この記事では、ミドルレンジクラスでもハイクラス寄りの人気機種を比べながら、スペック確認、レビュー比較して評価してみたいと思います。今回比較するのは下記の3機種です↓
- Xiaomi Mi 11 Lite 5G
- OPPO Reno5 A
- Xiaomi Redmi Note 10 Pro
すべての機種を購入してみましたが、どの機種も本当に良い機種です!その中で自分にあった機種がどれなのか、探すヒントになればと思います。
Xiaomi Redmi Note 10 Proはもうすでに終売のようです…。
- 2022/04/04:Xiaomi製品をMIUI13にアップデートした後の情報を追記。
- 2021/09/12:Mi 11 Lite 5Gでアップデート後のゲーム性能(GPU)に関して追記。
- 2021/09/12:OPPO Reno5 AでAmazon Prime Video(アマプラ)がHD画質で見れなくなったことを追加。
IIJmioではMNP限定で端末セット(IIJmioの音声SIM+OPPO Reno5 A)購入でOPPO Reno5 Aが9,600円となるセール位を実施中です!これは激安すぎる!今一番安く買えます!
どこで安く買えるかは下記の記事で比較していますが、IIJmioが激安すぎて破格値です。もうそろそろ在庫処分なのでしょうか。(今でもミドルハイで一番おすすめです)
すべての端末でSnapdragon7シリーズを採用、スペックはミドルレンジ
現在、クアルコムのSoCでミドルレンジクラスは、「Snapdragon」の6シリーズと7シリーズがあり、Mi 11 Lite 5G、OPPO Reno5 A、Redmi Note 10 Proで「Snapdragon 7シリーズ」を採用しています。
名称 | SoC | ROM | RAM |
---|---|---|---|
OPPO Reno5 A | Snapdragon 765G | 128GB | 6GB |
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | Snapdragon 780G | 128GB | 6GB |
Xiaomi Redmi Note 10 Pro | Snapdragon 732G | 128GB | 6GB |
OPPO Reno5 Aは「Snapdragon 765G」を採用。現状でミドルレンジクラスのスマホとしてはかなり満足度が高く、サクサク動き、動作感に全く問題ありません。
Redmi Note 10 Proは「Snapdragon 732G」を採用、Reno5 Aと比べても体感的にほぼ変わらず(少しだけReno5 Aの方がよいと感じる時もあり)です。
ただ、重たい作業(3Dゲーム)などはOPPO Reno5 Aの方が軽快に動く印象です。特にFPSのゲームなど(個人で確認したのはCoDモバイル)はReno5 Aの方がスムーズに動きます。
XiaomiのMi 11 Lite 5Gは同じ7シリーズでも「Snapdragon 780G」を採用。これがかなり動作感がよくてミドルレンジスペックか?と思わせるほどです。一昔前のSnapdragon 8シリーズ並のベンチスコアを叩き出しており、基本的な動作感は他の2機種よりワンランク上という感じ(ハイエンド並に動作がよいと感じます)。
Mi 11 Lite 5Gに搭載のSnapdragon 780Gは、Snapdragon 888と同じ5nmプロセッサー、同じA78CPUアークテクチャ、同じ第6世代AIエンジンを搭載しており、最大12TOPSの演算能力を実現と紹介されており、かなりレベルが高いことが伺えます。
Reno5 AとMi 11 Lite 5で比較すると、一般的な動作であるUI操作、スクロールなどは体感で分かるぐらいXiaomiのMi 11 Lite 5Gの方がより軽快さがあります。Reno5 Aの動きが悪いわけではなく、両機種同時に使って比べてみると分かるレベルですがMi 11 Lite 5Gはすばらしいですね!
追記2022年4月4日:
2022年月にMi 11 Lite 5GがMIUI13(Andorid12)になるアップデートが配信されました。それによってFPSなどの3Dゲームもかなり快適にできるようになっています。
現状、SD780Gの性能をフルに活かせていると思うほどゲームが快適に利用でき、Mi 11 Lite 5GはやっとSD780G本来の性能を利用できるようになったと感じています。このMIUI13になるまでに数回アップデートがあり、多少、ゲームができるように改善していましたが、それでも本領発揮という感じではありませんでした。なので、今回のアップデートはかなり良いアップデートになったと思います。
とはいえ、ゴリゴリの3DゲームなどをするにはやはりSD800番台シリーズのスマホを購入する方がよさそうです。ハイエンドとなるPixel6と比べるとやはり劣る印象でした。
- 通常動作の良さはMi 11 Lite 5G。他の2機種よりワンランク上の快適さ
- ただ、Reno5 AでもRedmi note 10 Proでも軽快に動く
- Mi 11 Lite 5Gは、MIUI13にアップデートで性能フル発揮!ゲームがむちゃくちゃ快適になった!
