NifMoでは、端末セット(NifMoのスマホセット)を契約したユーザーに対して、最大20,000円キャッシュバックを行う施策を行なっています。期間は、2016年8月1日〜31日まで。
キャンペーンNifMoのスマホセット
前回までは8,000円/6,000円キャッシュバックのみでしたが、今回は契約するプランによって、最大20,000円、最低でも8,000円のキャッシュバックとなっており、最新機種もなかなかお得に購入できそうです。
キャッシュバックの金額は下記の通り。
プラン | データ専用/SMS対応タイプ | 音声通話対応タイプ |
---|---|---|
3GBプラン | 8,000円 | 10,000円 |
5GBプラン | 8,000円 | 10,000円 |
10GBプラン | 8,000円 | 20,000円 |
10GBプランは20,000円キャッシュバックと非常に高額ですね!
キャッシュバックの対象となるのは、下記のリンク先からでの申し込みが対象となっています。
キャッシュバックを受ける条件として、「機器到着月を含む6カ月目までにNifMoを解除(初期契約解除を含む)された場合、キャッシュバック特典の対象外」となっているため、機器到着月を含め7ヶ月以上は利用する必要があります。また、キャッシュバックの振り込みは「機器到着月を含む9カ月目に、登録いただいたお受取口座へ現金振込」となっています。
最大20,000円のキャッシュバックは、音声SIMの10GBプランのみなので、かなり敷居が高いのが難点です…。しかし、それ以外でも8,000円/10,000円のキャッシュバックとなっているので、格安SIMと一緒に端末がほしい方、特に最新のミッドレンジ端末がほしい方には一番旬な施策かと思います。
対象となる機種は、NifMoで扱っている機種で下記の通り。
- HUAWEI P9 lite
- 富士通 arrows M03
- ASUS ZenFone Go
- 富士通 arrows M02
- FREETEL SAMURAI KIWAMI
NifMoでは、最新機種となる「P9 lite」や「arrows M03」を扱っている点がポイントです。
わたしも両機種とも購入して使っていますが、両方ともミッドレンジとしては非常によく、値段的にもコストパフォーマンスの高さが際立ちます。
今回の施策では、「キャッシュバック額がそれなりに大きいので、実質金額では安くなりそうだけど、実際はどれくらい安くなるの?」という疑問も。そこで今回は、キャッシュバック特典を受けると大体どれくらいの総費用が掛かるのかなどを確認してみたいと思います。
端末を安くほしいのか、格安SIMも使ってみたいのかでキャッシュバック施策の評価が分かれそう
キャッシュバック目当てで契約する方は、大きく分けて2分類になるかと思います。
- キャッシュバックで“端末だけ”を安く欲しい人
- なるべく安く“端末”と“格安SIM”がほしい人
最新のミッドレンジ端末を扱っていることもあり、単純に端末だけがほしい方(格安SIMは使わずに寝かせる)も多いはず。ただ、NifMoの月額料金の維持費がどれくらいになるのかなど、NifMo スマホセットで購入するのが最安なのかどうかが気になるところです。
端末と格安SIMの両方を求めるている方は、単純に考えて、キャッシュバック特典の金額が大きいことから総合的に安くなるという考えで問題ないと思います。
ということで、とりあえずまずは「単純に端末だけがほしい方」の場合を考えてみましょう。
端末だけがほしい人は、キャッシュバック特典でお得になるのか?
