MVNOで「音声通話」プランの選び方について解説していきます。
今回は、「データ通信」編の第1回目ということで、データ通信で比較する際のポイントや注意事項、高速通信量「1GB~2GB」プランでの比較・検討を見ていきたいと思います。
この記事は、複数構成で提供となります。
- 「音声通話」編
- 「データ通信」編
No.1 データ通信の注意点、高速通信量「1GB~2GB」音声通話プランの比較・検討
No.2 高速通信量「2GB」「3GB」の音声通話プランの比較・検討
No.3 高速通信量「7GB以上」「複数SIM」などの音声通話プランの比較・検討
- 「総合」編 (準備中)
まずは、「音声通話」機能付きプランがあるMVNOを確認してみましょう。
「音声通話」があるMVNOは?
前回の「音声通話」編でリストアップしていますが、ここでもう一度確認してみましょう。「音声通話」機能付きプランを提供しているMVNOは、下記の通り。
- mineo(マイネオ)
- IIJmio(みおふぉん)
- hi-ho LTE
- BIGLOBE LTE・3G
- U-mobile
- So-net モバイル LTE
- 日本通信 b-mobile
現在「音声通話」機能付きプランを提供しているのは、全部で7社ありました。
では、次にこの中のMVNOから、高速通信量はどんな容量のプランがあるのか見てみましょう。
プランはバリエーションが多く、自分に合ったプランが見つかるはず!
こちらで全てのプランを確認してみて下さい ↓
全部で約25プランぐらい存在しています。「高速通信量」は、「1GB」「1.5GB」「2GB」「3GB」「7GB」から選択することができます。これだけ豊富に選べれば、自分に合ったプランが見つかると思います。意外と沢山のプランがあると思いませんか?
「音声通話」プランのキャンペーンを確認!
各プランを検討する前に、音声通話に関するキャンペーンを開催しているMVNOの紹介です。
『IIJmio みおふぉん』は、300円割引キャンペーンを開催しており、キャンペーン終了後は、そのままキャンペーン適応した価格で運営予定となっています。なので、キャンペーンを適応した価格で話を進めていきたいと思います。
『日本通信 b-mobile』は、2014年10月31日(金)までの期間で、1年縛りの代わりに小高速通信量「1GB」を追加するキャンペーンを行っています。これに関しては、キャンペーンを適応した場合、しない場合で話を進めていきたいと思います。このキャンペーンが終わったら、多分そのままキャンペーン価格が適応になるのでは?とも思っています。
各MVNOの注意事項やサービス内容の良し悪しのポイント
さて、いよいよ本題に行きたいところですが、最後に確認しておきたいことがあります。
音声通話プランを提供しているMVNOの「データ通信に関する注意事項やポイント」を確認する必要があります。これは、どのMVNOにするか検討する際に、重要な要素になるのでしっかりと確認しておいて下さい。では、見てみましょう。
mineo(マイネオ)
8月5日より、新しく「2GB」「3GB」プランが登場しました。
IIJmio(みおふぉん)
- 低速通信時のバースト転送(はじめの3秒ぐらい高速通信になる)
- 高速通信の切り替えが可能。切り替えのアプリ「みおぽん」を提供している。
- 高速データ通信量が余れば翌月に繰り越し。
hi-ho LTE
- IIJの子会社で、IIJと同じサービス内容。
- 高速通信の切り替えが可能。切り替えはWebサイトからのみ。
BIGLOBE LTE・3G
- 低速時の最大速度は「128kbps」と他社MVNOより遅い。
U-mobile
- 低速時の最大速度は「128kbps」と他社MVNOより遅い。
- 画像はすべて圧縮されて表示されるため、画質が悪い。
- 3日間で◯◯◯MB使用すると速度制限(帯域制限)などの、通信規制対象データ量が公表されていない。(どれくらいで制限に掛かるのか分からない)
So-net モバイル LTE
特になし
日本通信 b-mobile
- 『スマホ電話SIM フリーData』では、低速「200kbps」の際に、Webアクセラレータを使用する仕様で、すべて圧縮されて表示されるため画質が悪い。
まとめ
低速速度が遅かったり、画像圧縮があるものはあまり良いサービスだと言えません。画像圧縮に関しては、速度向上のための処理ですが、プロキシサーバーを通すことによって逆に速度が落ちるとも言われているので、注意が必要です。
やっとですが、ここからはプランを比較していきましょう!