- Reno5 Aでもゲームガチ勢はちょっと厳しいかも…(Redmi Note 10 Proはもっと厳しい)
現状、一番バランスが良いのはReno5 Aかなと思います。Mi 11 Lite 5Gははじめからしっかりと調整していれば爆発的に売れたのではと感じます。
端末の持ちやすさはOPPO Reno5 A、軽さはMi 11 Lite 5G
端末の特徴として薄くて軽いことをアピールしている「Mi 11 Lite 5G」ですが、確かに軽いです。一方でOPPO Reno5 Aは持った時にしっくりフィットする感触でした。個人的には軽さより手にフィットする方が好みです。
名称 | 厚み | 横幅 | 縦幅 | 重量 |
---|---|---|---|---|
OPPO Reno5 A | 8.2mm | 74.6mm | 162mm | 182g |
Mi 11 Lite 5G | 6.81mm | 75.73mm | 160.53mm | 159g |
Redmi Note 10 Pro | 8.2mm | 76.5mm | 164mm | 193g |
Mi 11 Lite 5Gの厚みはReno5 Aより1.39mm薄く、横幅が1.13mm大きく、縦幅は2mm小さいとなっています。厚みがないため一番持ちやすいのかなと思っていましたが、実際に握りしめてみると一番しっくりくるのは「Reno5 A」でした。
Mi 11 Lite 5Gは背面パネルの端っこ部分に丸みがないこと、薄すぎることが影響してか、手にフィットするということはなく…。その反面、Reno5 Aは背面パネルのの端っこ部分が手にフットしやすいようにラウンドしています。
持ちやすさという観点からは、端末の薄さだけでなく、筐体の側面がラウンドしている方が断然持ちやすい端末になると思います。
極論から言えば、ただ薄いだけでは意味がないな…と。ただ、軽さは正義。Mi 11 Lite 5Gの「159g」は本当に軽いと感じ、バッテリー容量はReno5 Aと殆ど変わらないのにこの軽さはすごいと思います。
Redmi Note 10 Proは持ちやすいのですが重さと端末のバランスがネック。193gと比較の中でも一番重い端末です。そして何よりも端末のバランスが悪いです。
片手持ち(縦向き)でスマホを持っている時に背面のカメラがある部分あたりに重さのバランス重点があり(カメラの部材でその部分が重く感じるのか?)、バランスが悪くこの部分がより重く感じます。上部右側がより重く感じるので、手に持っている時に193gという重さよりも重く感じる印象です。
- Mi 11 Lite 5Gの軽いは正義。本当にかなり軽い!
- 持ちやすさは断然Reno5 A!
バッテリー容量と電池持ちのよさは?圧倒的にRedmi Note 10 Proが電池もちがよい
名称 | バッテリー容量 |
---|---|
OPPO Reno5 A | 4,000mAh |
Mi 11 Lite 5G | 4,250mAh |
Redmi note 10 Pro | 5,020mAh |
バッテリー容量は「Redmi Note 10 Pro」が5,020mAhと大容量で、電池持ちもこれが一番よいと感じています。Reno5 Aは4,000mAh、Mi 11 Lite 5Gは4,250mAhとさほど違いがいないですが、実際に利用してみるとMi 11 Lite 5Gの方が電池もちが悪く感じました。ただ、このあたりは利用環境の差もあるので、一概には言えないので参考程度までとしてください。
PCMark(Work3.0)というアプリでバッテリーライフテストを行いました。環境としては、全環境なるべく同じ様になるように設定してあります(輝度は最大、バッテリーセーバーはすべてオフなど)
名称 | PCMark(Work3.0)スコア |
---|---|
OPPO Reno5 A | 7h57min |
Mi 11 Lite 5G | 6h44min |
Redmi Note 10 Pro | 7h27min |
PCMark(Work3.0)の結果は、Reno5 A > Redmi Note 10 Pro > Mi 11 Lite 5Gの順で、意外な結果にReno5 Aが一番良い数値となっています。
確かにReno5 Aは電池容量(4,000mAh)が少ない割に電池もちはぼちぼち(普通ぐらいか)ですが、実際に使ってみると、Redmi Note 10 Pro > Reno5 A > Mi 11 Lite 5Gの順番かなと感じました。
YouTubeを30分、室内で明るさ最大、GPS、Wi-Fiオン状態で再生してみたところ、
名称 | 消費電力 |
---|---|
OPPO Reno5 A | 6% |
Mi 11 Lite 5G | 7% |
Redmi Note 10 Pro | 6% |
の結果となりました。どれも消費は同じような数値ですが、Redmi Note 10 Proは電池容量が多い割にはReno5Aと同じ6%減っているのが少し気にありました(電池容量が多いけど、減りが速いのかな?)。とはいえ、普段遣いだとRedmi Note 10 Proが一番電池もちがよいと感じているので、さほど気にする必要もないかもしれませんが、参考までに。
また、全体的にどれも電池持ちが悪すぎるというこはありません。電池持ちは何とも言えないのですが、個人的にあまりスマホを使わない管理人は、どの機種でも大抵1日以上はバッテリーが切れることなく利用できます。基本的に現在のスマホでバッテリー容量4000mAh以上で極端に電池持ちが悪い機種は見かけません。
また、Xiaomiの2機種はMIUI13にアップデート可能です。MIUI13になってから電池持ちは今まで以上に良くなった印象もあります。
個人的にRedmi Note 10 Proが電池もちが一番よいと感じる(PCMarkの結果はReno5 A)。
充電機能はどうなの?急速充電は?
