日本通信SIM(合理的みんなのプラン/合理的20GBプラン)の速度レビュー評価!評判はどう?【2022年3月版】

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今回は日本通信SIMの「合理的みんなのプラン」「合理的20GBプラン」の速度レビュー、感想、口コミを紹介したいと思います。

日本通信はポンツー弾(MNP弾)として、プレスリリースの独特さ、通信の速度の遅さなど、数年前はイメージがあまりよくないと思っていた方も多いと思いますが、ギガが6GBの「合理的みんなのプラン」、20GBの「合理的20GBプラン」は個人的には印象を覆すぐらいおすすめできると思います。コスパの良さ、速度の満足度の観点からおすすめしたい格安SIMの一つです。

では、速度レビューや評価、感想などを詳細に紹介したいと思います。

目次

日本通信SIM(合理的みんなのプランで計測)の速度レビュー【2022年3月に計測】

今回速度レビューで利用するのは「合理的みんなのプラン」で契約したSIMになります。合理的20GBプランでも同じ結果となるとは思いますが、計測に利用したのは「合理的みんなのプラン」の方となります。

アプリでの計測の条件は下記の通り。

  • 計測・確認日: 2022年3月
  • 契約プラン: 合理的みんなのプラン
  • 回線網: ドコモ網
  • 場所: 神奈川県川崎市
  • SpeedTest接続先サーバー: Rakuten mobile.inc
  • 利用端末: OPPO Reno5 A

SpeedTestアプリで「平日12時台以外」の速度を計測してみた

平日12〜13時以外の時間帯

平日の12〜13時以外の時間帯は基本的に快適そのもの。特に気になることもなく、いつでも快適に利用できており、SpeedTestアプリの結果と体感で差は感じません。動画ストリーミングなども問題なく快適です。

SpeedTestアプリで「平日12時台」の速度を計測してみた

格安SIMで速度低下が起こる一番のピーク時間帯は「平日12〜13時」です。この時間帯は格安SIMであれば、例外なく体感速度が遅く感じます。この時間帯は「遅くなるけどそれなりに使える」「遅すぎてストレスが溜まる」など、格安SIMによって印象がバラバラです。基本的に他の時間帯は通勤ラッシュ時間帯、夕方18時前後に速度低下が起こりやすいですが、平日12時台と比べると(場所や混み具合で変わりますが)ほとんど分からないレベルという方が多いと思います。

よって、格安SIMで重要視するのがこの「平日12時台」の速度です。注意するのは速度測定アプリで計測した結果と体感速度が全く異なる格安SIMが多いので、速度計測アプリの結果に惑わされないようにしてください。

平日12〜13時台の計測結果

速度低下が起こるピーク時間帯「平日12〜13時」の測定結果は、ダウンロードがほぼ30Mbps以上の結果に。格安SIMで体感速度がこの結果通りなら大満足ですね!

後ほど体感速度に関して述べますが、この速度結果よりも体感速度は劣ります。また、各アプリでの体感速度などは後ほど確認していきます。

平日12時台は速度結果が良くても、Ping値が悪すぎる、ジッターも悪い時が多い

日本通信SIMで平日12時台の速度計測結果はすこぶる良い結果となっていますが、この時間帯で他の格安SIMと比べても断トツで悪いのがPingとジッター。これらの値がすこぶる悪いのが日本通信SIMの特徴ともいえるかもしれません。

12:27時点でPing 528ミリ秒
12:34時点でPing394ミリ秒、ジッター283ミリ秒
12:34時点でPing 424ミリ秒
12:47時点でPing 284ミリ秒、ジッター 233ミリ秒

見ての通り、速度低下が起こるピーク時間帯「平日12〜13時」はPing値が異常に悪かったり、ジッター値も悪かったりします。

速度計測結果がどんなによくてもこの状態では….という感じですが、個人の感想としてPing値が悪いけど、他の格安SIMよりも使い勝手はよいかなというのが本音です。

ただ、Ping値がこのような状態なので、例えばYouTubeを見ようと思っても応答速度が遅すぎるせいか、始まる前に無反応な状態が数秒あります。動き始めるとそれなりによいのですが、Ping値の悪さからみても、体感でも応答速度は遅いと感じるときが多いです。

なので、速度計測結果が良いからといって、決してキャリアと同じような品質ではない点にはご注意ください。所詮、格安SIMは格安SIMです(笑)

日本通信SIMの体感速度をレビュー・評価!【2022年3月分の評価レビュー】

では、「各アプリなどで速度結果通りの体感なのか」「実効速度は計測結果と違いはないのか」などを、詳細に確認していきたいと思います。特に格安SIMで速度低下が一番のピークタイムである「12時20分〜12時40分」の間での体感速度を重要視して、レビューしていきたいと思います。

「アプリのダウンロード」した時の速度・体感は?

