OCN モバイル ONEのプラン・機能オプションなどを徹底解説

NTTコニュニケーションズが展開する格安SIM「OCN モバイル ONE」。このページではプラン・MNP・機能オプションなどをまとめています。

OCN モバイル ONEでは、スマホとセットでの契約でスマホ代金をかなり割引するキャンペーンが頻繁に行われているので、キャンペーン時にスマホセットで契約するのがお得です。

OCN モバイル ONEのプラン詳細

OCN モバイル ONEは、ドコモ網を利用した格安SIM（ドコモ系MVNO）となります。データ専用SIM、SMS付きSIM、音声SIMを扱っています。

プラン名	音声SIM	SMS対応SIM	データ専用
500MB/月コース	550円 （無料通話最大10分相当付き）	–	–
1GB/月コース	770円	–	–
3GB/月コース	990円	990円	858円
6GB/月コース	1,320円	1,320円	1,188円
10GB/月コース	1,760円	1,760円	1,628円

国内通話料	11円/30秒

かけ放題/通話定額オプション	内容	月額料金
10分かけ放題	10分以内なら国内通話がかけ放題	935円
トップ３かけ放題	トップ3が無料に	935円
完全かけ放題	完全かけ放題で国内通話料無料	1,430円

プラン共通事項

SIMサイズ、種類	nano / micro / 標準SIMに対応。
最低利用期間	なし
余ったデータ容量を翌月（翌日）繰り越し	◯
高速データ通信ON/OFFの切り替え	◯
低速時の最大速度	200kbps
データチャージ	OCN モバイル ONEアプリ経由で1.0GB/550円。それ以外は500MB/550円。
SMS送信料(受信は無料)	国内: 月内5通まで無料、6通目からは3.3円/通 国際SMS送信料(国内発): 50円/通(免税) 国際SMS送信料(海外発): 100円/通(免税)
同一名義での最大回線数	1契約につき最大5回線まで
アプリ	○

オプション

留守番電話	月額330円
キャッチホン	月額220円
迷惑電話	無料
転送電話	無料
SMS拒否	無料
遠隔操作	無料
国際電話	◯（月額無料）
国際ローミング	◯（月額無料） 通話料金の上限額は50,000円/月
英語ガイダンス	無料
公共モード（電源OFF時）	無料
発信者番号通知サービス	無料
番号通知お願いサービス	無料

050 plus	月額330円
あんしん補償	月額550円
ノートン360	月額330円
ABEMAプレミアム	月額960円
Telop by goo プレミアム版	月額297円
gooドクター 有料プラン	月額770円
安心モバイルパック （マイセキュア+マイポケット+OCNプレミアムサポート for スマートフォン）	月額704円
マイセキュア（1ライセンス）	月額275円
マイポケット	月額330円
OCNプレミアムサポート for スマートフォン	月額429円

各手数料

初期手数料	3,300円
SIMカード手配料	433.4円
SIMカードの再発行・変更手数料	データ通信専用/SMS付きSIM： 1,980円 音声対応SIM： 3,300円
違約金（契約解除料）	なし
MNP転出手数料	無料

支払い方法について

支払い方法はクレジットカードのみとなっています。多くの格安SIMでは支払いはクレジットカードのみとなっているため特に問題はないでしょう。

また、

クレジットカードをお持ちでないお客さまは、カスタマーズフロント「0120-506506」（10：00～19：00、日曜・祝日・年末年始は除く）へご相談下さい。

https://support.ntt.com/mobile-one/faq/detail/pid2300000eg8

と記載があり、クレジットカードが無い方は相談してみましょう。詳細は不明ですが、口座振替で対応してくれるようです（未確認）。

初月（利用開始月）は日割り計算？それとも無料？データ容量は全量貰える？

OCN モバイル ONEでは、利用開始月は「申込日＋10日後を含む月」となっています。また、利用開始月は無料です（ご利用開始月に解約された場合を除く）。

OCN モバイル ONEでは初月の定義が「申込日+10日後」となっていることに加え、初月は無料となっています。なのでもう込み日+10日後が翌月になっていると、申込みした月と翌月がプラン料金が無料に。翌々月から月額料金が発生ということになります。