Xiaomiは両端末とも最大33W、Reno5 Aは18Wの急速充電に対応しています。
名称 | 充電 | 充電時間(個人で計測) |
---|---|---|
OPPO Reno5 A | 18W | 2時間3分 |
Mi 11 Lite 5G | 33W | 1時間18分 |
Redmi Note 10 Pro | 33W | 1時間19分 |
充電が速いのは正義なのでXiaomiがおすすめですが、Xiaomiの33W充電はXiaomi独自のもので付属でついてくる充電器またはXiaomiから販売されている充電器)を使って充電しない限り、最大33Wに近い数値で充電はできない模様です。
OPPOではハイエンド端末に「65W SuperVOOC フラッシュチャージ」というOPPO独自の高速充電が利用できるものがあります。できたらミドルレンジのReno5 Aにも18W以上の高速充電できるようにしてもらいたかったというのが本音です。
高速充電に関してはPD(9V/2A)、QC(9V/2A)など最大18Wで、市販で売られている充電器を利用したい人と、Xiaomi付属のように専用充電器で18W以上の高速充電に対応している方がよいという人で濫用性という面で意見が分かれそうです。
管理人はType-C対応の充電器でPCも充電するため、Ankerの45W対応充電器(スマホの充電は18W)を使っています。
また、モバイルバッテリーはPD対応のAnker PowerCore 10000 PDを利用しており、最大18Wで充電となります。
個人的に色々な充電器を使うよりも1つの充電器やモバイルバッテリーですべての機器を賄いたいので、PDやQCの最大18Wに対応している市販の充電器を使うしか選択肢はありません。なので、スマホの充電は最大18Wでよいと考えています。
しかし、最大33Wの充電は本当に速く、これに魅力を感じる人は多いと思います。一度この速度を体験してしまうと18Wじゃ満足できなくなる人も多そう…(笑)
- Xiaomi Mi 11 Lite 5G、Redmi Note 10 Proは33Wの急速充電で、かなり充電が速い!
- Reno5 Aは一般的な急速充電18Wにしか対応しておらず。
【解決済み】おサイフケータイ、タッチ決済はXiaomi端末はひと癖あって切り替えが必要、両立できない…
Google Payでの「Visaのタッチ決済」は、NFC機能(Type-A/B)が搭載されていれば利用可なので、OPPO Reno5 A、Mi 11 Lite、Redmi Note 10 Proで利用できます。それに加え、Reno5 A、Mi 11 Lite 5Gはおサイフケータイにも対応しています。
発売当初、Mi 11 Lite 5GはおサイフケータイとVisaのタッチ決済の両立ができなかった → できるようになった → MIUI13アップデートでできなくなった → アップデートで両立できるようになったという経緯があります。
なんだか安定しない印象ですが、現状(2022年4月現在)は問題なく利用できるようになっています。
ディスプレイを比較!
名称 | ディスプレイの種類 | リフレッシュレート |
---|---|---|
OPPO Reno5 A | LCD (LTPS)/液晶 | 90Hz |
Mi 11 Lite 5G | AMOLED(有機EL) | 60/90Hz |
Redmi Note 10 Pro | AMOLED(有機EL) | 120Hz |
ディスプレイ周りは「Redmi Note 10 Pro」が一番おすすめです。
有機EL+リフレッシュレートが120Hz(変更可能)となっており、60Hzと比べて動きがスムーズで目が疲れにくい感じがします。購入前はリフレッシュレートなんてそんなに意味ある?と思ってましたが、120Hzを体験した後に60Hzに戻すと違和感を感じるぐらいで、60Hzでは画面がガクガクして見えてしまいます…。
Reno5 Aは低温ポリシリコン液晶を採用。有機ELと比べると見劣りすると感じる人が多いと思います。個人的にも有機EL採用しているXiaomi端末の方がよいですが、Reno5 Aの液晶もきれいといえばきれいです。
Xiaomi端末で液晶といえば、Redmi 9Tが液晶を採用していますが、こちらと比較してもOPPO Reno5 Aと違いがほばありません。個人的にはReno5 Aも有機ELだとよかったかなと思います。前作(Reno3 A)、前前作(Reno A)は有機ELだったのに、なぜ今回は液晶にしたのか理解不能です(コストの面でしょうか…)。
ディスプレイの形状はどの端末もフラット型となります。
- Mi 11 Lite 5G、Redmi Note 10 Proは有機ELを採用。その中でもリフレッシュレート120Hzに設定できるRedmi Note 10 Proはエンタメ用途に最適!
輝度を比較!Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proは直射日光でも見やすい!
