この記事ではデータシェア、データギフトができる格安SIMやサブブランドをまとまてみました。

「家族全員で加入してデータをシェアして利用したい!」「余ったパケットを分け合いたい!」と思っている方は是非参考にして回線選びをしてみてください。

データシェアの方法と種類

データシェアの方法として、大まかに分けると3パターンあります。パターンは下記の通り。

データシェアできる格安SIM一覧
  • 【タイプ1】だれとでもデータをシェア、ギフトできるタイプ
  • 【タイプ2】主回線のデータ容量を追加したSIMと分け合うタイプ
  • 【タイプ3】主回線のデータ容量と主回線に紐付いた回線(子回線や同一ID契約など)のデータ容量を共有するタイプ

各格安SIMによって、データシェアの方法や仕様が異なります。家族でしか分け合えない格安SIMもあれば、誰とでも分け合えたりとかなり柔軟性の高い格安SIMもあったりと多種多様です。

特に家族全員で乗り換えてシェアしたいと考えている方などはよく検討してから契約することをおすすめします。

データシェアできる格安SIM一覧

では、データシェアできる格安SIMを確認してみましょう。

データシェアできる主な格安SIM、サブブランド一覧
  • IIJmio
  • OCNモバイルONE
  • mineo
  • ワイモバイル
  • BIGLOBEモバイル
  • nuroモバイル

OCN モバイル ONE【タイプ2】

OCN モバイル ONEでは「容量シェア」という名称でサービスを展開しています。データシェアの方法と種類で解説した【タイプ2】の方法で、主回線のSIMにシェアSIMを追加し、主回線のデータ容量を分け合うパターンとなります。

項目 内容
シェア可能プラン すべてのコースで容量シェアが可能
シェアSIMのタイプ 音声SIM、データSIM、SMS対応SIM
追加可能枚数 最大4枚まで
MNPの利用 可能(利用名義をすべて同じ名義に変更してから)
SIMカード追加手数料(1枚毎) 0円
SIMカード発行料 433.4円
項目 月額料金
シェアSIM(音声) 572円
シェアSIM(SMS) 572円
シェアSIM(データ専用) 440円

初期手数料はSIMカード発行料433.4円のみとなります。

OCN モバイル ONEのシェアSIMのメリットは音声対応シェアSIMの基本料が安く、月額572円から利用することができます。

また、子回線にMNP可能で音声SIMが利用できます。自分が親回線となり、子供を子回線にすることも可能です。しかし、利用名義をすべて同じ名義に変更してから乗り換える必要がある点に注意してください。

公式サイトOCN モバイル ONE

BIGLOBEモバイル【タイプ2】

BIGLOBEモバイルでは「シェアSIM」という名称でサービスを展開しています。データシェアの方法と種類で解説した【タイプ2】の方法で、主回線のSIMにシェアSIMを追加し、主回線のデータ容量を分け合うパターンとなります。

項目 内容
シェア可能プラン 3GB以上のプラン
シェアSIMのタイプ タイプA(au回線)、タイプD(ドコモ回線)
追加可能枚数 最大4枚まで
MNPの利用 可能
SIMカード追加手数料(1枚毎) 3,300円
SIMカード発行料 433円
項目 月額料金
シェアSIM(音声) 990円
シェアSIM(SMS) 352円
シェアSIM(データ専用) 220円 ※タイプA(au回線)はなし

BIGLOBEモバイルでは、1枚追加するごとに手数料3,300円とSIM発行料433円が発生します。初期費用はトータルで3,733円となります。

BIGLOBEモバイルのシェアSIMのメリットは、データ専用のシェアSIMが月額220円とかなりコスパが良い点。

その反面、デメリットとして音声対応シェアSIMの基本料が月額990円と他の格安SIMと比べ割高に設定されている点です。月額990円であれば、シェアSIMじゃなくて(しかもBIGLOBEモバイルではない)他のプラン、サービスを選んだ方がよいのではないかと思います。シェアSIMはMNPで乗り換え可能ですが、この基本料だとちょっと高すぎるかな…というのが管理人の本音です。

