ASUS『ZenFon 5』をレビュー!多機能でコスパが良いSIMフリー端末!格安スマホとしては別格!『Blade Vec 4G』との比較も!

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今回は、ASUSTekから発売された、話題のSIMフリー端末『ZenFone 5』をレビューしてみたいと思います。格安スマホ(?)の中でも、かなり話題になりましたね!注目度も非常に高かった端末だと思います。
また、コスパの良さに加え、国内販売される前に海外で販売されていて、ある程度の評判や評価は分かる状態だったので、購入しやすかったのではないでしょうか。

購入前には「ROM:16GBモデルで2万8944円(税込)はちょっとコスパが悪いかな…」と思っていましたが、実際に使ってみると全くそんなことない端末でした。
非常に良くできていて、約3万円で売られている格安スマホよりも機能が多く、使いやすいUIが特徴的だと思いました。

使用感が大体分かってきたので、レビューをしたいと思います!(このレビューは、『ZenFone 5』にドコモ系MVNOのSIMカードを使用していることを前提として記載しています)。では、メリット・デメリットから見ていきましょう!

メリットはどこ?

まずは、メリットと感じたところをリストアップしていました。

  • 軽くて、持ちやすい
  • 液晶が綺麗、RAM:2GB搭載などのスペックの良さ
  • 周波数帯がドコモ、ソフトバンクに対応、格安SIMとの組み合わせに最適!
  • ASUS独自のUI「Zen UI」が使いやすい
  • 読書モードや手袋モードなどの独自機能が多く、他の格安スマホと差別化されている!ATOKも搭載!
  • 機能豊富、スペック良しで2万8944円はコスパが良し!

軽くて、持ちやすい

端末は非常に軽いです。見た目がとても大きな端末だからかもしれませんが、見た目とは裏腹に、持った時に思わず「かるっ!!」と声を上げました(笑)
本体重量を計測してみたところ142gでしたが、それ以上に軽く感じます。見た目との錯覚なんでしょうけど…(笑)

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そして、背面はラウンドした形状になっており、手にフィットする感じで、とても持ちやすいです。

格安スマホの中でも、スペックが良い!特にRAM!

液晶は非常に綺麗です。また、傷に強いとされているゴリラガラス3を採用していて、格安スマホとは思えない仕上がりです。

また現時点(2014/11/22)で、他の格安スマホは「RAM:1GB」となっていますが、『ZenFone 5』は「RAM:2GB」搭載です。ただ正直、RAMが2GB搭載している恩恵があまり感じられないですが…
もし長年使用する予定であれば、アプリが求めるスペックは上がっていくので、RAMを2GB積んでいると、何かとメリットはあるかもしれませんね。

スペック面では、他の格安スマホよりも「嬉しい仕様」と言えそうですね!

Zen UIが使いやすい

格安スマホと呼ばれる部類の端末は、(Nexusシリーズのような)ほとんど素のAndroidになり、インターフェイスなどは素っ気ない感じです。しかし、『ZenFone 5』は、ASUS独自のUIである「Zen UI」を搭載しており、非常に使いやすいインターフェイスになっています。 

特にクイックパネル部分は、使いやすくて好印象です。

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読書モードや手袋モード!ATOKも搭載!

読書モードは、目にやさしい色合いに液晶画面を変更してくれます。よくあるブルーライトカットのアプリと似ていますね。

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手袋モードは、手袋を付けたまま操作ができるようになることです。

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また、有料アプリ(1,543円)ATOKも搭載していて、無料で使うことができます。
『ZenFone 5』が日本市場に力を入れている現れではないでしょうか。

キャリア端末の場合、かなり多くの独自機能がありますね。現状ではスペック差が出にくいので、機能やデザインで勝負しているところが多くなったきがします。しかし、国内販売されているSIMフリー端末(格安スマホ)の場合、独自機能が搭載されいる端末の方が珍しい状況です。そんな状況なので『ZenFone 5』はSIMフリー端末の中で、機能が多い端末と言えます。

LTEの周波数帯はドコモ3バンドに対応!また、FOMAプラスエリア、プラチナバンドにも対応

ドコモ系の格安SIMでの運営のために『ZenFone 5』を検討している人が多いと思いますが、LTEの周波数帯は、B1/3/19に対応しています。電波が繋がらないなどの問題は、全くないでしょう。また、3G接続であっても、ドコモのFOMAプラスエリアに対応、ソフトバンクのプラチナバンドに対応しています。

『ZenFone 5』は、海外版と国内版で周波数帯の対応が違い、国内版は、国内のキャリアに最適な周波数帯にローカライズされています。

また、デュアルアンテナによって信号強度を高めているみたいです。(正直、他の端末と違いがあまり感じられないが…)

残念なことにauのSIMカードは使えません。au系MVNOの『mineo』も使用不可となります。この点だけ注意したいところです。

格安SIMを使用しても、セルスタンバイ問題でバッテリー消費が激しくなるなんてこともないので安心してください。

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ドコモ系MVNO『楽天ブロードバンド データSIM』、SMSなしを使用。
セルスタンバイ問題は発生するが、バッテリー消費は全くなし。

メリットまとめ

正直、使ってみて非常に良い端末だと思いました。「Zen UI」の搭載だけでも、とても価値があり、格安スマホとしてはコスパが良い端末だと思えます。また、国内販売されているSIMフリー端末としては、多機能な部分でも高評価です。

デメリットは?