名称 | 最大輝度 |
---|---|
OPPO Reno5 A | 550nit |
Mi 11 Lite 5G | 800nit |
Redmi Note 10 Pro | 1200nit |
輝度に関しては、直射日光下で「Mi 11 Lite 5G」「Redmi Note 10 Pro」がOPPO Reno5 Aよりも断然見やすく、野外で利用する方が多い人はこの2機種がおすすめです。
OPPO Reno5 Aは、最大輝度でもちょっと見づらいレベルで思っていた以上に差を感じました。
その反面、最小輝度はReno5 Aの方がより暗くなる感じで、寝る前や暗闇などで利用することが多い人はReno5 Aの方がいいかもしれません。
- 直射日光の下で見やすいのはRedmi Note 10 Pro、Mi 11 Lite 5G。
- 画面表示をより暗くできるのはReno5 A。
防滴、防塵を比較!
名称 | 防塵、防滴 |
---|---|
OPPO Reno5 A | IP68 |
Mi 11 Lite 5G | IP53 |
Redmi Note 10 Pro | IP53 |
防滴、防塵に完全対応した端末はIP68の「OPPO Reno5 A」のみです。
IP68とは、防塵が7等級(IP0X〜IP6X)あるうちの最高ランクとなる「IP6X」で粉塵が内部に入らない性能、防水は9等級(IPX0〜IPX8)あるうちの最高ランクとなる「IPX8」となります。
Redmi Note 10 ProとMi 11 Lite 5Gは「IP53」となっており、特に防水のランクは低く(とはいえ、他の防水に対応していないスマホでも同じぐらいのランク)、生活防水ぐらいの能力しかありません。
- 防水、防塵性能を重視する人はIP68のReno5 A一択!
イヤホンジャック、スピーカー
名称 | スピーカー | 3.5mmイヤホンジャック |
---|---|---|
OPPO Reno5 A | シングルスピーカー | あり(端末下部) |
Mi 11 Lite 5G | デュアルスピーカー(ステレオ) | なし |
Redmi Note 10 Pro | デュアルスピーカー(ステレオ) | あり(端末上部) |
スピーカーが良いのはデュアルスピーカーの「Redmi Note 10 Pro」。Dolby Atmosも対応しており、他の2機種よりも臨場感あるサウンドを楽しめます。スマホのスピーカーでも動画も音楽も楽しめそうです。
Mi 11 Lite 5Gもデュアルスピーカーですが、音量を上げると背面パネル部分から振動が結構感じられます(他の端末でも感じますが、この端末が一番揺れる)。音はRedmi Note 10 Proより劣ると感じましたが、スマホのスピーカーとしては不満はないレベルです。
OPPO Reno5 AはシングルスピーカーにDolby Atomosの設定がありますが、シングルスピーカーなので特に感想などなく、音が出ればいいかなという感じです。
イヤホンジャックは欲しい人といらない人がいると思いますが、あった方が色々と利便性は上です。Mi 11 Lite 5Gはイヤホンジャックはないですが、USB Type-C to 3.5mmイヤホンジャックアダプターがついてきます。
- 動画視聴や音楽をスピーカーで聴くなら、デュアルスピーカー搭載の端末がおすすめ
- 音質はRedmi Note 10 Proが一番
SIMスロット、SDカードとSIMは排他的?
名称 | SIM1 | SIM2 | eSIM | SDカード |
---|---|---|---|---|
OPPO Reno5 A | nanoSIM | nanoSIM | あり | SIM2と共用 |
Mi 11 Lite 5G | nanoSIM | nanoSIM | なし | SIM2と共用 |
Redmi Note 10 Pro | nanoSIM | nanoSIM | なし | 独立型 |
OPPO Reno5 Aは物理SIMx2スロットの他にeSIMに対応しています。SDカードとSIM2が共用スロットとなっていますが、SIM1+eSIMの組み合わせを利用するとDSDVを実現させつつSDカードを利用することが可能です。
eSIM対応している格安SIMは少ないのが現状ですが、eSIMを採用しているAndoridスマホもまだまだ少ないので選択肢の一つとなることでしょう。
Redmi Note 10 ProはSIMスロットが2つに加え、SDスロットが1つ採用されています。よくある「SIMとSDカードのスロットが共用で、SDカードを利用したい場合はSIMが1つしか利用できない」と言う問題が起きません。どの端末もこの仕様にしてほしいと思うのですが、このスロット体型を採用しているSIMフリースマホは意外と少ないのです…。
- 一番使いやすいのはトリプルスロット(nanoSIMx2、microSDスロットx1)のRedmi Note 10 Pro
- OPPO Reno5 AはeSIMに対応。nonoSIM+eSIM+microSDスロットで利用できるため、こちらも便利
衛星測位システム(GNSS)
測位システム名 | 開発・運用国 | OPPO Reno5 A | Mi 11 Lite 5G | Redmi Note 10 Pro |
---|---|---|---|---|
GPS | USA | ○ | ○ | ○ |
GLONASS | ロシア | × | ○ | ○ |
Galileo | EU | × | ○ | ○ |
準天頂衛星システム(QZSS) | 日本 | ○ | ○ | × |
コンパス(BeiDou) | 中国 | ○ | ○ | ○ |
