楽天モバイルでは無制限プラン(Rakuten UN-LIMIT VI)を展開していますが、楽天モバイルの自社回線エリアで当日に10GB以上の利用で速度制限があります。以前は10GB以上の利用で最大1Mbps前後でしたが、現在、2〜3Mbps前後になっており、規制にかかっても実用的な速度となっています。
追記:2022年3月に情報を更新しました。再度確認しましたが、1日10GB以上でダウンロード、アップロード共に2〜3Mbps前後の速度結果となっており、前回計測時と変更はありません。
では、実際にどのような感じになるのか、速度や体感などをレビューしていきたいと思います!
規制時の速度や規制のタイミングを確認!
今回の条件は下記の通り。
- 楽天モバイルの自社回線エリア(パートナー回線のKDDI網ではない)
- 計測場所:川崎
- 計測日:2022年3月、2021年7月
速度規制のタイミングと解除のタイミング、速度結果【2021年7月計測分】
速度規制は10GB以上に達するとすぐに規制されます。そして解除は翌日に解除されます。
上記画像は、1日に10GB使った時に規制したもの。22:00から上り下り両方とも約3Mbpsに規制されています。それまでは速度はかなり快適な速度でしたが、規制がかかった途端に3Mbps前後になりました。
規制は当日中で翌日には規制が解除されます。上記画像は規制解除時のもの。0:00で解除されるのかなと思っていましたが0:05ぐらいまでは規制された状態で、0:06から規制が解除されていました。
速度に関しては上記の通り、上り下り3Mbps前後。楽天モバイルでは「データ無制限は、楽天基地局に接続時。公平にサービスを提供するため通信速度の制御を行う場合があります」と記載があるだけで、低速時の速度に関しては記載がありません。なので、いつ仕様が変更になってもおかしくはないですが、現状では他のキャリアよりも規制時の速度に関しては寛容で使い勝手もよいです。
規制に関しては、10GB以上で当日だけ規制という結果でした。3日間規制(3日間で10GBなど)を行っている格安SIMもありますが、楽天モバイルの当日のみ規制は実用的で使い勝手がよいと感じます。
個人的に当日のみ速度制限、低速でも3Mbps程度なら月額3,278円(20GB以上〜無制限の場合)を払ってでも利用する価値は多いにあると感じました。
速度規制のタイミングと速度結果【2022年3月計測分】
2022年3月に再度確認してみました。結論だけ先に言えば、2021年7月に計測した結果と代わりはありません。
16:11から計測開始。10GB使い切るまではダウンロード27.7Mbps、アップロード38.6Mbpsなど問題ない速度結果がでています。楽天モバイル、電波があれば回線は優秀です。建物内で電波が弱かったり、楽天回線エリアであってもパートナー回線に繋がってしまったりする方が問題ですね….。
見ての通り、10GBを流しきったところでしっかりと速度低下が確認できました。
速度低下するとダウンロード「2.25Mbps」、アップロード「2.81Mbps」などの数値結果になっており、何回か計測したところ2〜3Mbps程度で収まっています。正直、これぐらいの規制が掛かったとしても容量の大きなものをダウンロードしたりしない限り特に困ることはないでしょう。
規制解除のタイミング【2022年3月】
規制解除のタイミングを確認してみたところ、午前12時を少し過ぎた頃に速度規制が解除されました。
0:05の時点で速度計測したところ、ダウンロード・アップロード共に約3Mbpsとまだ規制されていました。0:11に再度計測するとダウンロード・アップロード共に規制時の10倍の約30Mbps程度の速度に。明らかに規制が解除された数値結果となっています。
今回の流れを再度確認してみましょう。
快調な速度。
ダウンロード・アップロードが最大2〜3Mbps程度に。
当日で解除にはならず…。ダウンロード・アップロード共に約3Mbpsのまま…
この時点で速度規制解除。当日で速度規制解除にならないものの、「ほぼ当日」で速度規制解除という結果に。
結論から言えば、速度規制の解除タイミングとしては「ほぼ当日」ということになりそうです。ぴったり当日には解除されませんが、当日より約10分程度経過した時点で解除されていれば、特に問題ない方が多いと思います。
規制時のPing、ジッター値は良好
規制時のPing、Jitterの値は特に問題ありません。規制すると極端に悪くなる格安SIMなどもありますが、楽天モバイルは規制時も特に問題ないでしょう。
規制時、最大2〜3Mbpsは実際にどうな感じ?
1日10GB以上で速度規制最大2〜3Mbpsになることは確認できましたが、「規制時に使ってみてどうか?遅いの?」というのが、一番気になるポイントではないでしょうか?
