NUROモバイル「バリュープラス」のdプラン(ドコモ回線)で速度レビュー・評価!【2022年2月更新】

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今回はNUROモバイルが提供している格安SIMプランである「バリュープラス」のdプラン(ドコモ回線)を速度レビュー・評価、口コミ紹介したいと思います。

NUROモバイルのバリュープラスは、格安SIMの中でも最安値水準で提供されています。「安いけど、速度はどうなの?快適に使えるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

特に以前からPlaySIMやOSIMなどを利用していた方は、「速度が遅すぎる…」という印象しかないかもしれません。そんなNUROモバイルですが、2021年4月1日に「バリュープラス」プランが登場しました。

「バリュープラス」プランは格安SIMの中でも月額料金の安さが目立っていますが、ドコモ、au、ソフトバンク回線網の3キャリア網でプラン展開、機能も充実しているのがメリットです。

そんなNUROモバイルのバリュープラスのドコモ網となるdプランを速度がどんなものなのか、レビューや感想、口コミを紹介していきたいと思います。

2022年2月更新: 今までの計測結果・評価は【月別】体感での快適さを評価、おすすめ度は?に追記しました。

目次

NUROモバイルのバリュープラス、dプラン(ドコモ回線)で速度計測【2022年2月更新レビュー】

アプリでの計測の条件は下記の通り。

  • 計測・確認日: 2022年1月
  • 契約プラン: バリュープラス VMプラン(5GB)
  • 回線網: ドコモ網
  • 場所: 神奈川県川崎市
  • SpeedTest接続先サーバー: rakuten mobile.inc
  • 利用端末: Xiaomi Redmi note 9T(一部のテストはOPPO Reno5 A)

SpeedTestで速度測定

SpeedTestアプリを使った速度測定結果から紹介します。

速度低下のピーク時間帯である平日12時〜13時の計測結果はダウンロードが平均値で約8Mbps程度でしょうか。かなりよい数値になっています。実際にこれだけの速度なら何をしても体感で快適に感じるはずですが、実際には体感でこのような速度が出ているとは思えません。この理由に関しては後ほど記載している、各アプリで検証した体感結果を参照してください。

各アプリの体感を記載していますが、SpeedTestなどの速度計測結果と各アプリでの体感速度は全くリンクしていません。SpeedTestなどの速度結果だけを見るとかなり良い結果に感じるかもしれませんが、実際にはアプリによる速度結果は無意味なものです。

13時以降も速度計測結果は問題ない速度結果です。夕方あたりに速度が遅くなりがちな傾向です。

体感速度で言うと夕方付近も快適に利用できていました。基本的にNUROモバイルは速度低下のピーク時間帯以外は体感で快適に利用できると感じています。

NUROモバイルのバリュープラス、dプランの体感レビュー【2022年2月の評価レビュー】

では、「各アプリなどで速度結果通りの体感なのか」「実効速度は計測結果と違いはないのか」などを、詳細に確認していきたいと思います。特に格安SIMで速度低下が一番のピークタイムである「12時20分〜12時40分」の間での体感速度を重要視して、レビューしていきたいと思います。

「アプリのダウンロード」した時の速度・体感は?

速度低下が起こる一番のピーク時間帯「平日12時20分〜12時40分」でアプリのダウンロードを確認してみました。

ダウンロード速度は4~12Mbpsほどで、問題なくダウンロード可能でした。体感でも遅いということなく、これぐらいの速度は出ていると感じました。。この時間帯にわざわざアプリをダウンロードする必要はないと思いますが、格安SIMでこのぐらいの速度でダウンロードができるなら基本的に問題ないと判断できそうです。

その他の時間帯に関しても問題なく快適です。

確認した日付コメント
2022年2月平日12時台でも他の格安SIMと比較すると快適な方。
2021年9月平日12時台でも他の格安SIMと比較すると快適な方。

「YouTube」を再生した時の速度・体感は?

