今回は、MVNOで「音声通話」プランの選び方について解説していきます。
音声通話機能が付いた格安SIMが徐々に増えてきました。その中で、どれを選べば良いか迷っている人も多いはず。そこで、色々な視点から選び方を解説します。
この記事は、複数構成で提供となります。
- 「音声通話」編
- 「データ通信」編
No.1 データ通信の注意点、高速通信量「1GB~2GB」音声通話プランの比較・検討
No.2 高速通信量「2GB」「3GB」の音声通話プランの比較・検討
No.3 高速通信量「7GB以上」「複数SIM」などの音声通話プランの比較・検討
- 「総合」編 (準備中)
「音声通話」プランは、基本的に「音声通話」+「データ通信」のセットになります。
通話機能だけほしいと思っていも、そういったプランは提供されていません。
なので「データ通信」に「音声通話」機能を付けたプランを選ぶという言い方の方が、しっくりくるかも知れませんね。
よって「音声通話」の内容だけで判断するのではなく、「データ通信」の内容、MNPや料金体系、違約金などの「総合」的な部分を含めて、どの格安SIMを選べばよいのかみていきたいと思います。
その第1回として「音声通話」部分に焦点を当てて、解説していきます。
「音声通話」があるMVNOは?
まずは、「音声通話」ができるMVNOを紹介したいと思います。音声プランがあるMVNOは、下記の通り。
- mineo(マイネオ)
- IIJmio(みおふぉん)
- hi-ho LTE
- BIGLOBE LTE・3G
- U-mobile
- So-net モバイル LTE
- 日本通信 b-mobile
とMVNOは全部で7社ありました。au系MVNOは、『mineo(マイネオ)』しか存在せず、他はすべてdocomo系MVNOとなります。
さて、どうでしょうか?
7社と一気に増えてきましたね!
今後も増えていく傾向にあると思います。では、この7社で比較していきましょう!
「音声通話」は、各MVNOほぼ同じ内容
まずは、「音声通話」部分を見てみましょう。
基本的に気になるのは、
- 通話料金
- 無料通話の有無
- SMS送受信の料金
- 国際SMSの送受信の料金
ってところでしょうか。
各MVNOで、この「音声通話」に関する項目は、どのMVNOでも差がないのが現状です。
通話料金
通話料金は「20円/30秒(税別)」でどのMVNOも一律です。
SMS
SMSに関しては
- SMS(国内):送信3円(税別)、受信無料
- 国際SMS:海外からの送信100円(免税)、国内から海外への送信50円(免税)
が基本です。
『Mineo(マイネオ)』と『U-mobile』のみ「国内から海外への送信100円(免税)」となります。
ちょっと余談ですが、
SMSに関して、So-netのサポートに確認の電話をしてみたところ、SMSはドコモの料金をそのまま採用する形になるとのことです。
(SMSを海外から国内に送信した場合は、ドコモの方に確認を取って下さいと言われました…)
多分、他社MVNOもdocomoのSIMを使っている限り、そのようになっているのだと思います。
無料通話
無料通話に関しては、1社を抜かしてどのMVNOも提供していません。
『So-net LTE +Talk S』のみ、毎月800円分の無料通話を付けたプランになります。
SMSの送信料金などは、この無料通話から引かれません。あくまで、通話のみとなります。(サポートに確認済)
まとめ
ここまで見てみると、「音声通話」に関しては、どれを選んでも良さそうな気が。
違約金や縛りの期間は違うとしても(これは総合編で記載します)、サービス内容に違いがほぼないですね。
キャッチホンなどの「音声通話」オプションは違い有り!
次は、「音声通話」オプション部分について見ていきましょう。
キャッチホンや留守番電話の「オプション」は、各MVNOで提供状況が違ってきます。
もし「オプション」を付けたい人は、始めに確認した方が良さそうですね。
「音声通話」オプションについては、こちらに各MVNOで比較できるようにまとめました。
「音声通話」MVNOのオプション一覧(別Windowで開きます)
リンク先の表を見てもらうと分かる通り、『BIGLOBE LTE・3G』に関しては、全くと言ってよい程、オプションサービスの提供をしていません。
また、『IIJmio(みおふぉん)』『ho-ho LTE』に関しては、キャッチホン、留守番電話サービスは提供していません。
「音声通話」オプションで一番良いサービス展開しているのは、au系MVNOの『mineo(マイネオ)』です。
他社MVNOが「有料」オプションにしているキャッチホンが「無料」で使えます。その他にも沢山のオプションを揃えています。
docomo系MVNOでは、オプションの提供が良いのは、『b-mobile スマホ電話SIM フリーData』『So-net モバイル LTE』ということになります。
まとめ
「音声通話」部分で比較すると「音声通話」の基本的なところでは大差がなく、どこも同じような内容です。なので「音声通話」部分は、「オプション内容」で差がつきます。
よって「音声通話」部分のみで、MVNOを選択すると
『mineo(マイネオ)』
『b-mobile スマホ電話SIM フリーData』
『So-net モバイル LTE』
が良い感じです。
ただ、「音声通話」オプションなんていらないよ!って人が多いと思います。
わたしもそう思っていて、基本的に「音声通話」部分が良いというよりは、「データ通信」のサービス内容や縛り、違約金の方が重要な項目だと思います。
では、次回は、「データ通信」部分で比較してみたいと思います。
以上、「音声通話」部分での比較でした。
「データ通信」編、第1回目はこちら ↓
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