NavIC | インド | × | ○ | × |
特にどの端末も問題ですが、公式サイト記載ではOPPO Reno5 AはGLONASS、Galileoが公式サイトに記載されていないために対応していないのかと少し不安になりましたが、実測してみたところGLONASS、Galileoにも対応している模様です。
対応が一番良いのはMi 11 Lite 5Gです。Beidou: B1I + B1C+ B2a | GPS:L1 + L5 | Galileo:E1 + E5a |Glonass:G1 | QZSS:L1 + L5 | NavIC: L5の対応となっており、GPSなどL1バンド帯の他にL5バンド帯のデュアル対応。基本的に一般的なスマートフォンはL1のみで理論測定誤差は300m程度となっています。そこに信号を掴むまでに時間がかかるが、理論測定誤差は30mの高精度のL5も対応することで、信号を掴む速さと正確さを両立させています。
GPS Testというアプリを使って計測してみた結果は下記の通り。
衛星測位システム(GNSS) | 見えてる数 | 掴んでいる数 |
---|---|---|
OPPO Reno5 A | 41 | 31 |
Mi 11 Lite 5G | 88 | 65 |
Redmi Note 10 Pro | 34 | 26 |
上記の通り、GNSSに関してはMi 11 Lite 5Gが圧倒的に掴んでいる数が多い結果でした。掴んでいる数が少ないからしっかりと測位できないというわけではなく、一番少ないRedmi Note 10 Proでも全く問題ないレベルです。とはいえ、Mi 11 Lite 5Gは本当に多いですね。
- 圧倒的に掴む数が多いのはMi 11 Lite 5G。その他の端末でもマップでの位置情報に狂いはなく、至って問題ないレベル。
認証方法は?
名称 | 指紋認証 | 顔認証 |
---|---|---|
OPPO Reno5 A | 背面 | ○ |
Mi 11 Lite 5G | 電源ボタン(右側側面) | ○ |
Redmi Note 10 Pro | 電源ボタン(右側側面) | ○ |
どの端末も認証方法は指紋、顔認証があり、どの端末でも差異はありません。
Xiaomi端末は電源ボタンと指紋認証ボタンが共用となっており、使う人によって便利か不便かに分かれそうです。右利きの人は親指で押すと思いますが、左利きの人(左手でも持つ人)は人差し指や中指で認証する形でしょうか。左利きの人は画面内か背面ボタンの方が認証はやりやすそうな印象です。
- Xiaomi端末は電源ボタン、OPPO Reno5 Aは背面に指紋認証ボタンがある
カメラ
OPPO Reno5 Aのキャッチコピーが「カメラで選ばれたい5Gスマホ」となっていますが、正直、ちょっと無理があるキャッチコピーかな…という印象です。スペック的にはMi11 Lite 5Gの方がよいです。
Redmi note 10 Proは1億800万画素を売りにミドルレンジでも1/1.52インチの大型イメージセンサーを搭載していたので期待していたのですが、概ね、どこのレビューサイトでも「至って普通のミドルレンジの画質」という評価通り、個人的にもハイエンドスマホには勝ってないしミドルレンジの領域を超えてないという印象で思っていたよりも残念でした…。
ハイエンド並のカメラ画質を期待して購入すると、「思っていたのと違う…」となってしまいそうですが、現在のミドルレンジ(特に今回の3機種比較)の中ではよいほうだと思います。
正直、解像度や写りなど、どれもそれほど違いがなく、総合評価としてはどれを買ってもカメラで違いはそれほどない…と言えます。微々たる差ですが、個人的には「Redmi Note 10 Pr」oがこの3機種野中では一番気に入っています。
名称 | 「超高解像度時」の画素数 | 「カメラ」モード時の画素数 | 超広角 | マクロ | フロント |
---|---|---|---|---|---|
OPPO Reno5 A | 6400万 | 1600万 | 800万 | 200万 | 1600万 |
Mi 11 Lite 5G | 6400万 | 1610万 | 800万 | 500万 | 2000万 |
Redmi Note 10 Pro | 1億800万 | 1200万 | 800万 | 500万 | 1600万 |
少し留意したいのは画素数に関して。
勘違いしている人も多いのが、通常のカメラモードで6400万画素や1億800万画素の絵が撮れるわけではなく、6400万画素や1億800万画素は「写真」の項目とは別に「108M」や「64M」、「超高解像度」という項目があり、このモードで撮影すると画素数が高い絵が出来上がります。通常のカメラモードでは1200万画素や1600万画素となります。
写真サンプル
サンプルを少し紹介したいと思います。モードは写真、AIオフ、HDRオフ、写真はピントだけ合わせて撮影(手動で明るさは変えてない)しました。
写真はクリック(タップ)すると原寸大で表示されるので、拡大して比較してみてください。
室内で撮影。OPPO Reno5 Aは暗くて緑被りの絵になりました。
▲Reno5 Aはやはり緑被り、Redmi Note 10 ProとMi 11 Lite 5Gは床のジョイントマットが緑〜赤にグラデーションがかかったような感じになってしまっています(実際の色は白寄りの薄い水色)。
▲天候は曇りの時に撮影。
Mi 11 Lite 5Gはよりビビット(彩度が高め)で明るめ。RedmiNote 10 Proは彩度も明るさも適正レベルで実際の見た目と近い感じ印象。Reno5 AはMi 11 Lite 5Gよりもナチュラルな色合い(彩度が適正)な印象。