スマホセットで購入した場合、「端末代金がどれくらい安くなるのか」が一番の焦点であり、それに伴う格安SIMの維持費などを含めて、総額で端末が安く買えなければ意味がありません。
まずは、キャッシュバックを受けることを前提として、格安SIMの維持費がどれくらいなのか、概算を出してみたいと思います。
※ 金額に若干のブレがあります(ユニバーサルサービス料3円などは含めていません)。その点、ご了承ください。
まずは、NifMoの料金プランを確認しましょう(全て税抜) ↓
プラン/料金 | データ専用SIM | データ専用SIM SMS付き | 音声SIM |
---|---|---|---|
3GBプラン | 900円 | 1,050円 | 1,600円 |
5GBプラン | 1,600円 | 1,750円 | 2,300円 |
10GBプラン | 2,800円 | 2,950円 | 3,500円 |
NifMoの月額料金は、「3GBプラン」は業界水準ですが、「5GB/10GBプラン」は、若干、大手MVNOの中では割高な料金設定になっています。例えば、IIJmioでは6GBプランで1,520円/月、10GBプランで2,560円/月となっています。
@niftyの接続サービスを使っていれば、月額料金が200円割引になります。今回は全員に当てはまることではないので省略。
そして今回は「スマホセット」での契約が前提ということで、一つ大きな目玉があります。
NifMoでは「機器セット割」というものがあり、スマホセットで購入した場合は24ヶ月間、基本料金から200円割引があります。
基本的にNifMoで扱っているスマホセットではどれも対象となるのですが、「ZenFone Go」だけ、機器セット割の対象外となる点にご注意ください。
「機器セット割」が適用された場合の月額料金は下記の通り(税込) ↓
プラン/料金 | データ専用SIM | データ専用SIM SMS付き | 音声SIM |
---|---|---|---|
3GBプラン | 700円 | 850円 | 1,400円 |
5GBプラン | 1,400円 | 1,550円 | 2,100円 |
10GBプラン | 2,600円 | 2,750円 | 3,300円 |
ここで、最低維持費の総額を確認してみましょう。
前述したように、今回のキャッシュバックを受けるには最低でも7ヶ月契約を維持する必要があります。
月額料金の総額(7ヶ月分、機器セット割適用済)は下記の通り(税抜) ↓
データ専用SIM | データ専用SIM SMS付き | 音声SIM | |
---|---|---|---|
3GBプラン | 4,900円 | 5,950円 | 9,800円 |
5GBプラン | 9,800円 | 10,850円 | 16,100円 |
10GBプラン | 18,200円 | 19,250円 | 23,100円 |
※NifMoは利用開始月の基本料金は無料ですが、こちらは考慮していません。
ここで再度、キャッシュバックの金額を確認してみましょう ↓
プラン | データ専用/SMS対応タイプ | 音声通話対応タイプ |
---|---|---|
3GBプラン | 8,000円 | 10,000円 |
5GBプラン | 8,000円 | 10,000円 |
10GBプラン | 8,000円 | 20,000円 |
見比べてみて、月額料金の総額よりもキャッシュバック特典の金額の方が大きい場合とその差分は下記の通り。
- データSIM 3GBプラン: 2,708円
- データSIM SMS付き 3GBプラン: 1,574円
意外と少ないですね…
「データSIM 3GBプラン」の場合は、7ヶ月分の総額が4,900円(税込5,292円)なので、8,000円のキャッシュバックを貰えれば、2,708円余ることになります。
しかし、NifMoの契約の事務手数料で3,000円(3,240円)が必要となるので、キャッシュバック分の金額は格安SIMの基本料金ですべて使ってしまうことになります。
NifMoで販売されているスマホは、家電量販店などよりも割高(または同金額)で販売されています。
例えば、NifMoでの端末は
- P9 lite: 31,200円(税込)
- arrows M03: 38,400円(税込)
となっており、家電量販店と同じような金額です。
この結果から、端末だけほしい方で、NifMoの格安SIMは寝かせる(使う予定がない)という方には、ほとんどお得感がない内容となっています。
端末も格安SIMも使いたい方におすすめかも!
上記で見ていきたように、端末だけほしい方には特に旨味がない内容となっているかもしれませんが、「格安SIMに乗り換えたい!」「端末もほしいけど、格安SIMも同時に検討している!」など、格安SIMを使うことを前提とした方には、なかなか良い施策となっているのではないでしょうか。
そのように感じた理由は2通りの捉え方があります ↓
- 端末代金は定価だけど、キャッシュバックで格安SIMが数ヶ月間は実質無料で使える
- キャッシュバックで端末代金が実質安くなる、格安SIMの月額料金はそのまま
「格安SIMがキャッシュバックで数ヶ月は実質無料」になるものは、上記(端末だけがほしい方のところ)で解説してきたので、今回は、「キャッシュバックで端末代金が実質安くなる」方に焦点を当ててみていきましょう!
