今回は、ドコモ系MVNOの『楽天モバイル』の速度レビューをしてみたいと思います。
楽天モバイルは、サービス開始当初、音声対応SIMだけを提供していましたが、2015年3月16日よりデータ専用SIMでの提供も開始し始めました。データ専用SIMは、縛りや違約金もないので、使ってみたい方は多いのではないでしょうか?
楽天が提供する格安SIMは、以前から「楽天ブロードバンド データSIM」があり「速度が遅い!使えない!」など、あまり評判がよいものではありませんでした。
なので「楽天モバイル」も速度が全然出ない「使えないSIM」だと思う方もいるかもしれません。しかし実際は、全くそんなことなく、かなり快適な格安SIMです。サービス開始直後から使用していますが、現在(2015/03/21)では快適な速度を提供しています。
では、速度計測を見ていきましょう!
検証条件
計測に使用した格安SIMのプランは、楽天モバイル 2.1GBパック(4/1から3.1GBパック)になります。
条件は下記の通り。
- 【計測日】2015年3月2日(月) / 6日(金) / 18日(水) / 20日(金)
- 【計測場所】神奈川県川崎市
- 【計測環境】LTE接続
- 【端末】ドコモ端末「Xperia Z3 compact SO-02G」
- 【計測アプリ】OOKLA SPEEDTEST サーバーはsuzuka
※注意事項
速度計測日時と記事掲載時は異なります。現在と速度結果が異なる場合がありますがご了承下さい。また、SPEEDTESTの画像は見やすいように加工を加えています。
午前中の速度は?
午前中の計測日は2015年3月2日(金)。
午前中は快適に使える速度が出ています。各MVNOと比較しても、トップクラスの速度でかなり速い方です。
平日12:00〜13:00の時間帯の速度は?
計測日は2015年3月18日(水)。
平日12:00〜13:00は一番混雑するピーク時間帯ですが、午前中と比べて、それほど下り速度が落ちていません。多少遅くなっているにしても十分快適に使える速度です。平均で6〜7Mbpsぐらいでしょうか。
サービス開始からずっと使用していますが、お昼の速度に関しては、今までかなり快適でした。ただ、3月20日(金)に計測した時、快適に使える速度は十分に出ていますが、以前と比べて大幅に速度が遅くなっていたので、少し紹介したいと思います。
計測日は2015年3月20日(金)。
18日の計測結果と比べると、かなり速度が遅くなっているのが分かると思います。下り速度は、平均1.2〜1.3Mbpsあたりとなりました。
ただ、速度低下は見られるものの、まだまだ十分快適に使える速度は出ています。使っていても遅いと感じることは特になく問題ないでしょう。
少し注意したいのは、現状では快適ですが、今後速度が更に低下する可能性もあるかもしれないということ。
格安SIMはサービス開始から数ヶ月は快適に使えていても、時間経過と共に速度が遅くなる傾向があります (ユーザーが増えて帯域を圧迫するからだと思います) 。楽天モバイルもまだサービス開始して数ヶ月しか経っていないので、もうしかしたらこの時間帯で大幅な速度低下が今後見られるかもしれません。
午後の速度は?
計測日は2015年3月6日(金)。
夕方以降も特に問題ないでしょう。所々、1Mbpsぐらいの速度になっていますが、使っていて遅いと感じることはありませんでした。それにしても10Mbps以上出る時もあり、結構速度の差があるような感じですね…
この結果から受ける個人の印象としては、データ通信を使っているユーザーが少しでも増えると帯域が細くなって速度が落ちる(1Mbpsぐらいの速度の時)が、ユーザーが少しでも減ると速度が上がる(10Mbpsぐらいの速度の時)のかなという印象です。
まとめ
計測時点 (2015/03/02〜) では、
速度に不満なし!快適な格安SIM!ただ、今後の動きにも注意した方が良いかも…
楽天モバイルは、正直言って「本当に良い」です。3日間制限があるので、使い勝手が良くないと感じる人もいるかと思いますが、速度面ではオススメできる格安SIMです。
ただ、最新の計測でお昼の速度が遅くなったこともあり、今後の動向に注目です。今後、速度が遅くならないかが焦点になってきそうですね。
高速通信量の増量も発表しており、ますます使いやすくなると思います。今後にも期待したいところです。
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