『AQUOS PHONE ZETA SH-01F』のスペック、周波数帯、タッチパネル、アンテナピクトなど、基本的な部分についてレビューしてみたいと思います。
スペック一覧
次にスペックを確認してみましょう。特徴的な箇所は、赤色にしています。
OS | CPU | CPUクロック数 | CPUコア数 |
---|---|---|---|
Android 4.2 → 4.4 | Snapdragon 800 MSM8974 | 2.2GHz | 4 |
ディスプレイ方式 | ディスプレイサイズ | 解像度 | LTE周波数帯 |
TFT IGZO | 5.0インチ | 1920×1080 FHD | Band1/3/19/21 クアッドバンド対応 |
ROM | RAM | SDスロット | Qi(おくだけ充電) |
32GB | 2GB | ◯ | × |
防水 | 防塵 | Wi-Fi | GPS |
IPX5/7 | × | IEEE 802.11a/b/g/n/ac | ◯ |
Bluetooth | FeliCa・NFC | 赤外線 | ワンセグ/フルセグ |
4.0 | ◯ | × | ◯/◯ |
質量 | サイズ | バッテリー | メイン/サブカメラ |
約139g | 約141 × 70 × 8.9(最厚部9.2)mm | 3000mAh | 約1630/210万画素 |
周波数帯を確認してみよう!
『SH-01F』は、「ドコモ 2013-2014冬春モデル」の端末なので、まだまだ新しい端末です。なので、ドコモ網の全ての周波数帯に対応しています。確認してみましょう。
LTE
- Band1(2100MHz帯) / 下り最大 75Mbps
- Band3(1800MHz帯) / 下り最大 150Mbps
- Band19(800MHz帯) / 下り最大 37.5Mbps
- Band21(1500MHz帯) / 下り最大 112.5Mbps
W-CDMA(3G)
- Band1(2100MHz帯)
- Band5(850帯)
- Band6,Band19(800MHz帯)
GSM(2G)
- 850MHz帯
- 900MHz帯
- 1800MHz帯
- 1900MHz帯
となっています。
LTEの周波数帯は「クワッドバンド(4バンド)」に対応しています。全ての周波数帯に対応していることになります。もちろんですが、ドコモ系MVNOを使用しても全く問題ありません。
MVNOで使用する際のアンテナピクトは?
アンテナピクト問題は、全く問題ありませんでした。
BIGLOBE LTE・3G』SMSなし・データ通信専用SIMを挿入しているが問題なし
MVNOでの使用であっても、セルスタンバイ問題は起こりません。
セルスタンバイ問題についてはこちら ↓
『GALAXY J SC-02F』のセルスタンバイ問題について
タッチパネルの感度がどの端末より悪い
シャープ製の端末は、タッチパネルの操作に少し癖があります。感度が悪いというよりは、敏感に反応し過ぎて操作性が直感的ではありません。
以前の機種『SH-06E』よりもタッチパネルの反応は改善しました。(『SH-06E』もアップデートで改善しています)それでも他の端末に比べると、少し操作がしにくい状態です。
特に、スクロール動作などが、何か使いにくい感じがします。少し「イラッ」とするような動きです。カクつくと言う動きではなく、スムーズにスクロールはできます。しかし、勢い良く指をスライドして、スクロールさせようとしても、あまりスクロールしてくれません。慣性が少ないというか、スクロール量がすくないというか…。
2013-2014冬春モデルの端末の中で、タッチパネルの操作に関しては、一番使いにくいと思います。始めてスマホを使う人や、今までシャープ製のスマホを使ってきた人なら違和感なく使用できますが、他社のスマホを使ってきて『SH-01F』に乗り換えると、違和感を感じるでしょう。特にGALAXYシリーズを使っていたなら『SH-01F』のタッチパネルには、「イラッ」とすると思います。
IGZOディスプレイ搭載
液晶画面は、IGZOを採用していて、とても綺麗なディスプレイです。以前の機種『SH-06E』に搭載されていたIGZOよりも色味がよくなっていると思います。どちらかと言えば、赤みが強い方のディスプレイとなります。
端末の性能や動作具合は?