BIGLOBEモバイルのシェアSIMには注意点があり下記の通り。

  • データSIMまたはSMS機能付きデータSIMを利用の場合、シェアSIM(音声)を追加することは不可。
  • シェアSIM(音声)の場合、SIM毎に最低利用期間あり。シェアSIM(音声)毎にサービス開始日から、サービス開始月の翌月を1カ月として12カ月目までの最低利用期間が設定されており、最低利用期間内に解約すると音声通話サービス契約解除料としてSIM1枚あたり1,100円が発生。

格安SIMの音声通話SIMで最低利用期間を設けているところは現在BIGLOBEモバイルぐらいです。このあたりはデメリットとなります。

【BIGLOBEモバイル】お得な特典実施中
BIGLOBE モバイル

IIJmio【タイプ3】

IIJmioでは「データシェア」「データプレンゼント」という名称でサービスを展開しています。データシェアのタイプとしては、データシェアの方法と種類で解説した【タイプ3】の方法で、主回線のデータ容量と副回線のデータ容量を共有するタイプとなります。

データ容量シェアとは、同一mioID内で契約する回線のデータ容量をシェアできる仕組み(最大10回線)。回線のタイプ(ドコモ回線、au回線)が異なっていても容量をシェアすることが可能です。

データプレゼントとは、同一mioID内で契約する回線のデータ容量をプレゼントできる仕組み。月初に付与されるデータ容量(バンドルクーポン)も追加データ容量(追加クーポン)も全てプレゼント可能で、10MB単位で指定可能で有効期限は引き継がれます。

IIJmioのデータシェアは主回線、副回線共に通常のプランを契約して、それぞれのプランの総容量でデータシェアする形をとっています。なので、子回線専用のプランなどがあるわけではなく、2回線目以降も通常プランの月額料金が発生します。

注意したいのは、どちらとも同一mioID内でしかシェア、プレゼントできないという点。mioIDが異なる人同士では利用できません。

項目 内容
シェア可能プラン すべて
シェアSIMのタイプ タイプA(au回線)、タイプD(ドコモ回線)
シェア可能回線数 10回線
MNPの利用 可能
SIMカード追加手数料(1枚毎) 3,300円
SIMカード発行料 433円

月額料金は各プランの月額料金に準じます↓

プラン名 音声 SMS付き データSIM
(タイプDのみ)
eSIM
(データ専用、タイプDのみ)
2ギガプラン 858円 858円 748円 440円
4ギガプラン 1,078円 1,045円 968円 660円
8ギガプラン 1,518円 1,485円 1,408円 1,100円
15ギガプラン 1,848円 1,815円 1,738円 1,430円
20ギガプラン 2,068円 2,035円 1,958円 1,650円

公式IIJmio

Y!mobile(ワイモバイル)【タイプ2】

公式サイトY!mobile

Y!mobile(ワイモバイル)では「シェアプラン」という名称でシェアSIMを展開しています。データシェアの方法と種類で解説した【タイプ2】の方法で、主回線のSIMにシェアSIMを追加し、主回線のデータ容量を分け合うパターンとなります。

ワイモバイルのシェアプランはめちゃくちゃお得感があってオススメです。シェアプランのために契約したいと思う人もいるのではないでしょうか?

項目 内容
シェア可能プラン シンプルS/M/L
シェアSIMのタイプ ソフトバンク網、データ専用SIM(SMS付き)
追加可能枚数 最大3枚まで
MNPの利用 不可
SIMカード追加手数料(1枚毎) キャンペーンで無料
SIMカード発行料 なし
親回線プラン 使用料(3枚まで) 加入月の通信量 加入翌月以降の通信量
シンプルS 1,078円 3GB 3GB(親回線との合算)
シンプルM 539円 3GB 15GB(親回線との合算)
シンプルL 539円 3GB 25GB(親回線との合算)

シェアプランの概要は、親回線がシンプルM/Lプランの場合、「シェアプランセット割」で539円の割引が入り、シェアプランの基本料は539円/月となります。

この539円/月で1〜3枚で好きな数だけSIMを追加することが可能です。もし3枚追加した場合、539÷3=約180円/枚となり、1枚あたりの追加SIM単価は最安値となります。