高速通信量「1GB〜2GB」のプランで比較
読者が一番気になるのは、高速通信量が「1GB以上2GB以下」のプランではないでしょうか?
一番手頃なプランとして利用者が多いプランです。まずは、全てのプランを確認してみてください。
一覧表を見てみると、高速通信量「1GB〜2GB」で選べるプランは全部で「10プラン」ありました。意外と沢山ありますね!
一覧表を見ながら話を進めて行きたいと思いますので、一覧表で確認しながら読み進めて下さい。では、各プランの特徴やポイントを加えながら比較・検討していきましょう。
特徴・ポイントで比較・検討
「1GB〜2GB」では、月額料金に大差ありません。料金の差が少ないので、MVNOのサービス内容で選んだ方が良いと思います。
『BIGLOBE LTE・3G 音声通話スタートプラン』は、一覧表には記載されていませんが通信規制データ量(帯域制限)が「3日間で120MB」と他社MVNOと比較して、かなり制限が厳しく状態です。他社MVNOの水準が「3日感で360MB」なので約3分の1ぐらいの通信量で制限に掛かってしまいます。詳しくはこちら ↓
「BIGLOBE LTE・3G 音声通話スタートプラン」がおすすめできない理由!
もちろんオススメしません。
『So-net モバイル LTE +Talk S』は、「800円分」の無料通話が付いてきますが、その分、料金設定が高めとなっています。月額2,676円と決して安くないですね。まず、この時点でオススメできませんね。
『So-net モバイル LTE Talk S2』は、唯一「1.5GB」の高速通信量になります。月額料金は他社MVNOよりも「300円」程アップで「+0.5GB」と良心的で、魅力的なサービス内容にまとまっていると思います。オススメです。
『U-mobile 通話プラス ダブルフィックス』は、高速通信量が2段階制となっています。「1GBまで」と「1GB超〜3GB」で月額料金が異なります。そんな中、毎月「1GB以内」に収まる人にオススメする理由が特にありません。特に安いわけでもなく、低速128kbps、画像圧縮や帯域制限の公表なしとデメリットが多いので、他社MVNOの方が良いでしょう。オススメしません。
『U-mobile 通話プラス 1GB』は、違約金の安さ、縛りの少なさ(6ヶ月)のメリットがありますが、画像圧縮、低速128kbpsなどのデメリットもあります。比較すると他社MVNOで良いかなと思うので、オススメしません。
『IIJ』と『hi-ho』はグループ会社なので、回線を共有しているので速度に差がないと思ってよいでしょう。よって、使い勝手の良いアプリなどを提供している『IIJmio(みおふぉん)』の方がオススメですね。
『mineo(マイネオ)デュアルタイプ 1GB』は唯一のau系MVNOで一択です。au端末の場合、これに決まりですね。サービス内容も良いのでドコモ系MVNOと比べても、オススメでもあります。
まとめ
上記のように絞っていくと、高速通信量「1GB~2GB」でおすすめしたい「音声通話」機能付きプランは、下記の通り。
- mineo(マイネオ)デュアルタイプ
- IIJmio(みおふぉん)ミニマムスタート
- So-net モバイル LTE Talk S2
この3プランは、使い方や目的によって、場合分けできますね。
au系MVNOでは
『mineo(マイネオ)デュアルタイプ 1GB』
高速通信量が「1GB」では、ちょっと足りないなと思う人は、
『So-net モバイル LTE Talk S2』
それ以外は
『IIJmio(みおふぉん)ミニマムスタート』
目的や使用環境で、上手いこと分かれたと思います。
「1GB〜2GB」のプランでは、料金が格別安いなどではなく、デメリットがない無難なプラン(データ通信部分に関して定評があるもの)が選ばれたと思います。
今回は、ここまでとします。
次回予告:
次回は、高速通信量が「2GB」「3GB」の音声通話機能付きプランを比較・検討していきたいと思います。
「データ通信」編、第2回目はこちら ↓
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