正直、最大2〜3Mbpsの速度であれば、「遅くて困る!」と思うような場面はかなり少ないです。YouTubeは「720p」での再生が止まらずにできるかできないぐらい、Web閲覧やニュースアプリなどはストレスなく快適です。
「最大2〜3Mbpsじゃ困る!」と思うような場面としては、10GBなど容量の多い動画をダウンロードをしたり、アプリ更新・ダウンロードしたりすることでしょうか。そのうような場合、ダウンロードがいつもよりも時間がかかるでしょう。
またモバイルルーターでテザリングでPC利用している方は遅いと感じると思います。スマホであれば2〜3Mbpsで特に困ることはないと思いますが、PCの場合だと5Mbps以下だと遅いと感じることが多いのでPCなどで利用している方は少し困るかもしれません…
最大2〜3Mbpsの速度なら不満なし!スマホで利用なら思っているよりも快適に利用できる!
規制中はmy楽天モバイルに表示されるのか?
規制されている際になにか表示があるのかなと思っていましたが、アプリやmy楽天モバイルで特に規制されている表示はされていませんでした。
見分ける方法としては各自で速度計測ぐらいしかなさそうです。
正直、規制された状態で利用していても、スマホの場合は規制されていることに気づかないぐらい快適なので、気づかない人の方が多い気がします…
楽天モバイル、速度規制まとめ
- 楽天自社回線の場合、1日10GBで速度規制
- 規制時は最大2〜3Mbps前後
- 10GB超えで即規制、解除はほぼ翌日(0:00より少し遅い結果だった)
- パートナ回線(au網)だと状況が違うので、楽天自社回線であることを要確認
- 速度規制されてもそれほど影響はなく、他のキャリアよりも寛容
1日に10GB以上で規制、ほぼ翌日解除。速度規制時は最大2〜3Mbps前後。この楽天モバイルの仕様はかなり使い勝手がいいと思います。
規制されていても、スマホで2〜3Mbps前後の速度であれば動画も余裕で見ることができるし、基本的に速度で不満に思うことはないと思います。
ahamo、LINEMO(スマホプラン)の場合、1カ月20GB以上利用で速度制限、最大1Mbpsとなります。それらと比べると楽天モバイルの規制はかなり緩いことになります。
楽天モバイルの自社回線網だけの場合ですが1日10GB以上で速度制限なので、1カ月で最大310GB(31日で換算)は高速通信可能、それ以外は最大2〜3Mbpsで無制限という形になります。
楽天の自社回線エリアかどうかが焦点
楽天モバイルは自社回線網があるエリアの方はよいですが、パートナー回線エリア(au回線)だと5GBまでが高速通信、それ以降は最大1Mbpsとなってしまい、楽天モバイルのメリットが最大限活かせません。
そして今現在、まだパートナー回線エリアになってしまう人も多いと思います。自宅などがパートナー回線だと楽天モバイルの旨味が半減….。
もし自宅や生活圏エリアがパートナー回線エリアなら月額0円で抑えられる1GBまでの運用の方がベストでしょう。国内通話が無料なので、パートナー回線であっても持っている価値は十分にあります。
コメント
コメント一覧 (9件)
毎日AbemaTV を一日中つけっぱなしでながら見を3ケ月ほどしてます。
最初は10 GB で制限が来てましたがどんどん減ってきますね。
3ヶ月経った現在で
は6 GB で帯域制限がかかります。
是非テストしてみてください。
返事が遅れてすいません。情報ありがとうございます!
確認してみますね!
確認してみましたが、楽天モバイルエリアの場合、やはり1日に10GBで規制となりました。
私も某ゲームアプリのダウンロードの際に10GB超過してしまい3Mbps制限食らったところです汗
今まで知らなかったので有益な情報を知れました!
お役に立ててよかったです!
今は0時を過ぎても制限解除されません。楽天モバイル側の仕様変更により規制開始から24時間後に解除されます。
ありがとうございます!こちら確認してみます!
確認したところ、規制開始から24時間後ではなくほぼ翌日には解除されました。
テザリングでメイン回線として大量に使うので、50Mbpsから突然3Mbpsに落ちるのはなんでだろうと思っていたのですがよくわかりました。ありがとうございます。
ちょうど日付をまたぐ時間だったので通信速度を調べてみましたが、本日の私の環境だと0時55分ごろに解除され、速度が50Mbps程度になりました。なお24時間後ではありません。前日の深夜1時間で10GBも使っていませんので。
しかしこんな重要な情報は、公式で分かりやすく言って欲しいものですね。その点については不満があります。