親回線がシンプルSの場合、追加SIMが3枚までで基本料が1,078円/月となっています。

また細かい仕様ですが、加入月の翌月から親回線の高速データ通信容量をシェアすることになります。加入月は子回線毎に3GBまでの高速データ通信が利用可能となる仕様となっています。加入当月の利用のデータ通信量が3GBに達した場合は当月末まで通信速度を低速化します。通常速度に戻すには子回線ごとに追加料金(550円/0.5GB)が必要となっています。

加入月だけはデータシェアするのではなく、各子回線に3GBの容量が分け与えられている形ということです。

また、キャンペーンとして常時開催しているもので、シェアプラン加入当月の基本使用料(1,078円)を無料、親回線と同時加入でない場合の契約事務手数料を無料となっています。シェアプランは親回線と同時に申し込みで追加するシェアSIMの手数料は無料で発生しません。

なので、基本的にシェアプランで追加SIMをする時に事務手数料は一切かからないと言ってよいでしょう。

残念な点として、シェアプラン加入はワイモバイルの店舗に行く必要があります。オンラインでの受付はしていません。

mineo(マイネオ)【タイプ1】

公式mineo

mineoのデータシェアは、「パケットシェア」「パケットギフト」という名称で展開されており、他の格安SIMよりも柔軟性が高く使い勝手は格安SIMの中でもNo.1です。

個人的に「パケットシェア・パケットギフト」の機能サービスがあるからこそ、「mineoを使いたい!」と思うほどすばらしく、データシェアを第一条件に考えているならば、他の格安SIMよりも断然おすすめです。

mineoではデータシェアの方法と種類で解説した【タイプ1】の方法で、だれとでもデータをシェア、ギフトできるパターンとなります。

mineoでは子回線の概念がなく誰とでもシェアできるので、各自のプランで得たギガを自由にシェアできます。プラン内容は下記の通り。

プラン名 デュアルタイプ
(音声対応SIM)
シングルタイプ
(データ専用SIM)
お試し200MBコース 1,100円 330円
1GB 1,298円 880円
5GB 1,518円 1,265円
10GB 1,985円 1,705円
20GB 2,178円 1,925円

パケットシェア

パケットシェアを組んでいる全員分の繰り越しされたデータ容量を1つにまとめる形で、シェアしながら使うことができます。

mineo_packetshare

パケットシェアにA(au回線)、D(ドコモ回線)、S(ソフトバンク回線)プランの概念はありません。例えば、1人でAプランとDプランを契約し、パケットシェアを組んだとしましょう。パケットシェアではAプラン、Dプランを区分けしないので、1つにまとまったパケットシェアの容量はAプランのSIMでも使えるし、DプランのSIMでも使えることになります。

パケットシェアを組める回線は最大10回線までとなります。

パケットシェアのポイント
  • 繰越したパケットをシェアメンバー登録している全員でシェアできる仕組みがある
  • A(au回線)、D(ドコモ回線)、S(ソフトバンク回線)プランがばらばらでもパケットシェア可能
  • 最大10回線まで

パケットギフト

パケットギフトとは、mineoユーザーに自分のデータ容量を分け合う機能です。もちろん家族でもよいですが、mineoユーザーなら誰にでもギフト可能で、Aプラン、Dプラン、Sプランの区別なく、どのプランでもデータギフトが可能です。

mineo_packetgift

パケットギフトしたデータ容量の有効期限は翌月までとなります。なので、これを活用して家族や友達と交換し合えば、翌月までしか繰り越せないデータ容量の期間を無期限にできます。

個人的に、この「パケットギフト(パケットギフトで有効期限が無限にできること)」はmineoの最大の特徴であると思います。

パケットギフトのポイント
  • mineoユーザーに自分のデータ容量を分け合う(ギフトする)機能がある
  • A(au回線)、D(ドコモ回線)、S(ソフトバンク回線)プランがばらばらでもギフト可能
  • これを活用すれば、無限にパケットの有効期限を伸ばせる

パケットギフトの機能は、はっきり言ってかなり最高です。管理人も知り合いと毎月このパケットギフトを利用して、ギガの有効期限を無期限になるようにしています。

mineo(マイネオ)

nuro モバイル【タイプ1】

nuroモバイルのデータシェアは「パケットギフト」という名称で展開しています。データシェアの方法と種類で解説した【タイプ1】の方法で、だれとでもデータをシェア、ギフトできるパターンとなります。