YouTubeでの実測で個人的にこだわっているのは「モバイル回線で、どんな時間帯であっても『480p以上の画質』で一度も止まらずに再生できるか?」という点。スマホを縦方向のまま、きれいな画質で再生しようと思うと、「480p以上の画質」は必要です。

速度低下が起こる一番のピーク時間帯「平日12時20分〜12時40分」でYouTubeをストリーミング再生してみました。

最大720pまでが一度も止まらずに再生可能でした。

YouTubeは480pで再生できればスマホ縦画面では比較的綺麗な画質なので、速度低下のピーク時間帯で720pで再生可能であればかなり上出来と言えるのではないでしょうか。

キャリアやワイモバイル、UQモバイル、LINEMO、ahamo、povoなどでは4K画質でも再生可能なので、やはりキャリアやサブブランドと比較すると速度面では劣ります。またNUROモバイルのNEOプランも4K画質で再生可能だったので、この時間帯に高画質で利用したい方はこちらを選ぶほうが無難です。

SpeedTestによる速度結果ではダウンロード平均値は約8Mbps程度。この速度が実際に出ていれば、1080p以上の画質でもスムーズに再生できるはずです。

その他の時間帯に関しては快適に利用できており、画質も720p以上で再生がスムーズにできます。個人的に、YouTubeの再生に関しては平日12時台を含めて合格だと感じます。

平日12時台で
(一度も止まらずに)再生可能な画質
144p240p360p480p720p
2022年2月
2021年9月

「ABEMA」を再生した時の速度・体感は?

ABEMAの画質設定には「最高画質」「高画質」「中画質」「低画質」「最低画質」「通信節約モード」の設定ができますが、この記事では「高画質以上」か「中画質以下」の2パターンだけで評価していきます。

ABEMAはモバイル回線で「最高画質」に設定してあります。ABEMAはネットワーク状況を自動的に判断し、最高画質に設定してあっても、自動的に最適な画質に調整します。

このサイトでは高画質以上が合格点としています。

12:28 高画質以上
12:28 高画質以上
12:29 中画質以下
12:29 高画質以上

速度低下が起こる一番のピーク時間帯「平日12時20分〜12時40分」でAMEBAを再生してみました。再生を開始してからしばらくは中画質以下ですが、バッファが溜まった時点で高画質以上になるという感じです。

ただ、上記の画像を見てもらうと分かる通り、12:28時点で高画質以上、12:29で中画質以下、12:29で高画質以上と行ったり来たりしています。この時間帯でほとんど高画質以上で見ることができていましたが、たまに中画質以下になる時がありました。ダウンロードが約2Mbps前後なので高画質以上で見れるはずですが、偶然だったのか中画質以下に落ちることがありました。

その他の時間帯に関しては、高画質以上(ほぼ最高画質)で再生できており、特に問題ないでしょう。

日付平日12時台は高画質以上で再生できるか?
2022年2月
2021年9月

※ △は高画質以上、中画質以下を行き来する時。☓は中画質以下の時

「インスタグラム」を閲覧、体感は?

最大のピーク時間帯である平日12時20分〜12時40分の間でインスタグラムをスクロールしたり、検索してみるたところ、画像表示が少しパラパラと表示されるような感じですが、特にストレスが溜まるというほど遅くはありません。個人的には許容範囲内という感じです。

このピーク時間帯に他の格安SIMだと画像の読み込みが遅すぎるものがあるので、NUROモバイルのバリュープラス、dプラン(ドコモ回線)は、格安SIMでは快適な方だと感じました。もちろんですが、キャリア、サブブランドであるUQモバイル、ワイモバイル、キャリアのネット専用ブランドであるahamo、LINEMO、povoと比べると遅いとは感じます。またNUROモバイルのNEOプラン(バリュープラスとは別帯域で高品質を目指すSIM)と比べても遅いと感じました。

その他の時間帯は、問題なく使えました。

「Twitter」を閲覧、体感は?

最大のピーク時間帯である平日12時20分〜12時40分の間でTwitterを確認したところ、画像表示が少し遅いです。ストレスが溜まるレベルではないにしろ、その一歩手前という感じでしょうか。古い投稿を見たい時にタイムラインを何度もスクロールしていると画像表示が追いついてきません。数秒間待たされることが多いので使い勝手はよくありません。

他の格安SIMと比べると、このピーク時間帯はNUROモバイルはかなり優秀な方です。それでも体感としては遅く感じます。また、キャリア、サブブランドであるUQモバイル、ワイモバイル、キャリアのネット専用ブランドであるahamo、LINEMO、povoと比べると大きく劣ります。

その他の時間帯は、問題なく使えました。

「Webサイト」を閲覧、体感は?