▲広角の風景画像。
Redmi Note 10 Proは露出が適正、その他は露出オーバー気味に。スマホのカメラは何でも明るく映る傾向にあるが、Redmi Note 10 Proは意外にも露出オーバーすることはほとんどなく、今どきのスマホカメラらしくないというか…(個人的にはこれが好みです)
Reno5 Aは緑寄りの画像を出してくる傾向でした。
▲超広角のサンプル。どれも特に差は感じないといったところでしょうか。
その他の確認点
名称 | 光学ズーム | デジタルズーム (メインカメラ) | OIS(光学式手ブレ補正) | 動画手ブレ補正(EIS) | プロモードで使えるレンズ |
---|---|---|---|---|---|
OPPO Reno5 A | × | 20倍 (エキスパートモードでは10倍) | × | ○ | 広角のみ |
Mi 11 Lite 5G | × | 10倍 | × | ○ | 広角、マクロ、超広角 |
Redmi Note 10 Pro | × | 10倍 | × | ○ | 広角、マクロ、超広角 |
どのカメラも光学ズームはなくデジタルズームとなります。Xiaomiは10倍まで、OPPOは20倍ですが、デジタルズームは4倍ぐらいが写真としての限界値なので10倍ズームで十分かと思います。
一般的にあまり使わないかもしれませんが、プロモードで使えるレンズがOPPOはメインカメラとなる広角レンズの1種類のみ。Xiaomiはすべてのレンズが利用可能です。
カメラUI、設定はXiaomi端末の方が自由度が上
カメラUIに関しては、Xiaomi端末の方がReno5 Aよりも使い勝手がよくて自由度も高いです。
カメラやビデオ、ポートレートなどの設定項目を自由にレイアウト変更できたり、Proモードではマクロ、広角、超広角の3つのレンズを選ぶことができます。OPPOはプロモードの時は広角レンズしか選べません。
OPPO Reno5 Aはフロントカメラのパンチホール部分が大きめ
写真の話ではなく、カメラ部分の縁取りの話になってしまいますが、ディスプレイにあるフロントカメラのパンチホールがOPPO Reno5 Aは大きめで、「他機種のようにもう少し小さくできなかったの?」と思ってしまうのは管理人だけでしょうか?
パンチホール部分が大きめなOPPO Reno5 Aは、全画面表示のゲームや動画などで邪魔だな…と思うことが多々あります。
カメラまとめ
どの機種も画質はハイスペック端末にはは届いておらず、ミドルレンジクラスのカメラだなという印象しかありません。どの機種にも光学ズームはなし、超広角は800万画素で少しぼやけた画質…などなど気になる部分があります。
色の傾向としては、Mi11 Lite 5Gはビビットな色合いで少し赤寄り、Reno5 Aは緑寄りというよりは緑被りぐらい緑が強い印象、Redmi Note 10 Proは赤寄りで露出(明るさ)が適正というのが総評です。
「絵の出方」だけで見ると、個人的にはRedmi Note 10 Proが好みでした。カメラをウリにしている「Redmi Note 10 Pro」ですが、他機種とそれほど差がないのは少し残念です。
- Mi 11 Lite 5Gは彩度高めで映える写真に。Reno5 A、Redmi Note 10 Proはどちらかといえばナチュラル寄りの絵になる傾向
- 正直、「この機種だけが画質がすぐれている!」と感じるものはなく、どれも平均的。個人的にあえて選ぶならRedmi Note 10 Proかなという程度。
- カメラアプリの使い勝手、UIの自由度はXiomi端末の方がよい
DRM(著作権保護機能)、Widevineに関して。条件を満たしていてもXiaomi端末はAmazon Prime VideoでHD画質が見れない… → Reno5 Aでも見れなくなりました。
名称 | Widevine | Amazon Prime VideoでHD再生 |
---|---|---|
OPPO Reno5 A | L1 | ○ |
Mi 11 Lite 5G | L1 | ○ |
Redmi Note 10 Pro | L1 | ○ |
WidevineはNetFlixでL1、L2対応、Amazon Prime VideoではL1に対応した端末でHD画質での視聴が可能です。
OPPO Reno5 AはAmazon Prime VideoでHD画質で再生可能でした。 → 2021年9月初旬頃にHDで再生不可になっていました。以前は再生できていたので、何らかの変更があった模様です…。本当に残念….。→ またHD画質で見れるようになっています。
Xiaomiの2機種はL1であるのに関わらず、Amazon Prime VideoでSD画質並となります。HDにはなりません…残念。(NetFlixは契約していないため、試していません。ぜひ、どうなのか情報をコメントください!) → HD画質で見れるようになっています。
と、現時点(2022年4月時点)では、どの機種もアマプラでHD再生が可能です。このHD再生が可能かどうかはアマプラ側が制御しているらしくWidevineがL1でもHD画質にならない場合もあるし、仕様がコロコロと変わる印象です(HDで見えるようになったり、見れなくなったり…)。
もしHDで見れなくなった場合は、アマプラのベータ版をインストールすると大抵の機種でHD画質でみることが可能です。
5G NR、4G(LTE)対応の周波数・Bandを確認
各端末の周波数は下記の通り。
名称 | 5G NR | 4G LTE | 3G |
---|---|---|---|