速度低下が起こる一番のピーク時間帯「平日12時20分〜12時40分」でアプリのダウンロードを確認してみました。

上記の画像のようにダウンロード速度(青側)は「15.9Mbps」や「16.8Mbps」という表示になっています。これだけの速度が出ていれば全く問題ないといえます。体感速度でもそれなりに速く、この時間でありながらアプリのダウンロードがなかなか早く終了します。

ただ留意したい点として、ダウンロードが始まるまでに少し待たされたます。この時間帯はPing値が悪いことを紹介しましたが、その影響だと思います。サーバーの応対速度が異常に遅いので待ち時間ができるという感じでしょうか。待つといっても数秒程度でストレスが溜まるほど何分も待たされることはありません。

なので、個人的には始まりに待つとしても、ダウンロードが始まるとそれなりに速いので思っていたよりも使いやすいと感じました。他の格安SIMで標準的なものの場合、大体この時間帯で1〜2Mbps程度しか速度がでないため、それらと比べると日本通信SIMの方が使いやすいと思います。

「YouTube」を再生した時の速度・体感は?

YouTubeでの実測で個人的にこだわっているのは「モバイル回線で、どんな時間帯であっても『480p以上の画質』で一度も止まらずに再生できるか?」という点。スマホを縦方向のまま、きれいな画質で再生しようと思うと、「480p以上の画質」は必要です。

速度低下が起こる一番のピーク時間帯「平日12時20分〜12時40分」でYouTubeを確認してみました。

最大1440pが止まらずに再生可能でした。2160pはギリギリ見えるかどうかという感じです。

この時間帯にこれだけの画質で見れるなれば大満足ではないでしょうか?こちらもこの時間帯はPing値が悪いので動画が再生されるまで時間が数秒間は待たさせる形ですが、一度再生が始まれば快適そのものです。

上記の画像のように、リアルタイムでダウンロード速度を確認してみたところ、「16.2Mbps」や「22.3Mbps」となっています。数分間の計測で平均値は20Mbpsぐらい。高画質で止まらずに見れているので、しっかりと速度が出ている印象で、体感も悪くありません。

その他の時間帯に関しては、画質が4Kの2160pでの再生がスムーズにできる時が多かったので全く問題ありません。

平日12時台の
再生可能画質
144p240p360p480p720p1080p1440p2160p
2022年3月

「ABEMA」を再生した時の速度・体感は?

ABEMAの画質設定には「最高画質」「高画質」「中画質」「低画質」「最低画質」「通信節約モード」の設定ができますが、この記事では「高画質以上」か「中画質以下」の2パターンだけで評価していきます。

ABEMAはモバイル回線で「最高画質」に設定してあります。ABEMAはネットワーク状況を自動的に判断し、最高画質に設定してあっても、自動的に最適な画質に調整します。

このサイトでは「高画質」以上が合格点としています。

はじめは画質が荒い状態でしたが、そのまま再生していると画質は最高画質だと思われる画質となりました。文字もぼやけた感じがなくきれいに表示されます。体感でABEMAの再生は問題なく見れるという結果で、ダウンロード1.5〜3Mbps前後で読み込みをしている感じでした。

その他の時間帯も高画質になり、快適に見ることができました。

「インスタグラム」の体感速度は?

速度低下が起こる一番のピーク時間帯「平日12時20分〜12時40分」でインスタグラムを確認してみました。

画像を読み込むためスクロールしたり検索してみると、画像の読み込みがパラパラと表示されます。ただ、画像の表示に時間が掛かりすぎてストレスを感じるという感じではなく、数秒内にパラパラと表示されます。

速度は下り5Mbps程度は出ていたので、悪くはないと思います。格安SIMでこの時間帯を考慮すると問題ないレベルです。リールも問題なく見えることができました。

そのほかの時間帯では問題なく使えました。

「Twitter」の体感速度は?

速度低下が起こる一番のピーク時間帯「平日12時20分〜12時40分」でTwitterを確認してみました。

公式アプリで素早くスクロールしていくと、画像の読み込みが待たされる時が多かった印象です。まあ、全体的に画像表示が遅いのでストレスを感じる、感じないが微妙なライン。

SpeedTestの速度結果とは体感ではかなり隔たりがあり、計測速度結果は全く意味がないことが証明できるぐらいです。

その他の時間帯は快適です。

「Webサイト」を見る時の体感速度は?

速度低下が起こる一番のピーク時間帯「平日12時20分〜12時40分」でChromeを利用してWebサイトを確認してみました。

テキストベースのWebサイトは特に問題ありません。ただし、画像が多いWebサイトの場合、画像が表示されるまでかなり時間が掛かります。ダウンロードは約2Mbpsぐらいが多かったですがそれでも画像表示は遅いと感じました。ただ、他の格安SIMより体感ではやや速いかなと感じます。

他の時間帯は、比較的快適に利用できます。

「Amazon Prime Video」を再生した時の体感速度は?

速度低下が起こる一番のピーク時間帯「平日12時20分〜12時40分」でAmazon Prime Videoを確認してみました。

最高画質となる「HD画質」で再生可能でした。ただ、視聴開始までのバッファを溜める時間がそれなりに掛かります。

その他の時間帯も快適にHD画質で楽しめます。

「SmartNews、Googleニュース」を利用した時の体感速度は?