最大のピーク時間帯である平日12時20分〜12時40分の間でWebサイトをchrome(プライベートモード)で確認してみたところ、テキストベースのWebサイトは特に問題ありません。ただし、画像が多いWebサイトの場合、画像が表示されるまでにかなり時間が掛かります。

他の格安SIMと比較してみると、NUROモバイルはかなり良い方ですが、それでも画像表示が多いWebサイトの場合は画像表示に時間が掛かります。個人的にはストレスを感じるレベルです。また、キャリア、サブブランドであるUQモバイル、ワイモバイル、キャリアのネット専用ブランドであるahamo、LINEMO、povoでも画像表示に時間がかかる時がありますが、これらはストレスを感じるほどではありません。

その他の時間帯は、問題なく使えました。

「SmartNews、Googleニュース」を閲覧、体感は?

最大のピーク時間帯である平日12時20分〜12時40分の間でSmartNews、Googleニュースを確認してみたところ、特に問題ないと言えそうです。ニュースの場合、テキストベースで画像がそれほど多くはないこと、画像がしっかりと最適化されていることが多いためか、すんなりと表示することが可能でした。

その他の時間帯も問題なく使えました。

「Amazon Prime Video」を再生、体感は?

平日12時台で最高画質に設定し視聴してみたところ、最高画質となる「HD画質」で再生可能でした。視聴開始までにバッファを溜めるために映像が表示されるまでかなり待たされましたが、HD画質で再生可能でした。

その他の時間帯も快適にHD画質で楽しめます。

Amazon Prime Videoは機種によってはHD画質にならない場合があります。回線品質によってHD画質にならない場合もありますが、端末のWideVineがL1セキュリティ以外の端末、またはAmazon側が除外している機種に関してはHD画質で再生できません。

NUROモバイル バリュープラスのdプラン(ドコモ回線)は、平日12時〜13時はPing値が悪くなる傾向だがほぼ問題なし

NUROモバイルのバリュープラス dプランでは平日の12時〜13時の時間帯はPing値が若干悪くなる傾向でした。

通常の状態(平日の帯域が空いている時間帯)
平日の12時台、Ping値が大きい

上の画像を見てもらうと分かる通り、平日の12時台(12:28に計測)に計測した結果は53ミリ秒、20時台(20:26に計測)したものは29ミリ秒となっています。

悪くなる傾向にあるとは言え、正直なところ、これぐらいであれば個人的人は問題ないと言ってもよいぐらいだと感じています。というのも、他の格安SIMの場合、Ping値がもっとひどくなるものが多いため。平日12時台の速度低下する時間帯でこれだけで抑えられているのは逆に優秀かもと思うぐらいです。

他の時間帯に関しては特に問題ありません。

NUROモバイルのバリュープラスは「初速バースト」はあるのか?

多くの格安SIMで提供されている初速バースト(低速通信時に初めの数秒または数キロバイトだけ高速通信)ですが、NUROモバイルでも初速バースト機能があると案内されています。

ただ、個人的に確認してみたところ、されているかは分かりませんでした。

上記の画像を見てみると、Ping、ジッター、ロスの文字の下にある線グラフが時間経過時の読み込み速度なのですが、初速が速くはなっていません。初速が速いと始まり部分が山なりのようなグラフになるのですが….

実際に利用していても「初速バースト効いてるのかな?」と思うほどです。NUROモバイルはギガを消費して低速になると、他の格安SIMよりも使いにくいかもしれません…。(ギガの追加購入は可能)

NUROモバイルのバリュープラスは通信の最適化を実施しているのか?