OPPO Reno5 A | n3/n28/n77/n78 | B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28/38/39/40/41/42 | B1/2/4/5/6/8/19 |
Mi 11 Lite 5G | n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66 | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66/38/40/41 | B1/2/4/5/6/8/19 |
Redmi Note 10 Pro | なし | B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66/38/39/40/41 | B1/2/4/5/6/8/19 |
5Gに関して
国内の4キャリアの5G NR対応バンドは下記の通り。
5Gの周波数 | ドコモ 周波数 | au 周波数 | ソフトバンク 周波数 | 楽天 周波数 | Reno5 A | Mi 11 Lite 5G |
---|---|---|---|---|---|---|
n77(Sub6) | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
n78(Sub6) | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ |
n79(Sub6) | ○ | × | × | × | × | × |
n257(ミリ波) | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
上記の通り、Sub-6のn79、ミリ波のn257がReno5 A、Mi 11 Lite 5G共に非対応となっています。
SIMフリー全体でもn79、n257に対応しているものは少ないというのが現状iPhone12でさえn257に非対応、ドコモから発売されている機種でも5G対応を謳いながらn257に対応している端末は少ないのが現状です。
と、こんな状況で今はまだ4Gが主流ということもあり、5Gはおまけ程度と考える方がよいかもしれません。将来を見据えると対応周波数がよいとはいえないのが現状で、特にドコモが使用しているn79が非対応なのは痛いかもしれません。
Mi 11 Lite 5Gが対応している5G NRの周波数は、OPPO Reno5 Aよりも多いです。ただ、国内で利用できる周波数は全く同じとなっています。海外利用で5G利用をしたい場合はMi 11 Lite 5Gの方がよいといえます。
4Gに関して
4G(LTE)については、どの機種でもドコモ、au、ソフトバンク、楽天網で問題なく使えます。
ただし、Xiaomi端末はドコモ網で言えばプレミアム4Gと呼ばれているB42に非対応、すべての3端末でB21に非対応となっています。ドコモ網は基本的にB1/B3/B19に対応していれば問題ありません。
ソフトバンク網は基本的にB1/B3/B8に対応していれば問題ありません。詳しく記載すると、全機種でB11に非対応、Xiaomi端末はB42に非対応となります。基本的にB11は対応していなくても問題なし。
au網では基本的にB1/B18(B26)に対応していれば問題ありません。詳しく記載すると、全機種でB11に非対応、Xiaomi端末はB42に非対応となります。こちらもB11は対応していなくても問題ありません。
楽天網はB1/B18に対応していれば問題ありません。全機種でフルバンド対応しています。
あまり拘らなくてもよいところではありますが、国内利用の点で言えば、Band42に対応しているOPPO Reno5 Aの方が優位といえます。とはいえ、Band42はキャリアアグリゲーションで用意られる帯域であり、簡単に言えば速度用であり、Band42に対応していないから電波がないということはありません。
各バンドの詳しい解説はこちらで確認してみてください。
楽天モバイル+Xiaomi端末はWi-Fiオンで非通知になる問題あり
Xiaomi端末(Mi 11 Lite 5G、Redmi Note 10 Pro)の場合、Wi-Fiオンの時に電話番号が非通知になってしまう問題があります。これは今のところ回避方法がないため、楽天モバイルで利用を考えている方は事前によく調べてから購入するようにしましょう。
楽天モバイルの電話はデータ通信を利用して電話をする仕組みになっています。上記のように電話を掛ける時にWi-Fiがオンの状態だと相手側に非通知での発信となってしまいます。ただ、電話が掛かってきた時には非通知となりますが、電話が切れたあと履歴を見ると番号が表示されるようになりました(以前はされなかった)。
この問題はMi 11 Lite 5G、Redmi Note 10 Proの両機種で確認しましたが、発生しています。楽天モバイルを利用する場合、この問題があることを認識しておいたほうがよいでしょう。
ちなみに楽天モバイルのRakuten Linkアプリで「通話時に優先的にLTEに接続する」という項目が新しくできました。こちらをONにしておくとWi-FiからLTEに切り替えてくれますがLTEの電波状況によってはWi-Fiのままになり、あまり意味がありmせん。
付属品について
名称 | 保護ケース | 保護フィルム | イヤホン | 充電器 | USBケーブル | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|
OPPO Reno5 A | ○ | ○ | × | × | × | |
