今回は、au系MVNO『mineo(マイネオ)』の速度検証結果をレビューしてみたいと思います。現在、唯一のau系MVNOで、速度が「とても速い」ことがmineoのメリットだと伝えてきました。特に12:00〜13:00の時間帯でも快適な「3Mbps以上」の速度が出ていました。
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『mineo(マイネオ)』がお昼休み(12〜13時)の時間帯で快適さNo.1
『mineo』はお昼の時間帯も快適すぎる!爆速回線MVNO!
しかし、久々に速度を確認してみたところ、12:00〜13:00の時間帯の速度低下が著しく、mineoのメリットが無くなってしまいました。
特に、ここ最近はデメリットが目立つようになり、iOS 8やZenFone 5で使えなかったり、通信はLTEだけのサービスで、たまに電波がない状態になったり、1年縛りなど、あまり良い点がみられません。そんな中、唯一の良かった(特徴だと思った)のが「いつの時間帯でも快適な速度が出る」ことでした。しかし、ここ最近はかなり遅くなってきて、なかなか優位性がみつけにくい格安SIMだと感じてしまいます。
と、そんな状況ですが「どれくらい速度が落ちたのか」を確認するために、速度を計測してみたので紹介したいと思います。
速度検証を紹介
条件は下記の通り。
- 計測日は、2014年11月28日(金)
- 計測場所は、神奈川県川崎市
- 端末は、au端末 タブレット「ASUS MeMO Pad 8 AST21」
- 計測アプリは、OOKLA SPEEDTEST サーバーはtokyo
速度計測の結果は下記の通り。(速度結果のスクリーンショットが、夜 → 朝の時間順でしか取れません…速度結果の画像を、下 → 上に見ていくと、時間列で確認できるのでとても見やすいと思います)
12時台の速度が1Mbps以下まで落ち込んでいるのが確認できた
2014年11月28日に計測していますが、以前の結果と比較してみると、12:00〜13:00の時間帯で大幅な速度低下が確認できますね。以前は遅くても「3Mbps以上」だったので、今回の「1Mbps以下」は大幅な落ち込みです。
とは言っても、全体的にはまだまだ快適な速度が出ていますが、ドコモ系MVNOの優良なMVNO(IIJmioなど)と同じぐらいの速度となっており、比較してみても速度差があまり感じられない状況です。こうなってくると、au系MVNOの「mineo」を使うメリットが無くなってきた気がします。もともと端末を持っている人以外にmineoをオススメすることが、なかなか難しい状況です(白ロムがドコモ端末と比べて安いと言うのはありますが)。
まとめ
「mineo」は、多くの人が使う時間帯、特に12:00〜13:00の間で大幅な速度低下があり、この時間帯の平均値は500kbpsぐらいという結果になりました。
以前のように、どの時間帯でも快適な速度(1Mbps以上)を保っていれば、かなり良い格安SIMだと思っていたのですが、残念な結果です。ベストエフォートなので、ユーザーが増えることで速度が落ちるのは分かっていても、ドコモ系MVNOと速度が変わらないのであれば、条件が良いドコモ系MVNOを選んでしまう人が多いでしょう。
au系MVNOは色々と規制があるし、ユーザー受けも悪い状況なので「速度ぐらいは速いままで…」と思っていましたが…。今後、増強したりしないのかな?
補足しておくと、ドコモ系MNVOの中には、速度が安定しないものや遅いものが多く存在します。それらのMVNOと比較すると、まだ速度は速い方なので全然良い内容となります。
現時点で「どれくらいの速度が出るのか?」と気になっている人は、目安として参考にしてみてください。
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