通信の最適化を調べてみました。格安SIMでは一番混み合う時間帯(平日の12時台、朝8時前後、夕方18時前後)だけ通信の最適化をしているところがあります。通信の最適化を実施しているとサイトや画像を圧縮したりして、本来よりも画質が荒くなったりします。

NUROモバイルでは、通信の最適化を各自でオン・オフの切り替えが可能です。

初期設定では通信の最適化がオンになっているため、気になる方はオフにしましょう。

NUROモバイルでは、AIによる帯域の自動割当を実施

NUROモバイルではAIによる帯域の自動割当を実施しています。

ソニーグループのAI技術を応用し、データ通信量を予測。通信帯域の割当を動的に変更することによって、帯域利用の効率を高めています。プラン全体の通信量の実績から将来の通信量を予測し、プラン全体に対する帯域の割当を自動で変更しています。お客さま個別の通信の確認や制御を行うものではありません。

NUROモバイル

という記載があり、帯域を動的に変動させているようです。

【月別】体感での快適さを評価、おすすめ度は?

体感の速度を「月ごと」にまとめてみました。また、一番遅くなる「平日12時台の時間帯での体感」も記載しています。ぜひ参考にしてみてください。

評価内容
何をしてもめちゃくちゃ快適
快適に利用できる
○時よりも速度が遅いが、体感では問題ない
○時よりも速度低下、体感で少し遅い感じる
×遅くて使い勝手が悪いと感じる
××遅すぎて使えない

体感速度結果は下記の通り↓

月別体感結果平日12-13時夕方朝方おすすめ度
2022年2月▲〜○4/5
2021年9月▲〜○4/5
2021年8月▲〜○4/5
2022年2月現在、平日12時台はキャリアと比べると劣りますが、格安SIMで比較すると快適な方といえる結果に!

平日12時台の体感は下記の通り↓

平日12時台の
体感結果
Webサイト表示YouTubeニュースアプリTwitterインスタアプリDLアマプラ
2022年2月
2021年9月
2021年8月

備考:平日12時台、TwitterやWeb表示で画像が多いと画像の読み込みに時間が掛かった(テキストはすぐに表示される)ため▲という結果に。ただ、他の比較的快適にYouTubeが観れる格安SIMでも、Twitterの画像読み込みが同じように少し時間がかかるのでNUROモバイルが駄目という訳ではありません(しかし、キャリア回線だとすぐにに表示されます)。

2022年2月現在、YouTubeは平日12時台でも480pで止まらず!けど、Twitterの画像表示はちょっと遅いな…Web閲覧でも画像表示が遅い…格安SIMとしては優秀な方だけど、やっぱりキャリアやサブブランド、キャリアのネット専用ブランドと比べると回線品質という点では劣るよね…

NUROモバイルのバリュープラス、dプラン(ドコモ回線)の速度レビュー・体感レビュー、評価まとめ

NUROモバイル、バリュープラス dプラン(ドコモ網)の速度レビューまとめ
  • 速度に関しては基本的にどの時間帯も快適。格安SIMの中でも使いやすいと言える
  • 平日12時台は他の時間帯よりも速度低下は見られるが、格安SIMとしては優秀な方。しかし、それでもキャリアなどと比べるとかなり劣ると感じる
  • 平日12時台は他の時間帯よりもPing値が若干悪くなる傾向ではある
  • 通信の最適化は、設定画面でON/OFFが選べる

速度低下のピーク時間帯である平日12時台は他の格安SIMと比べると快適な方という結果で、もし、サブブランドやキャリアのネット専用ブランドは考慮しないで格安SIMだけで検討しているならば、大手の格安SIMの中でおすすめできると思います。

平日12時台は使うアプリにもよりますが、YouTubeは480pで再生できるぐらいの速度です。TwitterやWeb閲覧は多少ストレスが溜まるかもしれませんが、それでも格安SIMとしては優秀な方な方なので、個人的には結構気に入って利用しています。

その他の時間帯に関しては何を利用していても特にストレスなく使えています。

速度以外の部分でもパケットギフト機能あり、余ったデータ容量は翌月繰り越しありなど主要な部分はしっかり抑えつつも月額料金がどれも最安値水準で圧倒的コスパがよく、速度も満足できることから個人的には多くの人にオススメできる格安SIMの1つといえます。

現時点(2022年2月時点)で個人的に格安SIMの速度面だけを考慮すると、NUROモバイルのNEOプランが一番おすすめですが、その次にNUROモバイルのバリュープラス dプランと日本通信SIMあたりです。大手ではIIJmioやmineoなどもありますが、こちらは明らかに速度低下時がNUROモバイルや日本通信SIMと比べて遅いので、速度面で使い勝手がよいとは言えません。

NURO Mobile

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