ただ、mineoほどの使い勝手の良さはありません。が、mineoに次いでデータシェアはおすすめできます。

nuroモバイルでは子回線の概念がなく誰とでもシェアできるので、各自のプランで得たギガを自由にシェアできます。プラン内容は下記の通り。

プラン名 データ容量 音声通話SIM SMS付きSIM データ専用SIM
VSプラン3GB 3GB 792円 792円 627円
VMプラン5GB 5GB 990円 990円 825円
VLプラン8GB 8GB 1,485円 1,485円 1,320円
お試し 0.2GB なし 495円 495円

nuroモバイルユーザー同士なら、お試しプラン・データ使い放題プランを除いて、誰にでもあげたりもらったりすることでき、データは10MB以上から1MB単位、ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線の回線種別関係なくデータの授受が可能です。

ただし、同じシステムのmineoと比べると少し制約があり、前月の繰り越し容量、チャージしたデータ容量、パケットギフトで受け取ったデータ容量、Gigaプラスで付与されたデータ容量はプレゼントの対象外となります。mineoでは、どんなデータでもギフト・シェア可能なので、その点がmineoよりも劣ります。

しかし、nuroモバイルの良いところは、プランの月額料金が格安SIMの中でも最安値水準です。なるべく安くデータシェアを柔軟に利用したい方にはおすすめな格安SIMとなっています。

公式サイトnuroモバイル

データシェア、ギフトまとめ

まとめ
  • だれとでもデータをシェア、ギフトできるタイプはmineo、nuroモバイル
  • 主回線のデータ容量を追加したSIMで分け合うタイプはOCN モバイル ONE、BIGLOBEモバイル、Y!mobile(ワイモバイル)
  • 主回線のデータ容量と主回線に紐付いた回線のデータ容量を共有するタイプはIIJmio
  • Y!mobileのシェアプランは親回線がシンプルM/Lならコスパ良すぎ!
  • Y!mobileはシェアプランで追加できるのはSMS付きSIMのみ
  • 使い勝手の良さを重視するならmineo!

データシェア、データギフトは大きく分けて3パターンありましたが、一番使い勝手がよいのは、どんなユーザーにもデータ容量でもシェアできるものです。これを実現しているのはmineo、nuroモバイルですが、少し制約があるnuroモバイルの方が劣り、一番良いのはmineoです。mineoのデータシェアの仕組みは本当に素晴らしく、個人的にもデータシェアを重要視するならばmineo一択というところです。

mineo(マイネオ)

追加SIMをコスパよく運用したい人には、Y!mobileがおすすえめ。ワイモバイルのシェアプランは事務手数料が無料で初期費用がかからず、シンプルM/Lプランならオプション基本料539円だけで追加SIMが3枚も持ててしまいコスパ最強です。

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドなので、MNVOの格安SIMと比べて通信品質が安定している分、月額料金は格安SIMより高めになります。通信品質かコスパの良さを選ぶかは個人次第なので、よく検討しててみてください。ただ、家族で乗り換えを検討しているならば「家族割引サービス」を視野に入れましょう。親回線以外の回線が格安SIM並の安さになります。そこにシェアプランを組み込むと、かなり安く複数のSIMを持ているでしょう。

留意したいのは、シェアプランはSMS付きSIMのみしか取り扱いがありません。なので、シェアプランは基本的に一人で複数台の端末を使用している人に向いています。家族で乗り換えでシェアプランを利用しても音声SIMは使えない点に注意が必要です。家族で乗り換えるのであれば、1回線毎に音声SIMが必要だと思うので、そういった意味では家族間でデータシェアする仕組みはないと言えそうです(SMS付きSIMでも良いのであれば、家族でのシェアできると言えます)。

Y!mobile、mineoでは基本の月額料金が高いと感じる人にはnuroモバイルがおすすめです。nuroモバイルは月額料金が格安SIM最安値水準。音声SIMなら3GBで月792円、5GBで990円とかなり安く設定されています。mineoと比べて繰り越し分のデータ容量はデータギフトできなかったりと少し制限があるので、この制限事項が許容できるのであれば、nuroモバイルがおすすめです。