デメリット部分も少しあり、リストアップしてみました。

  • 他の5インチ端末よりもサイズが大きい
  • ナビゲーションボタンの間隔が広い
  • 電池持ちが少し気になる…
  • 液晶画面が暗い
  • auのSIMカード(au系MVNO mineoを含む)は使えない

大きな端末

5インチ端末となっていますが、キャリアの端末と比べるとサイズが少し大きくなっています。横幅も少し大きく、ナビゲーションの間隔が広いため、操作が片手だと「ちょっと無理あるかな…」と思うほどです。どうしても両手で操作することが多くなってしまいます。

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同じ5インチ端末で縦の長さを比較、左がARROWS NX F-05F、右がZenFon 5。
大幅にF-05Fの方が小さい。

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横の長さを比較、左がARROWS NX F-05F、右がZenFon 5。
多少F-05Fの方が小さい

ナビゲーションボタンの間隔

『ZenFone 5』のナビゲーションバーの「戻る」「ホーム」「タスク切り替え」ボタンの間隔は、他の端末よりも確実に広くとられています。

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G2 L-01Fとボタンの間隔の比較画像。

赤枠を『ZenFone 5』のボタンに合わせて比較してみました。
『L-01F』は、ナビゲーション部分が赤枠内に余裕で入り、余白もあります。また、各ボタンが大きいので押しやすいです。
ボタンとボタンの間隔が狭く『ZenFone 5』より真ん中寄りにボタンが集まっているのが分かりますね。

それに比べて『ZenFone 5』は、ボタンが小さい上に、各ボタン間隔が広くとられています。少し使いづらいと思うことも。

先ほども書きましたが、端末のサイズが大きいことに加えて、ナビゲーションボタンの間隔が広いため、片手操作はとても難しいです。立ちっぱなしの電車内では、片手操作になることが多いと思われますが、かなり使いづらいと思います。使うシチュエーションを選ぶ端末と言えるかもしれませんね。

電池持ちは?

電池持ちは、今どきのキャリア端末と比べると劣ります。
最近のキャリア端末は、ZenFone 5よりも大容量のバッテリー搭載しているので、当たり前と言えば当たり前です。

ドコモ端末で言えば、2013春モデル辺りの端末と同じぐらいの電池持ちかなと感じました。

ZenFone 5が特別悪いわけではなく、ライトユーザーであれば確実に1日は持つでしょう。よく使う人は1日持たない可能性があります。

電池持ちはユーザーによって感じ方が違うので表現しづらいですが、ゲームや動画をよく見る人は少し注意した方が良いかもしれません。確実に電池の減りは早いでしょう。ただ、スリープ時は、電池の減りはほとんどありません。

また、同じ時季に発売されている「格安スマホ」と比べると、遜色ない電池持ちとなります。

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参考程度に、わたしが使用しての電池持ちを掲載。
23:00〜04:00の間は端末をスリープ状態で、全く電池が減っていない。
使用している時はバッテリー消費が激しいのが分かる。
ゲームは一切していなくて、TwitterやWebサーフィンをしたぐらい。

液晶画面が暗い

ここ最近のキャリア端末は、液晶を目が痛くなるぐらい明るく調整できる端末が多いですよね。自分に合った明るさに調整ができるのでありがたいです。

しかし、『ZenFone 5』の液晶は、若干暗めの設定で、自動モードの時は「全体的に暗く」感じました。また、明るさを最大値にしても、キャリア端末と比べると暗く感じ、日光直下などでは少し見にくい印象でした。室内で使う分には全く問題ないです。

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G2 L-01Fとの明るさ比較。左がG2 L-01F、右がZenFone 5。どちらも明るさを最大値に設定。
少し分かりにくいが、G2 L-01Fの方が明るい。

デメリットまとめ

デメリット部分に関しては、個人個人で感じ方が違うものが多かったと思います。
端末の大きさは気にならない人も多いでしょう。
全体的に『ZenFone 5』の出来は良く、致命的なデメリットは無かったと思います。なので、デメリットと感じる部分が本当に少ないと思います。

全体的な動作感は?

