白ロム『ARROWS NX F-06E』と『AQUOS PHONE ZETA SH-06E』は2013年夏モデルとしてドコモから発売されている端末です。この2つの端末は、白ロム価格が安くなったことから非常に人気があります。そんな中、どっちを買ったらよいのか迷っている人が多いようなので、色々と比較してみました。参考にしてみて下さい。
サウンドを聴き比べてみた!
『F-06E』の方が、クリアというか、乾いた音(ドライな音)というような音がします。全体的にクリアで聞き取りやすい音だなと感じます。
ドルビーデジタルプラスという音響効果が搭載されていて、自分でON/OFFの切り替えができます。ONにすると音に厚みや臨場感が増します。そして、音楽だけではなく、映画やフルセグ、そしてゲームなどにも適応することができる点がうれしい!
『SH-06E』は、Dolby Mobileが搭載されているのですが、音質が良くなっているか分からない…高音質の音楽専用LSIを搭載しているみたいですが、あまり実感できないです…
サウンドに関しては『F-06E』が圧勝!
持ちやすさ対決!
『F-06E』は、持ちにくいってことはないのですが、握ってみると角張ってる感じがします。背面は少し丸みを帯びているんですけどね…あとやはり幅があるので、大きく感じます。
『SH-06E』は、背面が丸みを帯びているので、持ちやすさを感じました。しかし、背面がサラサラした素材(カラーによって違うみたいです)で、滑りやすいとも感じます。
デザインを比較してみると『F-06E』はゴツくて男性向け、『SH-06E』は丸みを帯びていて女性向けのイメージです。
持ちやすさは、一回り小さく感じる『SH-06E』の方が良いと感じました。
液晶画面内に入る情報量
『F-06E』と『SH-06E』を比べた画像を見てください。
赤枠の部分ですが、情報量は『SH-06E』の方が多く入ることが分かります。
『F-06E』は赤枠内の「ニュース」の文字が欠けているが、『SH-06E』はその下の日時の文字まで見えているのが分かる。
画面サイズは『F-06E』が5.2インチ、『SH-06E』は4.8インチと『SH-06E』の方が小さいですが、下のメニューボタンが液晶部分に含まれてない分、情報量が多く入っています。
『F-06E』は液晶エリアにメニューボタンがあるが、『SH-06E』は液晶エリア外!
情報量が多い、『SH-06E』が有利です。
液晶の綺麗さを比べてみた!
『F-06E』はTFTですが、非常に綺麗だと感じます。色味も良いです。一方、『SH-06E』は若干赤みが掛かった色をしています。黄ばんだ液晶などはよくありますが、この液晶は珍しく、赤みが強いです。IGZOだからでしょうか…
液晶は『F-06E』の方が素直な色味です。
UIの使いやすさを比較!
まず、『F-06E』の特徴は、「スライドディスプレイ」。これがもの凄く良い。大画面のこの端末は、端末をホールドしてるのが大人の男性でも、画面の上方には指が届かない事が多いのです。しかし、これを解決してくれるのが「スライドディスプレイ」。画面右下にある下矢印を押すと、画面が下がってきて、ホールド状態でも操作が可能になります。これは、どのスマホ端末でもつけてほしいと感じるぐらい便利なものです。
あと、特徴的なものは、指紋認証です。これもすごく便利。認識率も良いですね。
『SH-06E』はフォントが変えられるのが良いところです。意外とAndroidの標準フォントが好きになれないのですが、この端末はインストールできるフォントの種類が豊富で、「Google Play」からダウンロードできます。一部有料ですが、自分の好きなフォントが見つかると思います。
また、「Sweep ON」機能は、スリープ時に画面をなぞると画面がONになるし、「Shake OFF」機能は端末を振ると画面がOFFになったりします。
UIの使いやすさについては、好みがわかれるところです。なので引き分け!
(個人的には、「スライドディスプレイ」が一番のお気に入りなので、『F-06E』です。)
タッチパネルの精度を比較してみた!
タッチパネルは、即答できるくらいに『F-06E』の方が良いです。『SH-06E』が特別悪いわけではないのですが、たまに操作がうまくできずに「イラッ」とすることがあります。
また、『SH-06E』は液晶に水滴を落とすとその水滴に反応して、動作がおかしくなります。防水なので、濡れた手で触ったり、雨の中触ったりするのですが、水滴で誤動作してしまうので、防水の意味があまりありません。
よって、タッチパネルの精度は『F-06E』!
充電の機能&クレードル
『F-06E』はクレードル付属ですが、Qi(おくだけ充電)に対応していません。『SH-06E』はクレードルなしでQiに対応しています。
一長一短ですが、『F-06E』は非常にエンタメ性が強いので、クレードルがあると便利です。クレードルに立てかけて、テレビを見たり映画を見たりと活用の場があります。しかし、ちょっとクレードルが大きいので邪魔でもあります。
一方、『SH-06E』はクレードルなしですが、Qi対応なので、充電のためにわざわざmicroUSBを挿す必要性はありません。これはこれで便利です。
よって、充電関連は引き分け!
バッテリーを比べてみた!
バッテリーの持ち具合
これは、どちらも似たような電池持ちです。どちらも非常に持ちがよいので、モバイルバッテリーなどを持ち歩かなくてもよいぐらい。それほど使わない人は、2日は持つのではないでしょうか。
バッテリー容量は『F-06E』が3020mAh、『SH-06E』が2600mAhとなっています。
バッテリー交換は?
『F-06E』は預かり交換で6,900円、『SH-06E』が故障取扱窓口での交換は2,700円、本体をお預かりしての交換は3,700円となっています。『SH-06E』の方がかなり良心的ですね。
バッテリーに関しては、総合的に考えると『SH-06E』が一歩リードです。
防水・防塵は?
『F-06E』は防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP5X)を搭載、『SH-06E』は防水(IPX5/IPX7)のみとなっています。
なので、『F-06E』の方が良いでしょう。
フルセグはどうなの?
『F-06E』はフルセグ・ワンセグ付き、『SH-06E』はワンセグのみです。フルセグ非常に綺麗でビックリします!
『F-06E』の方が良いですね!
カメラを比較!
何枚か写真を取ってみました。
『F-06E』で取ったの写真
『SH-06E』で取ったの写真
『F-06E』の方が、色が落ち着いた色味で自然な色に近いです。『SH-06E』は、外で撮影したものが、白飛びしたような画像になっていて派手に色がでてます。
どちらかというと『F-06E』の方が良いと感じます。
ベンチマーク&端末温度について
何回かAntutu Benchmarkでスコアを計測したのですが、基本的に『SH-06E』の方が良い気がします。また、端末の温度も『SH-06E』の方が、熱くなりにくい気がしました。普通に使っていると分からないぐらいのレベルですが、若干『F-06E』は熱くなるのが早いな…と感じました。
なので、『SH-06E』の方が良いとします。
まとめ
全体的に見て、『F-06E』の方が良い端末かなと感じます。特に音質が良かったのと、タッチパネルの精度の良さが大きな要因です。
『F-06E』はドコモのご愛願割に新しく入ったことで、白ロム価格が以前にご愛願割になった『SH-06E』と同じくらいになり、どちらを買おうか迷うところだと思います。
参考にしてみてください。
各端末レビュー記事はこちら↓
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