楽天モバイルは、7月1日より順次、通信と通話、端末料金がセットの「コミコミプラン」を提供すると発表しました。
「コミコミプラン」は、通話SIMと対象端末に加え、「5分かけ放題オプション」がセットになって、通常よりもお得になっているプラン。予定されるているプランは、「コミコミプランS」「コミコミプランM」「コミコミプランL」の3パターンとなります。
各プランの料金、データ容量、端末は下記の通り。
プラン名 | 端末 | データ容量 | 月額料金:1年目 | 月額料金:2年目 | 月額料金:3年目以降 |
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コミコミプランS | ZTE BLADE E01 | 2GB/月 | 1,880円/月 | 2,980円/月 | 2,446円/月 |
コミコミプランM | HUAWEI P9 lite | 2GB/月 | 2,480円/月 | 3,480円/月 | 2,230円/月 |
コミコミプランL | arrows M03 | 4GB/月 | 2,980円/月 | 3,980円/月 | 2,613円/月 |
「コミコミプランS」、「コミコミプランM」は、2016年7月1日から受付開始。「コミコミプランL」は、2016年7月1日から予約受付開始となっています。
事務手数料、ユニバーサルサービス料、「5分かけ放題オプション」以外のオプション料金、「楽天でんわ」を使わない場合の通話料、「楽天でんわ」を使用した通話が5分を超えた場合の通話料は「コミコミプラン」料金に含まれません。
注意したいのは、「コミコミプラン」の最低利用期間は24カ月。24カ月未満の解約には、違約金12,000円(税別)がかかります。
更に気をつけたいこととして、「コミコミプラン」に含まれる「5分かけ放題オプション」を24カ月未満に解約し、引き続き「楽天モバイル」を使う場合でも「5分かけ放題オプション」を解約した時点で違約金12,000円(税別)がかかる点です。うっかり解約してしまうと違約金を払わざる得ない状況になってしまいます。
個人的におもしろいと思ったのは、料金設定。初めの1年目はかなり抑えられた金額になっていますが、2年目は1年目の月額料金+1,000円となっています。ここ最近、Y!mobileでは1年間1,000円割り引きとなるワンキュッパ割、UQ mobielもイチキュッパ割を行なっていますが、これを意識した料金プラン設定となっているのかもしれませんね。
で、結局割安感はあるの?
で、結局、割安なのかどうかという点が1年目と2年目の料金が変わってくるため、分かりにくいですが、端末のP9 liteの「コミコミプランM」を対象に、簡単に計算してみましょう。
「5分かけ放題オプション」は単体で月額850円/月、通話SIM月額料金は700円/月、データ2GBの月額料金は楽天モバイルでは提供されていないため、仮に600円/月としておきましょう。
全て合わせると2,150円/月となります。ではプランと見比べてみると、コミコミプランMは1年目が2,480円/月なので差額は350円/月、2年目は3,480円/月なので、差額は1,350円/月となります。
350円x12ヶ月 + 1,350円x12 = 4,200円 + 16,200円 = 20,400円となり、端末代金は約2万円となっています。
単純計算なので、若干の誤差はあると思われますが、端末込みで考えれば、通常のプランよりも割安感が大きくあるように思えます。2年間の縛りがあるにしても、こういったキャリア寄りの料金体系の方が一般人には分かりやすいかもしれませんね。
楽天スーバーポイントでの支払いもできるようになることで、より楽天モバイルが魅力的になってきた気がします。MVNOの中でも一歩リードしている格安SIMとなるのではないでしょうか。
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