Mi 11 Lite 5G | ○ | ○ | × | ○ | ○ | Type-C to 3.5 mm イヤホン アダプタ |
Redmi Note 10 Pro | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
Reno5 Aのみ充電器、USBケーブルが付いてきません。Xiaomi端末の場合、両機種とも最大33Wの高速充電に対応しているため充電器とUSBケーブルを付属品として用意してあるものと考えられます。Reno5 Aは最大18WでPDやQC対応なので、一般的にAnkerなどの市販のものを利用して高速充電できることから付属品として用意していないものと考えられます。
Reno5 Aで充電器が無くて困る人はいるかも…。まあ、最近はiPhoneですら充電器とイヤホンは付いていないので、ここはメーカーの考え方次第かなとしか言いようがないですが…
価格とコストパフォーマンス
名称 | 価格 | コストパフォーマンス |
---|---|---|
OPPO Reno5 A | 43,800円 | ○ |
Mi 11 Lite 5G | 43,800円 | ◎ |
Redmi Note 10 Pro | 34,800円 | ○ |
コストパフォーマンスが一番良いと感じるのは「Mi 11 Lite 5G」でしょうか。
同価格帯でスペックだけを見るとOPPO Reno5 Aよりもワンランク上のSoCを搭載、有機ELなどMi 11 Lite 5Gのコスパの良さが光ります。
OPPO Reno5 Aは至るところが普通…SoCはMi 11 Lite 5Gよりワンランク下、ディスプレイは液晶を採用、充電器やUSBケーブルが付属しない…それでMi 11 Lite 5Gと同じ価格…。
と言いたいところですが、実売価格はだいたいOPPO Reno5 Aが5,000円以上安くなっていることが多い印象です。
Redmi Note 10 Proもなかなか良いですが、おサイフケータイ非対応、SoCがワンランク下ということを考えるとコスパが良くも悪くもないかなという印象です。また、Redmi Note 10 Proは現時点で終売です。
格安SIMとセットで販売しているIIJmioでもMi 11 Lite 5Gの方が高くなっています。
IIJmioではMNP限定で端末セット(IIJmioの音声SIM+OPPO Reno5 A)購入でOPPO Reno5 Aが9,600円となるセール位を実施中です!これは激安すぎる!今一番安く買えます!
どこで安く買えるかは下記の記事で比較していますが、IIJmioが激安すぎて破格値です。もうそろそろ在庫処分なのでしょうか。(今でもミドルハイで一番おすすめです)
まとめ
現在、ミドルレンジクラスのSIMフリースマホのOPPO Reno5 A、Mi 11 Lite 5G、Redmi Note 10 Proで比較してみました。どの端末を選ぶかは、個人次第だな…と感じるぐらい接戦です。どの機種も基本的におすすめできます。
OPPO Reno5 Aは生活にバランス良く機能を盛り込んだ一台、Xiaomi Mi11 Lite 5Gはオールマイティ型、Redmi Note 10 Proはよりエンターテインメントに特化した機種といったところでしょうか。
管理人がメインスマホとして一番使いたいと思ったのは、全体バランスがよい「OPPO Reno5 A」です。
M11 Lite 5Gと比較してSoCや液晶、シングルスピーカーなどスペック的に色々と劣るところが多いですが、一般的に生活する上で必要となる防水・防塵がIP68であること、対応周波数、eSIM対応、持ちやすさなどがOPPO Reno5 Aのメリットで、総合的に一番使いやすい機種だと感じました。
Mi 11 Lite 5Gは発売当時が全くだめな機種でしたが、おサイフケータイの問題が解決し、MIUI13(Andoroid12)にアップデートで重たいゲームも快適に利用できるようになりました。スペックもミドルハイでありながらハイエンドと引けを取らない仕様になっていることもあり、かなりオールマイティ型の機種に生まれ変わり、評価としては素晴らしい機種になったと思っています。
実際に利用してみると、通常利用は本当に快適で今回比較した端末の中でもヌルサク度はワンランク上。Snapdragon845〜855並のSoCである780Gをスペック的にゲーム目当ての方が多かったと思います。発売当時は全く快適に動かなかったゲームがここに来てようやく改善されたのは大きいですが、改善されるまでが長すぎたかもしれません。
Redmi Note 10 Proは動画サービスや音楽などのエンターテインメントを楽しみたい方に向いていると思います。デュアルスピーカー、有機EL、大容量5,020mhAの電池とエンターテインメントを楽しむためのスペック点要素は備わっていると思います。個人的にもおすすめできます。
もちろん普段使いでも使いやすい機種だと感じましたが、手に取ってみると端末が重く感じます。また、端末の重心バランスが悪いのも気になるところ。それ以外に個人的には不満はなく、基本的に高評価の端末です。カメラは期待しすぎず、ミドルレンジクラスのカメラと認識しておきましょう。カメラがウリのスマホですが、ハイスペック端末と比べると残念感が強いです。
個人的にはReno5 Aを選びますが、本当にこのミドルレンジクラスのスマホは全体的にどの端末も捨てがたいです。それぞれの特徴を見極めて、自分にあった端末を選んでみてください!
比較してほしいものなどがありましたら、コメント欄に記載してくれるとできる限りは対応します!
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