2013-2014冬春モデルでの標準スペックで、「Snapdragon 800 MSM8974 2.2GHz」「RAM:2GB」となっています。「Snapdragon 800 MSM8974」ですが、クロック数が2.2GHzとなっている事に注意して下さい。2013-2014冬春モデルには、2.2GHzと2.3GHzのものがあります。
また、ベンチマークも2013-2014冬春モデルで比較すると、『SH-01F』はスコアが全体的に低い結果になりました。
ベンチマークに関しては、こちらを参考にしてください。
防水機能あり!防塵は無くなった!
「防水機能」は、IPX5/IPX7となっています。防水機能は、あったほうが何かと便利ですよね。
「防塵機能」については、前機種『SH-06E』に搭載されていましたが、『SH-01F』は無くなりました。
防塵とは、ホコリなどが端末に入るのを防ぐものです。普段使っている分には、あまり混入すること無いですよね?
防水機能と違って防塵機能は、付いていても無くてもあまり気にする人はいないと思います。
メーカー側も別に必要ないのでは?という判断だったのかもしれません。
フルセグあり!
フルセグ機能が搭載されています。アンテナが内蔵タイプなので、どこでも気軽にフルセグが見れますね。
また、録画することも可能です。
赤枠のボタンを押すと、録画ができる。
2013-2014冬春モデルの端末でも、『GALAXY J SC-02F』や『G2 L-01F』はフルセグ機能が付いていません。その点で、フルセグ機能&録画機能の面で『SH-01F』の方がメリットがあります。
音質や音に関して
個人的に『SH-01F』で一番評価したいのは、音質です。
音質について
イヤホンを装着して色々聴き比べてみましたが、個人的に音質が良いと言われているXperiaの「WALKMAN」アプリよりも優れていると感じました。どちらかと言えば、「ドンシャリ」タイプですが、鮮明な音で、聞き取りやすい音を出してくれます。
また、音響技術などで有名なDTS社の「DTS Sound」に対応しています。これもとても好印象です。
この画面でサラウンドを選択できる。
音楽をスマホで再生する人、とにかく良い音を求める人には、かなりオススメしたいと思います。
音の大きさ
まず、スピーカーについては、2013-2014冬春端末で比較したら小さい方でした。ただ、音量が小さいと言っても、十分な音量を確保できていると思います。今まで別のメーカーの機種を使っていた場合、小さく感じることはあるでしょう。
イヤホンでは、十分な音量がでます。こちらは問題ないでしょう。
大きな欠点も…。
音楽を聴いている時に、音量調整をすると思いますが、ディスプレイが点灯していない状態(スリープ時)には、音量調整ができません。これは、ボリュームボタンがタッチパネル式だからだと思います。(ますます物理ボタンにしてほしかったですね。)
なので、スリープ時に音量を調整しようとした場合、一旦電源ボタンを押して、画面をONにしないといけません。かなり使い勝手が悪いです。
まとめ
スペックは、2013-2014冬春モデルの端末なので、十分すぎるでしょう。ただし、ベンチスコアが少し他の端末より低い点が気になったりも…。
IGZOディスプレイも前機種より進化よりも良くなっているし、すべてできることを詰め込んだ端末と言う印象です。すごく良い端末という訳でもなく、悪いと言うこともなく…。端末の性能は、無難な端末というところでしょうか。(『SH-01F』は、便利な機能が沢山ある点で優れている。これに関しては、別記事で紹介予定。)
しかし、タッチパネルに精度を求める人は、他の端末を選んだ方がよいと思います。個人的には、タッチパネルだけがデメリットと感じました。やはり使いにくいと思ってしまいます。
1つ大きな特徴と言えるとしたら、音楽プレイヤーの音質の良さです。個人的には、かなり気に入っています。
是非、白ロム購入の際の参考にしてみて下さい。
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