arrows M02が発売されてしばらく経ちました。わたしも早速手に入れて使ってみましたが、かなり良いSIMフリー端末に仕上がっていると思います。
さて、arrows M02はマルチキャリアで展開する格安SIM「mineo (マイネオ)」でもVoLTE対応SIM用の端末として採用されます。
auプラン (Aプラン) の場合、11/19 (木) より発売予定の「au VoLTE対応SIM」でのみご利用いただけます。
と記載されているので、てっきりau系MVNO (またはau) の音声通話SIM、データ専用SIM共にVoLTE専用SIMしか使えないと思っていたのですが、au系MVNOとauのVoLTE “非” 対応SIM(au nano ICカード)でデータ通信は使用可能でした。なので、データ専用SIMを使っているユーザーには朗報かもしれません。
上記で述べた通り、au本家、mineoやUQ mobileのau系MVNOのデータ専用SIMであっても「データ通信は可能」で、そのまま使うことができます。音声通話SIMの場合、音声通話は不可ですが、データ通信は可能 (音声SIMで通話できないと意味無いですよね…) となります。
では、動作を確認してみましょう!
au 非VoLTE SIMでデータ通信を可能にするには?
au VoLTE非対応SIMを使ってデータ通信を可能にするには、[モバイルネットワーク設定]にある「拡張LTEモード」をONにする必要があります。
「拡張LTEモード」とは “VoLTE” のことで、ONにすることで、(データ通信も音声通話も) すべてLTE網になります。
au系MVNOの場合、データ通信は「LTEのみ」となります。なので、データ通信だけで言えば、3G網が使えないくても特に問題ありません。
mineoで確認
では、まずはmineoのデータ専用SIMで確認してみましょう!
mineoでは、「拡張LTEモード」をONにすれば、問題なくデータ通信可能です。
「拡張LTEモード」をOFFにすると、アンテナピクトが「×」マークになり、データ通信もできません。
UQ mobileで確認
mineoでOKなら、UQ mobileでも行けるはずだと思うかもしれませんが、端末(モバイルWi-Fiルーター)によっては、mineoは大丈夫でもUQ mobileで使えないものがあります。
なので、UQ mobileのデータ専用SIMで確認してみたところ ↓
UQ mobileでも問題なく、データ通信可能です。
「拡張LTEモード」をOFFにすると、mineoと同等でデータ通信不可です。
au (音声SIM) で確認
では、最後に音声通話ができるau本家のSIMで確認してみたいと思います ↓
au本家でも問題なくデータ通信が可能です。
では、VoLTE非対応SIMと、VoLTE対応だけどCDMA2000に非対応のarrows M02で通話が出来るか確認してみたところ、
通話はできませんでした (当たり前ですね…) 。
「プップップップ…」となった後に「ツーツーツ」となり、右側の画像の「モバイルネットワークが利用できません」と表示されました。
今回はau本家のSIMを使用していますが、mineo、UQ mobileの音声SIMでも同様と思ってよいでしょう。
まとめ
arrows M02では、au VoLTE非対応SIMであっても「拡張LTEモード」をONにすれば、データ通信は可能。
通話に関しては、arrows M02が3Gの通信規格「CDMA2000」にそもそも対応していないため、au VoLTE非対応SIMでの音声通話はできません。これを含めて、mineoではau VoLTE対応SIMのみで利用可能としているものと思われます。
また数日間、突然電波が立たなくなる状況などがないか検証していましたが、特に問題はないと判断しています。私の行動範囲ではアンテナピクトが突然消えるような現象 (iPhone 5c + iOS8以降 + au系MVNOで起こるような現象) はありませんでした。
mineoではarrows M02をau VoLTE対応SIMのみとしているので、一応、VoLTE非対応SIMでの使用は自己責任でお願いします。
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iPhoneは通常SIMでVoLTE可能になったけども、何が違うのか気になります…