメールの提供がありません。なので、メールを利用する場合はgmailなどを利用しましょう。

高速データ通信ON/OFFの切り替えは不可

MVNOの格安SIMなどには速度を切替可能（低速時に高速データ容量・ギガの消費なし）なものが多く存在しますが、ahamoでは切り替えができません。

オンライン専用ブランドのahamo、LINEMO、povoではどれも高速データ通信ON/OFFの切り替えは対応していません。

留守番電話や割り込み電話などの通話系のオプションはほとんど対応せず…

留守番電話・転送電話は対応していません。これはLINEMO、povoと同じくキャリアのオンライン専用ブランドのデメリットです。

格安SIMでは通話周りの機能が非常に充実しており、留守番電話・転送電話が対応していない格安SIMはほとんどない状況です。

年齢認証は可能？

https://twitter.com/ahamo_official/status/1362743075643211778

LINEの年齢確認は可能と回答しています。

eSIMも選択可能！

ahamoではeSIMの取り扱いもあります。

新規、MNP乗り換えユーザーはオンラインで完結しますが、ahamoユーザーで物理SIMを利用している方がeSIMに変更しようとするとオンラインではできず、ドコモショップで変更する必要があります（通常はオンラインで解決するのですが、ずっとメンテナンスでオンラインではできません。2022年3月現在）。

eSIMのプロファイルの再発行は現時点（2022年3月時点）では無料となっています。

ahamoの通信品質はドコモと同じ。格安SIMより断然よい

ahamoの通信品質はドコモと同じです（ちなみにAPNもドコモ本家と同じです）。

Twitterなどでahamoの情報を見ていると、多くの方がahamoで絶賛しているようです。ドコモの安定した回線品質で料金が安いことがやはりメリット。

ahamoを格安SIMと勘違いしている方もいるようですが、ahamoはドコモと同じ回線品質です。格安SIMでは平日12時台に必ず速度低下が起こります。ドコモ品質のahamoではそのような現象はほとんどありません。（ただ、混み合う時間帯に人が多いところであったりすると基地局に接続する人数が多くなったりする関係で速度低下することはありえます。これに関しては、ドコモ、auも同じなのでahamo、povoも同じと言えます。）

キャリア品質回線が安く利用できるので、格安SIMよりも速度面では断然おすすめできます。

Twitterでの評判、評価

Tiwtterでの評価を集めてみました。

ahamo まとめ

どんな人にahamoがおすすめかというと、ギガは大容量（20GB）、通話は5分以内に終わることが多い人。それでいて一番重要なのは「回線品質が安定してる」こと。ahamoはドコモが運営するオンライン専用ブランド。格安SIMではありません。

格安SIMとの違いは、格安SIMでは平日12時台は確実に速度低下が起こり、使い勝手が悪いと感じるレベルまで速度低下が起こりますが、ahamoはドコモが運営しているのでそんなことはありません（それでも多少はトラフィックが増えて速度低下が起こりますが、快適に利用できる速度を保っていることがほとんど）。

と、回線品質という点で格安SIMとは大きな違いがあり、ahamoの大きなメリットの一つです。

ただ、デメリットとしては5分通話無料が付いているとは言え、超過後は22円/30秒となっています。多くの格安SIMでは11円/30秒を実現しているのでデメリットと感じる人も多いでしょう。また、留守番電話などの機能がなく、通話関連の機能が弱いというのは否めません。

キャリアのオンライン専用ブランドとしては、その他にLINEMOやpovoがありますが、一番特徴がない=シンプルなのがahamoかなという印象です。LINEMOはLINEがギガのカウントをしないLINEギガフリー、povoはpovo2.0となりプリペイド形式のような使い勝手になり、それぞれに差別化を図っています。そんな中、ahamoは非常にシンプルでプランは1つだけです。かけ放題5分付きが特徴的となる形でしょうか。

キャリアのオンライン専用ブランドで一番契約数が多いと言われているahamoですが、人気の理由は分かりやすさとやはりドコモブランドということでしょうか。また、dカードでの特典などもあるので、それらと合わせるとお得感があると思います。