この記事ではAQUOS wishのスペックや格安スマホとして販売しているMVNOをまとめてみました。
AQUOS sense6はオープン市場版SIMフリーを2021年11月26日より発売。IGZOディスプレイ、省エネ、「AQUOS R6」のカメラ画質技術を応用した画質エンジン「ProPix3」搭載などを特徴とした端末です。
端末セットとして多くのMVNOで取り扱いがあり、OCN モバイル ONEやIIJmioなどで扱っています。また、ドコモ、楽天モバイルやau、UQモバイルは専売モデルが発売されています。
AQUOS wishの詳細スペック一覧
オープン市場SIMフリー版となるAQUOS sense6(SH-M19)のスペック詳細は下記の通り。
名称 | スペック | |
---|---|---|
OS | Android 11 | |
SoC | SoC | Snapdragon 480 5G |
CPU | Kryo 460 | オクタコア | 最大2.0GHz | |
GPU | Adreno 619 | |
ストレージ容量 | 64GB (UFS 2.1) | |
メモリ容量 | 4GB (LPDDR4X) | |
ディスプレイ | サイズ | 約5.7インチ |
解像度 | HD+ (720 × 1,520) | |
ディスプレイ種類 | ||
リフレッシュレート | スペック公表なし【60Hz】 | |
タッチサンプリングレート | スペック公表なし | |
SIMトレイ | nanoSIM + microSDスロット | |
eSIM | ○ | |
SDカード | ○ / 最大1TB | |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | 5.1 | |
衛星測位システム(GNSS) | GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき)対応 | |
周波数 | 5Gネットワーク | n3 / n28 / n77 / n78 / n79 |
LTE(4G) | LTE FDD:B1 / B2 / B3 / B5 / B7 / B8 / B18 / B19 / B28 LTE TDD:B38 / B39 / B41 | |
3G WCDMA | B1 / B2 / B5 / B6 / B8 / B19 | |
2G GSM | 850/900/1800/1900MHz | |
カメラ | 標準カメラ | 有効画素数 約1,300万画素 CMOS F値 2.0 |
フロントカメラ | 有効画素数約800万画素 CMOS F値 2.0 | |
動画 | スペック公表なし | |
NFC | ○ / おサイフケータイ® 対応 | |
音周り | スピーカー | スペック公表なし【シングルスピーカー】 |
イヤホンジャック | ○ | |
センサー | スペック公表なし | |
バッテリー | 3,730mAh | |
充電 | USB Power delivery Revision3.0 | |
防滴・防塵 | IPX5/IPX7/IP6X/MIL-STD-810H準拠・ 耐衝撃(落下)など全18項目 | |
外寸 | 横幅 | 約71mm |
縦幅 | 約147mm | |
厚み | 約8.9mm | |
重量 | 約162g | |
カラー | チャコール、オリーブグリーン、アイボリー | |
パッケージ内容 | スペック公表なし |
5Gの対応Band・周波数を確認
オープン市場版SIMフリーAQUOS wish(SH-M20)、国内4キャリアの5G NR対応バンドは下記の通り。
5Gの周波数 | ドコモ 周波数 | au 周波数 | ソフトバンク 周波数 | 楽天 周波数 | AQUOS wishの 対応周波数 |
---|---|---|---|---|---|
n3(Sub6) | ✕ | ○ | ○ | ✕ | ○ |
n28(Sub6) | ○ | ○ | ○ | ✕ | ○ |
n77(Sub6) | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
n78(Sub6) | ○ | ○ | × | × | ○ |
n79(Sub6) | ○ | × | × | × | ○ |
n257(ミリ波) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SIMフリー全体でもn79、n257に対応しているものは少ないというのが現状です。iPhone12でさえn257に非対応、ドコモから発売されている機種でも5G対応を謳いながらn257に対応している端末は少ないのが現状です。
と、こんな状況で今はまだ4Gが主流ということもあり、5Gはおまけ程度と考える方がよいかもしれません。AQUOS wishはミリ波のn257には対応していないものの、その他はすべての5Gバンドに対応しており、どのキャリアでもフルバンド(に近い)対応となっているので、5Gが主流になってもほとんど問題なく利用できると思います。
ミリ波はどちらかと言えば、速度重視でエリア重視ではありません。高い周波数の特質から、障害物の影響を受けやすく通り抜けにくい性質だったり、範囲が狭かったりといったデメリットがあります。その一方、通信速度が速く、Sub6の何倍も速いと言われています。
4G(LTE)の対応Band・周波数を確認
各キャリアの主要な周波数(絶対に対応しておいてほしい周波数)は背景が水色になっています。
4Gの周波数 | ドコモ 周波数 | au 周波数 | ソフトバンク 周波数 | 楽天 周波数 | AQUOS wish |
---|---|---|---|---|---|
B1 (2.0GHz) | ◎ | ◎ | ◎ | – | ○ |
B3 (1.7GHz) | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ |
B8 (900GHz) | – | – | ◎ | – | ○ |
B11 (1.5GHz) | – | ○ | ○ | – | ✕ |
B18/26 (1.5GHz) | – | ◎ | – | ◎ (パートナー回線) | ○ |
B19 (800MHz) | ◎ | – | – | – | ○ |
B21 (1.5GHz) | ○ | – | – | – | ✕ |
B28 (700MHz) | ○ | ○ | ○ | – | ✕ |
B41 (2.5GHz) | – | ○ | ○ | – | ○ |
B42 (3.5GHz) | ○ | ○ | ○ | – | ○ |
基本的にどのキャリア、格安SIMでも利用可能な端末と言えるでしょう。
オープン市場版SIMフリー、UQモバイル版、楽天モバイル版などとの違いは?