また、月の途中での加入であっても選択したプランのデータ容量を日割りではなくフルで貰えます。例えば、3月18日と月の途中に3GB/月コースに加入したすれば、3月は3GB分が全てが貰えるということです。

解約は日割り計算？それとも満額？

OCN モバイル ONEを月の途中で解約した場合、月額料金は日割りではなく満額請求されます。なので、特に理由が無い限り月末付近で解約するのがおすすめです。

ただし、月の最終日には解約ができないため、その前日までに解約する必要があります。（31日まである場合は解約できるのは30日まで。30日までしかない月の場合は29日までに解約が必要。）

「500MB/月コース」が新登場！

2021年10月21日よりOCN モバイル ONEにドコモのエコノミーMVNOとして「500MB/月コース」が新設されました。提供されるのは音声通話SIMのみ。データ専用やSMS付きSIMの提供はありません。

他のOCN モバイル ONEのプランとは少し異なり、ドコモショップなどでも申込みが可能となっています。また、毎月最大10分相当の無料通話が付いてきます。

2021年4月7日以降、自動で「OCNでんわ」のプレフィックス番号が付加される！自動的に国内通話料が11円/30秒

OCN モバイル ONEでは、電話番号の前にプレフィックス番号「0035-43」を付けて電話をする（またはOCNでんわを利用する）と、通話料金が半額の「11円/30秒」になるサービスを提供していました。

そのプレフィックス番号ですが、2021年4月7日以降は自動的に付加されるようになり自分で付ける必要がなくなりました。どの電話アプリを使っても国内通話料が自動的に半額の「11円/30秒」となります。

国内通話料	11円/30秒

プレフィックスが自動付与なのでOCN モバイル ONEの専用アプリ「OCNでんわ」は必要なく、OS標準の電話アプリを利用すればOK。

ただし、国際電話の場合は、自動的にプレフィックスが付かないのでプレフィックス番号を付けるか、OCNでんわアプリを利用する必要があります。

OCN モバイル ONE以外にプレフィックスなしで通話料金が安い格安SIMは下記の通り↓

かけ放題・通話定額オプションは3種類

OCN モバイル ONEのかけ放題オプションは全部で3種類。他の格安SIMにはないユニークなかけ放題オプションもあります。

かけ放題/通話定額オプション	内容	月額料金
10分かけ放題	10分以内なら国内通話がかけ放題	935円
トップ３かけ放題	トップ3が無料に	935円
完全かけ放題	完全かけ放題で国内通話料無料	1,430円

注目したいのは「トップ3かけ放題」。これはOCN モバイル ONEにしかないかけ放題オプションです。通話料金が上位の3番号が自動的に0円になります。

このかけ放題オプションもOCNモバイルONEが提供している「OCNでんわ」を利用する必要はありません。通常の電話アプリを利用して発信するだけでかけ放題の対象となります。

また、10分かけ放題の場合は、10分超過後に自動的に「11円/30秒」の通話料金になります。

ギガが余れば翌月に繰り越し可能！

OCN モバイル ONEでは当月付与されたギガが余った場合、翌月に繰り越すことが可能です。

繰り越されたギガは利用期限が早い方から消費されますが、利用期限が同じ場合は

1. 繰り越し容量
2. 容量追加オプションにて追加した容量
3. 基本通信容量

の順序で消費されていきます。

MUSICカウントフリーが無料で、ミュージックサービスの使用データ量はカウントされない！

OCN モバイル ONEでは「MUSICカウントフリー」というサービスがあり、対象の音楽サービスでデータ使用量がカウントされないカウントフリーが月額無料で利用できます。申込みが必要です。

対象サービスは下記の通り。

対象サービスの利用時に発生する通信のうち、音楽以外の動画や画像などの読み込みや外部サイトへのアクセスなどの通信はMUSICカウントフリーの対象外になる場合があります。

また、MUSICカウントフリー対象の通信であってもアプリケーションの更新に伴う識別子の変更などの理由によりカウントフリーの対象外になる場合あり、対象サービスのアプリのダウンロードや更新による通信、公式アプリ・ブラウザーによるもの以外のアプリなどからの通信、VPNやプロキシーサーバーなどを介した通信は、カウントフリーの対象外とのこと。