『ZenFone 5』は「ミドルエンド端末」という位置づけです。キャリアのハイエンド機より劣るスペックとなっていますが、基本動作に関しては全く違いを感じません。

ほとんどの人は、今時のハイエンド機では「オーバースペック」です。
ゲームのために端末を買うのであればハイエンド端末をオススメしますが、その他でハイエンド端末が必要になる場面はほとんどありません。『ZenFone 5』ぐらいの性能でも全く問題ないはずです。

AnTuTu Benchmarkは下記の通り。

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スコアは18,268という結果でした。特別良いわけではないですが、これだけあれば十分です。「スペックが…」と気になっている人でも、使ってみると快適に使える端末だと思います。

格安スマホBlade Vec 4Gと比較して

格安SIMの運営のために、SIMフリー端末を安く手に入れたい人は増えてきていると思います。ここで、LTE対応のSIMフリー端末であるZTE製の『Blade Vec 4G』と『ZenFone 5』で迷っている人も多いのではないでしょうか。

迷いポイントは「価格」だと思います。
現時点(2014/11/21)で、『Blade Vec 4G』はgoo SimSeller 楽天店で、2万2500円(税込)で販売されています。また楽天店は、ポイント10倍キャンペーンを行うことも多く、ポイント還元で実質、約2500円ほど割り引かれた金額で購入できるとも考えられます。それに比べて『ZenFone 5』は、16GB版で2万8944円(税込)となっています。ポイントも1%還元(約300円)で販売されていることが多く、割引も全くない状態です。

なので、この2つの端末の価格差は「約6000円」となりますね。この差額をどう感じるでしょうか?迷いどころではないでしょうか?

そこで実際に使ってみて感じたことも含めて『ZenFone 5』と『Blade Vec 4G』の違いを少し比較してみました。

項目 ZenFone 5 Blade Vec 4G
RAM 2GB 1GB
ストレージの分割 分割なし 3.88GB / 8.85GBに分割
SD ×
バッテリー 2,100mAh 2,300mAh
機能の充実度合い
(体感での)電池持ち
画面の明るさ
国内LTE対応周波数帯 2100MHz(B1)
1800MHz(B3)
800MHz(B19)
2100MHz(B1)
1800MHz(B3)
800MHz(B19)
3G(W-CDMA)周波数帯 2100MHz(B1)
800MHz(B6)
900MHz(B8)
800MHz(B19)
2100MHz(B1)
800MHz(B6)
重量 約145g(実際には142gだった) 約132g

大きなポイントは、「SDスロットが必要か?」「電池もが良いのは?」「ソフトバンクのSIMでの運用」となります。

RAM:2GBの『ZenFone 5』の方が良いに決まっていると思っている人も多いと思いますが、ゲームなどRAMを喰うアプリを使用しなければ、1GBでも全く不便がありません。使用していて、この2端末、動作感の違いは感じません。また、ミドルレンジの端末なので、ゴリゴリとゲームをする人には両端末ともあまりオススメしません。

大きなポイントとして、『ZenFone 5』はSDカードが使えます。『Blade Vec 4G』は使えません。この違いは大きいですね。SDカード必須に人も多いはずです。

また、ソフトバンクのSIMを使う場合、プラチナバンド(900MHz)に対応している『ZenFone 5』の方が有利です。

電池持ちが良いのは、『Blade Vec 4G』の方ですが、個人的には若干の違いかなと感じています。たしかにちょっとは『Blade Vec 4G』の方が良いと感じますが、別に『ZenFone 5』でも良いかなと思える程度でした。ここの判断はシビアですが、電池持ちを第一優先事項に上げるなら『Blade Vec 4G』ですね。

比較まとめ

主なポイントとして、上記の様な違いです。この違いで「約6500円」の差になります。個人的には、どちらもオススメで、どちらもコスパがよいと思います。安く済ませたい人なら『Blade Vec 4G』で良いと思いますし、『ZenFone 5』を購入しても、差額分のスペックアップや機能の充実性はあります。用途に合った方を選べば良いと思います。

キャリア端末と比較すると

まず、ドコモ端末 (白ロム) ではなく、SIMフリー端末である『ZenFone 5』を購入する理由として、ドコモ系MVNOでの「テザリング」の利用が大きな理由だと思います。

また、ドコモ端末のようにプリインストールされているアプリ(ドコモアプリなど)は、殆どないのが魅力です。プリインアプリが少ない分、バックグランドで動作しているアプリが少ないので、動作も軽快です。

しかし、テザリング機能が必要ない場合は、白ロムを購入する方が圧倒的にコスパが良いと思います。

ZenFone 5はミドルレンジ端末ですが、最近のドコモ端末はハイエンド端末が多いですよね。
ハイエンド端末の白ロムは、ZenFoone 5と同じぐらいの価格で売られているので、コスパが良いのは白ロム(ドコモ端末)となります。

まとめ

格安なSIMフリー端末でも「多機能」で使いやすい端末です。全体的に、とても好感が持てる端末に仕上がっています。
国内販売されている格安スマホと比較しても、「機能の多さ」と「洗練されたUI」は使う価値ありです。
今後も色々なLTE対応のSIMフリー端末が発売されるでしょうが、

お手頃価格で機能が多い『ZenFone 5』は、バランスが非常に良い端末と言う印象

でした!
誰にでもオススメできる端末だと思います!
是非、参考にしてみてください。

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コメント

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  • 写真の説明で「右と左」が間違って使われているから、写真が間違っているのか説明が町がいっているのかわからず混乱する。

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