AQUOS wishはオープン市場版SIMフリーの他にキャリア版やサブブランド版があり、各モデルは下記の通り。
- オープン市場版SIMフリー (SH-M20)
- 楽天モバイル版 (SH-M20)
- UQモバイル版(SHG05)
- au版(SHG05)
- ワイモバイル版(SH-54B)
各モデルでの違いは下記の通り。
項目 | SIMフリー (SH-M20) | 楽天モバイル版 (SH-M20) | UQモバイル版 (SHG05) | au版 (SHG05) | ワイモバイル版 |
---|---|---|---|---|---|
5G NR | n3 / n28 / n77 / n78 / n79 | n28 / n77 / n78 | n3 / n28 / n77 / n78 | ||
4G | B1 / B2 / B3 / B5 / B7 / B8 / B18 / B19 / B28 / B38 / B39 / B41 | B1 / B2 / B3 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B38 / B39 / B41 | B1 / B2 / B3 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B38 / B41 |
基本的に違いは4Gネットワーク周りの対応バンドのみとなっています。
この中でどれが一番おすすめかというと、オープン市場版SIMフリーのSH-M20となります。というのも、5G NRは国内4キャリアに対応(n257除く)しているのはSH-M20のみです。
また、SIMフリーモデルと楽天モバイルは型番が同じになっていますが、楽天モバイルの方は起動時のロゴが楽天モバイルのものが表示されるようです。
更に、SIMフリー版でもOCN モバイル ONE(goo Simseller)で販売されているものはgoo関連のアプリがプリインストールされています(全て削除可能ですが、初期化すると自動的にインストールされます)。
UQモバイルとau版ではプリインストールアプリなどの違いがあると思われます(未確認)。
AQUOS wishの主なスペック、特徴は?
AQUOS wishの特徴、主なスペックをまとめてみました。
- Snapdragon 480 5G
- メモリ4GB、ストレージ64GB
- おサイフケータイに対応
- 5G対応、日本のキャリア網でフルバンドに近い対応(n257に非対応)
- eSIMに対応
- 防滴・防塵はIP67
エントリークラスのスマホですが、しっかりと日本仕様になっており、おサイフケータイ、防水・防塵IP67(IP68ではないのが残念だと思う方もいるかもしれません。)に加え、eSIMに対応しています。
Snapdragon 480 5Gの動作感はメーカー、機種によって大きく体感が異なります。
例えば、Xiaomi Redmi Note 10 JEもSnapdragon 480 5Gを搭載しており、発売当初のMIUI12(Andorid11)の時はかなり軽快に動いており、エントリークラスのスマホとしてはかなり素晴らしいスマホでした。
しかし、MIUI13(Andorid12)へのアップデートで動作感がかなり悪くなり、通常利用でも引っ掛かりを感じるような動作感に…。なので、このSnapdragon 480 5Gは機種によって本当に動作感はバラバラです。
その他、OPPO A54 5Gなんかも軽快に動いていますが、AQUOS wishは結構モッサリ動くという評判です…。
オープン市場SIMフリー版のAQUOS wishの店頭価格は?
AQUOS wishは3万4540円前後で販売されていることが多いようです。
個人的に見つけた範囲だと2万7800円+ポイント還元が一番最安値です。
AQUOS sense6(4GB/64GB)を格安スマホとして販売しているMVNOは?
格安スマホとして端末と格安SIMのセット販売(端末セット)しているMVNO、端末代金をまとめてみました。
家電量販店などで端末単体で購入するより格安SIMとの端末セットを購入した方が、端末代金が大幅に値引きされるセールを行なっているMVNOがあります。ぜひ、チェックして最安値で端末を手に入れましょう!
