au網(KDDI網)の格安SIMとなる「UQ mobile」は、1回5分以内の国内通話であれば何回でもかけ放題となる「おしゃべりプラン」を提供すると発表しました。提供開始は2017年2月22日から。
「おしゃべりプラン」の仕様は、UQ mobileで以前から提供されている「ぴったりプラン」の「無料通話が1,200円分/月または2,400円分/月付いていくる」部分を「1回5分以内の国内通話であれば何回でもかけ放題」へと変更したプランと考えて問題無さそうです。
「おしゃべりプラン」の内容は下記の通り。
「おしゃべりプラン」は、縛りが2年間となっており、契約期間内に解約した場合、契約解除料9,500円が発生します。データ容量を使い切った場合、最大300kbpsとなります。
au・au系MVNOからMNPで加入の場合、「スマトク割」および「データ増量キャンペーン」対象外です。その場合、
「イチキュッパ割」の適用により、利用開始月から13ヵ月目までの基本料金は「おしゃべりプランS」なら月額2,980円、「おしゃべりプランM」なら月額3,980円となりますが、スマ特割とデータ増量キャンペーンがないため、あまり割安感がありません。
Y!mobileのスマホプランと似ているが…
プラン的には、Y!mobileのスマホプランと同じようなプラン内容/料金体系となっており、双方を大まかに比べてみると
- UQ mobileは無料通話が5分/回まで無料、Y!mboileは10分/回 ※1
- UQ mobileは低速時最大300kbps、Y!mboileは128kbps
- UQ mobileは余ったデータ容量を繰り越し可能、Y!mobileは繰り越し不可
- UQ mobileは高速通信/低速通信切り替え可能、Y!mobileは不可
- 両者のキャンペーンで増量されるデータ容量の使用期限はUQ mobileの方が有利
※1 Y!mobileの無料通話は月300回までの制限があったが、2017年2月1日より撤廃。
などがあります。
「両者のキャンペーンで増量されるデータ容量の使用期限はUQ mobileの方が有利」とは、UQ mobileの場合、データ増量キャンペーンで、「おしゃべりプランS」ならば1GB分増量されますが、この増量されたデータ容量は有効期限が増量した日から90日となっており、有効期限が長いが特徴です。
Y!mobileは追加した月までとなっており、基本的に繰り越しができない仕様となっています。
UQ mobile、Y!mobileのどちらを選ぶかは人それぞれかと思いますが、個人的には音声通話重視またはデータ通信の安定度なら「Y!mobile」、データ通信のサービス内容を重視するなら「UQ mobile」となりそうです。
通信品質の面では「Y!mobile」の方が優位かと思われます(UQ mobileは一時期、12時台が遅くなったことがあります。一応、KDDIとの関わりがあるかもしれませんが明言しておらず、一応MVNOとなるため。とは言え、UQ mobileは現在は快適すぎますが…笑)。
(ぴったりプラン・おしゃべりプランは)2年縛りのプランだけど、仕様が充実で満足度は高い!
今回の「おしゃべりプラン」は、2年縛りとなるためMVNOとしては若干契約しにくいのも事実です。ただ、実際にUQ mobileを使って見ると、かなり使い勝手がよいのも事実なのです。
わたしは、「ぴったりプラン たっぷりオプション」(10月25日からたっぷりオプションは、独立した料金プランとして「たっぷりプラン」へと変更)を利用していますが、高速通信/低速通信が切り替えられ、低速最大300kbpsなので、Twitterなどは低速のままでもそれなりに快適に使えてしまいます。実際に使ったことある方は、格安SIMの中でもトップクラスの使いやすさというのは実感しているのではないでしょうか(わたしも多くの格安SIMを使っていますが、ぴったりプランではトータルバランスの良さを実感しています)。
MVNOで2年縛りとなると「ちょっと嫌だな…」と感じる人もいるかもしれませんが、キャリアから乗り換えで通信費用を下げるという意味では、良いプランにまとまっているのではないかと思います。
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