今回は、ドコモ系MVNOでパナソニックの格安SIMである『Wonderlink』の速度レビューをしてみたいと思います。
今回紹介するのは「Iシリーズ」です。Wonderlinkには、「Fシリーズ」と「Iシリーズ」あり、回線提供元が違います。Iシリーズは、MVNE (回線提供元、バックボーン) が「IIJ」です。IIJの回線は評判が良いですよね!
Wonderlink IシリーズもIIJ系MVNOと同等に速度は快適な結果となりました。
では、速度計測を見ていきましょう!
検証条件
計測に使用した格安SIMのプランは、Wonderlink I-2Gシングルになります。
条件は下記の通り。
- 【計測日】2015年3月6日(金)
- 【計測場所】神奈川県川崎市
- 【計測環境】LTE接続
- 【端末】SIMフリースマホ「freetel priori2 LTE」
- 【計測アプリ】OOKLA SPEEDTEST サーバーはsuzuka
※注意事項
速度計測日時と記事掲載時は異なります。現在と速度結果が異なる場合がありますがご了承下さい。また、SPEEDTESTの画像は見やすいように加工を加えています。
午前中の速度は?
午前中の計測は少ないですが、午前中は快適に使える速度が出ています。基本的に他のIIJ系MVNOと同じ速度でした。
平日12:00〜13:00の時間帯の速度は?
平日12:00〜13:00の時間帯の中で最もピークとなる12:30あたりは、下り速度が0.6Mbpsぐらいの結果になりました。IIJ系MVNOはどれも同じような形で、IIJmioもこの時間帯は0.6Mbps程度です。
Web閲覧などではギリギリ使える速度といったところでしょうか。遅いと思う人もいるかもしれません。私個人の感想としては、すごく快適とは言えませんが、全く使えないわけでなく、特に問題ないと思いました。1Mbps以上出てくれると嬉しいところですね。
午後の速度は?
夕方以降も特に問題ない速度が出ていますね。快適に使える品質は保っていると思います。ネットや動画が快適に使える速度です。
やはり夕方以降も他のIIJ系MVNOと殆ど同じ速度です。IIJ系の場合、速度面である程度の安心感がありますね!
まとめ
計測時点 (2015/03/06) では、
速度に不満なし!問題なし!
速度測定していて思ったのが、IIJ系MVNOはIIJが運営する「IIJmio」と同じような速度結果になりがちです。同じ時間帯で同じような速度になります。お昼のピーク時間帯は速度の振れ幅がほぼ同じです (0.6Mbpsぐらいまで落ちる点) 。IIJ系MVNOは帯域が全て同じものではないかと思ってしまいますね。
Wonderlinkの速度以外の部分に関して注意したいのは、WonderlinkのIシリーズはIIJ系MVNOですが、IIJ系の仕様と異なり「Wonderlink独自」の仕様になっています。
と言うのは、余った高速通信量の繰り越しがなかったり、高速通信の切り替えができなかったりする点です。なので、他のIIJ系MVNO(DMM mobileやBB.exciteなど)よりもサービス面で劣ります。サービス重視の方は、他のIIJ系MVNOを検討してみるのが良いでしょう。
しかし、Wonderlinkには費用面でのメリットがあります。
Wonderlink I-2Gシングルは月額900円ですが、3月31日までの特別キャンペーンで永遠に月額700円になります。各MVNOが増量を行なっていますが、2GBの高速通信量で足りる方、なるべく毎月の費用を抑えたい方にはオススメです(ただし、1年の縛りあり)。
速度面では不満はないので、検討している方は参考にしてみてください。
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