速度低下が起こる一番のピーク時間帯「平日12時20分〜12時40分」でSmartNews、Googleニュースを確認してみました。

画像表示に少し待たされる印象でしたが、それほどストレスなく見ることができました。基本的に問題ないと言えそうです。ただ、帯域が空いている時間帯と比べると画像表示が少し遅いのは否めませんし、通常と比べてはあきらかに速度低下の影響を感じました。

その他の時間帯に関しては、全く問題ないです。

通信の最適化は実施しているのか?

通信の最適化を調べてみました。

格安SIMでは一番混み合う時間帯(平日の12時台、朝8時前後、夕方18時前後)だけ通信の最適化をしているところがあります。通信の最適化を実施しているとサイトや画像を圧縮したりして、本来よりも画質が荒くなったりしたりします。

平日の12時台に確認

平日の12〜13時で通信の最適化はされていない結果でした。また、日本通信SIMではどの時間帯も通信の最適化をしていない模様です。更に低速化している状況でも通信の最適化は見られませんでした。

また、他の時間帯でも通信の最適化を確認してみましたがしていません。

少し留意しておきたい点として、「動画再生や連続したデータ通信にはトラフィック制御を設けてる」と規約に記載されています。

【月別】日本通信SIMの体感速度、快適さを評価!おすすめ度は?

日本通信SIMの体感速度を「月ごと」にまとめてみました。また、速度低下がピークとなる「平日12:20〜12:40」の間で、各アプリを利用した体感速度も「月ごと」にまとめてみました。

参考値は下記のように表しています。

評価内容
何をしてもめちゃくちゃ快適
快適に利用できる
○時よりも速度が遅いが、体感では問題ない
○時よりも速度低下、体感で少し遅い感じる
×遅くて使い勝手が悪いと感じる
××遅すぎて使えない

体感速度結果は下記の通り↓

月別体感結果平日
12〜13時
夕方朝方その他
全時間帯
おすすめ度
2022年3月4.5/5.0
2021年9月▲〜△4.0/5.0
2021年8月▲〜△4.0/5.0
2021年7月▲〜△4.0/5.0

速度低下がピークとなる「平日12:20〜12:40」の間での各アプリの体感は下記の通り↓

平日12時台の体感結果Webサイト
表示
YouTubeニュース
アプリ
Twitterインスタグラムアプリの
ダウンロード
Amazon Prime VideoABEMA
2022年3月
2021年9月
2021年8月
2021年7月
2022年3月現在、YouTubeはこの時間でも1440pで止まらず再生できた!格安SIMとしてはかなり上出来!
でもTwitter、Web閲覧時の画像表示がちょっと遅いかな…やっぱりこのあたりは格安SIMって感じ。ただ、不思議なことにインスタグラムの画像は比較的快適で、YouTubeも特にもんだいなし。Ping値が悪くなるため、始まりが止まって感じるのは日本通信SIMのデメリットだね

日本通信SIM(合理的みんなのプラン、合理的20GBプラン)まとめ

日本通信SIM(合理的みんなのプラン、合理的20GBプラン)の速度レビューまとめ
  • 速度に関しては基本的に平日12時台以外は快適
  • 平日12〜13時は他の時間帯よりも速度低下は見られるが、他の格安SIMと比べると快適な方
  • 平日12〜13時は他の時間帯よりもPing値が圧倒的に悪くなる傾向
  • SpeedTestなどの速度測定結果は信用ならず

速度評価:平日12時台は格安SIMの中でも使うアプリによって快適なものと遅く感じるものがある。他の格安SIMよりも使いやすいかなと思うことが多く、格安SIMとしては満足!

正直、日本通信SIMはもっと使い勝手が悪いものかと思っていましたが、実際に利用してみると格安SIMの中ではトップクラスでは?と思うぐらい、速度面では良いかもしれません。筆者も格安SIMを多く契約していますが、メインのスマホにはこの日本通信SIMを利用しています。それぐらい、格安SIMの中ではおすすめできます。

ただ、キャリアやネット専用ブランドのahamo、povo、LINEMOなどと比べると他の格安SIMと同じように速度低下が見られ、使うアプリによっては遅いと感じます。

また注意したいのは平日12時台はPing値が極端に悪くなるので、読み込みの始まりは止まってるかのように感じることがあります。読み込み始めれば(アプリによりますが)速いので、他の格安SIMよりもストレスは少ないと感じました。そういった理由で個人的にはメインのスマホで日本通信SIMをメインで利用しています。

また、合理的みんなのプランは月6GBに加え、国内通話70分が付帯しています。それで月額1,390円となれば、総合的にも格安SIMの中でおすすめできます。

以前までの日本通信のイメージから、ここまで快適に利用できるとは思っていなかったので、個人的には予想外に良い結果となりました。

Speedtestなどの速度計測結果だけで「遅い」「速い」の評価を下しているサイトなどもありますが、現在の格安SIMではそれは無意味で、実際の体感の方が大事です。また、日本通信SIMにはアフィリエイトプログラムがない故、(報酬が入らないため)意図的にオススメしていないサイトも多いので、そのあたりを見抜く必要があります。

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