利用中にコース変更をした場合は、コース変更適用月1日から2日の間、カウントフリーを利用できないとのこと。

バースト転送機能で低速通信時も比較的快適に！

基本通信容量を使い切ってしまった速度制限時や、節約モードON時の低速通信（最大200kbps）でも通信開始後、ある一定の通信容量までは高速通信になるため快適に利用できます。

現在、多くの格安SIMでバースト転送機能を提供しているため、特別、OCN モバイル ONEがすごいというわけではないですが、このバースト転送機能はあるとなしでは意外と快適さが違うので、節約モードON時の低速通信のときに役立つかもしれません。

追加SIMで容量シェアの仕組みあり！最大5枚までSIMカードを追加可能

OCN モバイル ONEには、主回線にプラス最大4回線までSIMカードを追加（副回線）することができ、主回線のデータ容量をシェアして使うことが可能です。追加できるSIMはデータ専用SIM/SMS対応SIM/音声SIMです。

追加するSIMカードは初期費用が発生し下記の通り↓

項目	料金
SIMカード追加手数料	0円
SIMカード手配料	433.4円

基本的にSIMカード手配料433.4円だけが必要になってきます。ただ、SIM追加手数料を適用しない申し込みが４回を超えた場合はSIMカード追加手数料（データ通信専用カード1,980円/枚・SMS対応SIMカード1,980円/枚・音声対応SIMカード3,300円/枚が発生します。

また追加SIMの月額料金は下記の通り↓

項目	料金
シェアSIM（データ通信専用）	440円/枚
シェアSIM（SMS対応）	572円/枚
シェアSIM（音声SIM）	572円/枚

OCN モバイル ONE以外でデータシェアができる格安SIMは下記の通り↓

OCNアプリの提供あり！

OCN モバイル ONEでは、OCNアプリで現在の高速データ容量の残量を確認したり、高速通信ON/OFFの切り替えができたりします。

OCN モバイル ONEはグローバルIP

多くの格安SIMではプライベートIPとなりますが、OCN モバイル ONEではグローバルIPになります。ただし、グローバルIPとはいえ、固定グローバルIPではない点に注意してください。

固定グローバルIPを提供している格安SIMは、ASAHI ネット LTEとインターリンクLTEが有名です。

機種にもよりますが、グローバルIPを採用しているSIMはプライベートIPを採用しているSIMよりも電池の減りが早いと言われています。OCN モバイル ONEでもこの傾向があります。

OCN モバイル ONEの評判・口コミは？

OCN モバイル ONEは端末セットでセールを恒例的に開催中！

OCN モバイル ONEのメリットの1つは、新規やMNP乗り換えで端末が安く買えるセールを恒例的に行なわれていること。開催時期によって端末代金は異なりますが、かなり安く買えるのがメリットです。

キャンペーン情報は下記を参照してください。こちらに端末セールをまとめています。

OCN モバイル ONEは端末セットは転売の標的に？短期契約では再度契約できないブラックリスト化も

OCN モバイル ONEで端末が安く購入できることを利用して転売する方が多くいるようです。その対策としてOCN モバイル ONEでは端末セットで加入者で短期契約者（端末がほしいために契約するけど回線はいらないため、すぐに解約する人など）をブラックリストとして数年間は再度購入できないようにしています。

端末セットを購入した場合、どれくらいの期間利用しないとブラックリスト化するのか….という基準は発表されていませんが、最低でも1年間ぐらいとは言われています。

また、一度ブラックリスト化すると数年間（個人的に聞いたことがあるのは3年経っても契約できない）は契約できないようになっています。

なんで、端末が安く買えるからと言って端末だけを目当てにOCN モバイル ONEに加入するのはやめましょう。しっかりとOCN モバイル ONEも利用して行く予定で契約するのが望ましいです。

OCN モバイル ONEまとめ

格安SIMの中でも業界2位の加入者数（2022年3月現在）となっているOCN モバイル ONE。他の格安SIMとの差別化ポイントとしては、「MUSICカウントフリー」と「追加SIMで容量をシェア」できる点でしょうか。

それに加えて、一番大きなメリットとなっているのは、端末セット（スマホセット）のセールを恒例的に行なっており、スマホを格安で手に入れることができることです。スマホも同時に乗り換えたい方は、まずOCN モバイル ONEを検討するとかなりお得になるケースが多いと思います。