arrows M03をNifMoで買うと
まだ発売したばかりのarrows M03。M02も良かったですがM03はM02で対応していた防水・防塵などに加え、ワンセグ、キャップレス防水と更に進化しています。
では、NifMoでのキャッシュバックを含めた実質価格を確認してみましょう。
NifMoのスマホセットでの端末価格は下記の通り。
- 一括: 35,556円(税抜)/38,400円(税込)
- 24回払: 月額1,482円(税抜)
一括での実質の端末料金は下記の通り(税込)。
データSIM(SMS付き) | 音声SIM | |
---|---|---|
3GBプラン | 30,400円 (CB 8,000円) |
28,400円 (CB 10,000円) |
5GBプラン | 30,400円 (CB 8,000円) |
28,400円 (CB 10,000円) |
10GBプラン | 30,400円 (CB 8,000円) |
18,400円 (CB 20,000円) |
これ以外の費用として、事務手数料3,000円(税込3,240円)が発生しますが、機器セット割で毎月の基本料金から200円割引(最大24ヶ月)が受けれます。
キャンペーンNifMoのスマホセット
P9 liteをNifMoで買うと
非常に人気が高いP9 lite。全機種P8 liteも人気がありましたが、個人的にはP8 liteは不満が残る部分も多くありました。しかし、P9 liteはP8 liteで不満だったほぼ全ての部分がブラッシュアップされており、満足度は非常に高く、わたしの今夏イチオシ機種です。
では、NifMoでのキャッシュバックを含めた実質価格を確認してみましょう。
NifMoのスマホセットでの端末価格は下記の通り。
- 一括: 28,889円(税抜)/31,200円(税込)
- 24回払: 月額1,204円(税抜)
一括での実質の端末料金は下記の通り(税込)。
データSIM(SMS付き) | 音声SIM | |
---|---|---|
3GBプラン | 23,200円 (CB 8,000円) |
21,200円 (CB 10,000円) |
5GBプラン | 23,200円 (CB 8,000円) |
21,200円 (CB 10,000円) |
10GBプラン | 23,200円 (CB 8,000円) |
11,200円 (CB 20,000円) |
これ以外の費用として、事務手数料3,000円(税込3,240円)が発生しますが、機器セット割で毎月の基本料金から200円割引(最大24ヶ月)が受けれます。
キャンペーンNifMoのスマホセット
結局どのプランで契約するのがよさそう?
人それぞれ使いたいプランは異なるとは思いますが、今回のキャッシュバック施策で最適なプランとしては、個人的にデータSIMの3GBプランではないかな(キャッシュバック額8,000円)と思います。
格安SIMを初めて使ってみる方は、お試してとして、3GB程度から使ってみるとよいと思います。また、NifMoには直近3日間での高速通信量による速度規制というものが存在します。3日間で一定量使用すると、低速化するものです。これがあるため、動画などをよく見るような方は、この制限に引っかかってしまう可能性があるため、10GBプランなどの大容量プランはあまりおすすめできないのです。
それも含め、キャッシュバック金額と最低維持費の月額料金などの総額などの観点で総合的にみると、データSIMの3GBプランが一番無難かなと感じました。
まとめ
「格安スマホをデビューしたいけど端末がない」「端末と一緒に格安SIMがほしい」と思っている方は、なかなかよい内容ではないでしょうか。大手MVNOは、どこもキャンペーン合戦になっていますが、NifMoはキャッシュバック額がかなり大きいことから、格安SIMを使うことを前提の方にはピッタリです。
端末だけほしいと思っている方は、キャッシュバック金額同等(またはそれ以上)の維持費が発生するため、全くおすすめはできません。あくまでNifMoのSIMを使う方限定のキャンペーンといってよさそうですね(まあ、NifMoからしてみれば、端末をばらまくためのキャッシュバックではなくて、NifMoを使ってもらうためのキャッシュバックなので当たり前ですよえね…)。
NifMoは、大手格安SIMの中でもここ最近は比較的、速度が安定しており、非常に使いやすいと感じることも多いし、「NifMoバリュープログラム」を利用すると月額料金が更に割引還元されます。
ここ最近の格安SIMの中で、キャッシュバック金額も最高額に近いので、気になった方は是非検討してみてください。
コメント