MVNOで「音声通話」プランの選び方について解説していきます。
今回は、「データ通信」編の第2回目ということで、高速通信量「2GB」プラン、「3GB」プランの比較・検討を見ていきたいと思います。
この記事は、複数構成で提供となります。
- 「音声通話」編
- 「データ通信」編
No.1 データ通信の注意点、高速通信量「1GB~2GB」音声通話プランの比較・検討
No.2 高速通信量「2GB」「3GB」の音声通話プランの比較・検討
No.3 高速通信量「7GB以上」「複数SIM」などの音声通話プランの比較・検討
- 「総合」編 (準備中)
注意事項やポイントを再確認!
前回記事の各MVNOの注意事項やサービス内容の良し悪しのポイント
で、まずは注意するポイントを確認しておいて下さい。ここを確認しておくことが重要ですよ!!
高速通信量「7GB」または「無制限」のプランで比較
高速通信量が「7GB」または「無制限」のプランを確認してみましょう。
高速通信量が「7GB」以上のプランは「4プラン」あり、高速通信が無制限のプランは「1プラン」のみになります。月額料金は「3,980円〜4,580円」と差額は600円ぐらいで収まっています。縛りは「1年」「6ヶ月」「5ヶ月」。
では、それぞれの特徴などを確認して検討していきましょう。
『So-net モバイル LTE Talk L』は、通信規制対象データ量が「3日あたり360MB」となっていて、月額料金が「4,180円」もするプランとしては、ありえない設定ですね。
1日あたり「120MB」、1ヶ月(30日換算とすれば)で使えるのは、120 x 30 = 約3.6GBなので、高速通信量が3GBのプランを契約した方が安上がりになります。到底オススメできないサービス内容のプランです。
『b-mobile スマホ電話SIM フリーData 7GB 高速データ』は、通信規制対象データ量が「3日あたり1GB」(サポートへ確認済み)となっています。また、縛りが5ヶ月と少ない事や、月額料金が3,980円と最安値になり、かなりポイントが高いサービス内容になっています。
+1GBのキャンペーンは、7GBで足りない人にはよいかもしれませんが、ほとんどの人は、7GBもあれば十分なのではないでしょうか?キャンペーン適応すると、ただ縛りを1年にするだけになってしまうかもしれません。キャンペーンを適応させて契約をしようと思っている人は気をつけて下さい。
『BIGLOBE LTE・3G 音声通話 スタンダードプラン』は、通信規制対象データ量が「3日あたり1GB」です。低速時が128kbpsとなるので、注意が必要です。
『U-mobile 通話プラス 7GB』は、「縛りが6ヶ月」と少なく、「違約金が6,000円」と安いのが魅力です。しかし、通信規制対象データ量の公開なしは、どれくらい使ったら制限されるのか分からないので、不安が残ります。また、低速時は128kbpsとなる点も注意ですね。
まとめ
上記のように絞っていくと、おすすめしたいプランは、
b-mobile スマホ電話SIM フリーData 7GB 高速データ
です。月額料金が最安値、通信規制対象データ量が「3日あたり1GB」、縛りが5ヶ月と少ないのが高評価のポイントです。
低速通信のみで「制限なし」プラン
低速での「データ通信のみ」&「制限なし」となっているプランは、1つしかありません。
プラン | 音声通話月額料金 | データ通信月額料金 | 合計月額料金 | 高速通信量 | 最低利用年数 | 違約金 |
---|---|---|---|---|---|---|
b-mobile スマホ電話SIM フリーData 高速データなし |
– | – | 1,560円 | 制限なし | 5ヶ月 | 8,000円 |
『b-mobile スマホ電話SIM フリーData 高速データなし』
しか無いので、選べる余地はありません。
月額料金が1,560円と安い、縛りが少ないのが良いですね。しかし、b-mobileはデータ通信速度などで、あまり評判が良くないので、よく検討(調べてから)して契約した方がよいと思います。
複数のSIMカードを使えるプラン
複数のSIMカードを使えて、データ通信を共有できる音声通話プランを確認してみましょう。
複数のSIMカードで契約できる「音声通話」機能付きプランを提供しているのは、『IIJmio(みおふぉん)』と『hi-ho LTE typeD』です。
この2つのMVNOはグループ会社(IIJの子会社がhi-ho)となっているので、回線などは同じになります。しかし「音声通話」機能付きプランの場合は、サービス内容で違いがあります。
その違いとは、MNPで加入できる枚数です。『hi-ho LTE typeD』の場合、最大枚数の3枚すべてで、MNPでの加入が可能です。それに対して『IIJmio(みおふぉん)』は、1枚しかMNPに対応していません。ただ、残り2枚も「音声通話」機能付きのSIMカードを使うことができます。新規で番号を取得するということです。
なので、複数のSIMカードを使う場合は、MNPする数や高速通信量で決まってしまいます。
まとめ
2つ以上の番号をMNPしたい&高速通信量1GBの場合
hi-ho LTE typeD アソート(音声オプション付き)
32つ以上の番号をMNPしたい&高速通信量3GBの場合
hi-ho LTE typeD ファミリーシェア(音声オプション付き)
それ以外の時
IIJmio(みおふぉん)ファミリーシェア
となります。特に2枚以上SIMカードでMNPしたい場合を除いては、『IIJmio(みおふぉん)ファミリーシェア』をオススメします。月額料金がこちらの方が安いのと、使い勝手の良いアプリの提供しているためです。
高速通信量「5GB」プラン
高速通信量「5GB」のプランは、1つしかありません。
プラン | 音声通話月額料金 | データ通信月額料金 | 合計月額料金 | 高速通信量 | 最低利用年数 | 違約金 |
---|---|---|---|---|---|---|
U-mobile 通話プラス 5GB |
400円 | 2,980円 | 3,380円 | 5GB | 6ヶ月 | 6,000円 |
『U-mobile 通話プラス 5GB』
しか無いので、選べる余地はありません。
月額料金は3,380円と、他社の場合「3GB」プランぐらいの月額料金となっているので、安く設定されています。ただ、「7GB」プランと比べてもそれほど差があるわけではないので、「5GB」を検討しているなら「7GB」プランも視野に入れて考えた方がよさそうです。
まとめ
どうでしたか?自分に合ったプランが見つかったでしょうか?現状で、高速通信の容量が大きなプランは、あまり豊富な種類がある訳ではないですね。あまり需要がない表れかもしれません。
今回で「データ」編は終了です。
次回予告
次回は「総合」編として、今まで見てきた「音声通話」部分や「データ通信」部分などを含めて、全体的に話をしていきたいと思っています。
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