また、端末セットはセールしている時期によって値段も変動します。なるべく安く手に入れるために最新キャンペーン情報を確認するようにしましょう!
販売しているMVNO | おすすめ度 | 新規契約時の 端末料金 | MNP乗り換え時の 端末料金 | リンク |
---|---|---|---|---|
IIJmio | ○ | 28,480円 | 6,980円 | |
OCN モバイル ONE | ○ | 22,220円 | 7,920円 | |
mineo | △ | 32,736円 | ||
NUROモバイル | ✕ | – | ||
イオンモバイル | ✕ | 33,880円 | ||
HISモバイル | ✕ | – | ||
exciteモバイル | △ | 22,900円 | ||
BIGLOBEモバイル | ✕ | 25,872円 | ||
楽天モバイル | – | 29,800円 (実質4,800円) | ||
ワイモバイル | – | 9,800円 | ||
UQモバイル | ◎ | 15,180円 | 4,180円 |
端末セットでは、端末の本体代金の他に格安SIM契約の初期費用として「初期手数料3,300円」と「SIMカード発行手数料433.4〜446.6円」が発生します。ただ、キャリアのオンライン専用ブランドやサブブランドでは初期費用が無料のところが多いです。
格安SIMでは初期手数料が無料や半額になるキャンペーンがおこなわれている時があります。キャンペーン情報をしっかりチェックしておきましょう!このような時期に端末セットを購入するとトータル費用が抑えられます。
IIJmio
【MNP限定端末セットセール!2022年4月30日まで】
IIJmioではMNP限定で端末代金が大幅に割引になるキャンペーンを実施しています。また、12カ月間+1GBになるキャンペーンも同時に行っており、他社と比べても端末セットが最安値になる可能性が高いです。
IIJmioではMNPの場合、AQUOS wishが6,980円となっています。
費用名目 | 料金 |
---|---|
初期手数料 | 3,300円 |
SIMカード発行手数料 | タイプD:433.4円 タイプA:446.6円 eSIM:220円 |
加入条件 | 計算式 | 初期費用を含めたトータル料金 |
---|---|---|
新規加入(ドコモ網) | 28,480+3,300+433.4 | 32,213.4円 |
MNP加入(ドコモ網) | 6,980+3,300+433.4 | 10,713.4円 |
IIJmioで販売されていた端末料金(端末代金のみ)の最安値は下記の通り。
- 新規契約 – 28,480円
- MNP契約 – 6,980円
OCN モバイル ONE
OCN モバイル ONEでは常時端末セールが行なわれており、OCN モバイル ONEの音声通話SIMとセットでスマホが安くなります。セール対象商品、割引金額は時期によって大きくことなるため、いつ最安値だったかも確認するのがベストです。
OCN モバイル ONEでは新規で22,200円、MNPで7,920円となっています。また、オプションで最大2,200円オフの対象です。
費用名目 | 料金 |
---|---|
初期手数料 | 3,300円 |
SIMカード発行手数料 | 433.4円 |
名目 | 計算式 | 初期費用を含めたトータル料金 |
---|---|---|
新規加入 | 22,200+3,300+433.4 | 25,933.4円 |
MNP加入 | 7,920+3,300+433.4 | 11,653.4円 |
OCN モバイル ONEで販売されていた端末料金(端末代金のみ)の最安値は下記の通り。
- 新規契約 – 22,200円
- MNP契約 – 7920円
AQUOS wishはどこで買うのがおすすめか?
AQUOS wishを安く手に入れるなら、OCN モバイル ONE、IIJmioの端末セットがおすすです。
新規契約の場合、OCN モバイル ONEは25,933.4円で最安値。断トツで安いです。ただ、ECサイトなで少し高い金額で購入できてしまう時もあるので、新規で購入してすごく安いとは感じません。
MNPの場合は、OCN モバイル ONEが11,653.4円、IIJmioが10,713.4円となっています。OCN モバイル ONEの場合、オプションを付けると最大2,200円オフになるのでオプションを考慮するとOCN モバイル ONEの方が安い状況です。
基本的にどちらも格安SIMとしては大手でIIJmioは業界1位、OCN モバイル ONEは2位の加入者数となっており、安心して利用できます。
どちらもおすすめですが、IIJmioの方がギガが12カ月間+1GBになるキャンペーンも行なわれれているので回線網も含めて考慮するとMNPの場合はIIjmioの方がよいかなと思います。新規の場合はOCN モバイル ONEの一択です。
- 新規の場合、OCN モバイル ONEが最安値!
- MNPの場合、OCN モバイル ONE、IIJmioのどちらでも好きな方で!